「おからはヘルシーなはずなのに、食べたら太った気がする…」そんな声を耳にすることがあります。低カロリーで食物繊維が豊富なおからは、本来ダイエットの味方になる食材です。
この記事では、おからで太る原因と、太らずに上手に取り入れる食べ方を、栄養データをもとにわかりやすく整理します。1日の適量や食べ過ぎの注意点まで、これを読めばスッキリ解決できます。
結論:おから自体は太りにくい食材です。太るとしたら、その多くは「食べ方」や「味つけ」が原因です。
おからは太る?まず知っておきたい結論
結論からお伝えすると、おからは低カロリーで糖質も少なく、太りにくい食材です。生のおからは100gあたり88kcalで、白いごはん100g(156kcal)と比べてもかなり控えめです。
それでも「おからで太った」と感じる場合、原因はおからそのものではありません。油や調味料の使い過ぎ、いつもの食事に追加することによるカロリーオーバーなど、食べ方に理由が隠れています。
つまり、ポイントを押さえれば、おからは安心して取り入れられます。まずはおからの栄養を正しく知ることから始めましょう。
おからのカロリーと栄養を正しく知る
おからのカロリーや糖質は、ネット上の情報によって数値がバラバラなことがあります。ここでは文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、正確な数値を確認しておきましょう。
| 食品(100gあたり) | エネルギー | 糖質 | 食物繊維 |
|---|---|---|---|
| 生おから | 88kcal | 約0.6g | 約11.5g |
| おからパウダー(乾燥) | 約421kcal | 約8.7g | 約43.6g |
| 白ごはん(参考) | 156kcal | 約35.6g | 約1.5g |
注目したいのは、生おからの糖質が100gあたり1g未満とごくわずかな点です。一方で食物繊維は約11.5gと豊富で、白ごはんの何倍も多く含まれています。糖質を抑えながら食物繊維をしっかり摂れるのが、おからの大きな魅力です。
乾燥タイプの「おからパウダー」は、水分が抜けている分グラムあたりのカロリーは高めです。ただし実際に使う量は少量(小さじ〜大さじ程度)なので、料理に振りかけて使うぶんには摂取カロリーが膨らみすぎる心配はありません。
主食のカロリーや糖質が気になる方は、白ごはんの数値もあわせてチェックしておくと比較しやすくなります。


おからで太ってしまう4つの食べ方
おからで太る背景には、共通するパターンがあります。ここでは特に多い4つの食べ方を見ていきましょう。当てはまるものがないか、ふだんの食事を振り返ってみてください。
調理で油を多く使ってしまう
おからはスポンジのように油を吸い込みやすい食材です。卯の花を炒めるときや、おからを使ったコロッケ・ナゲットなどで油を多く使うと、その油のぶんだけカロリーが大きく上がります。
炒めるときは油を控えめにし、テフロン加工のフライパンを活用するのがおすすめです。揚げ物よりも、煮る・蒸す・電子レンジ調理を選ぶとカロリーを抑えられます。
濃い味つけで調味料を使い過ぎる
おからは淡白な味わいなので、しっかり味をつけたくなりがちです。砂糖やみりんを多く使うと、その糖分がカロリーに上乗せされます。
だし(出汁)の旨みを活かすと、少ない調味料でも満足感のある味に仕上がります。甘みを足したいときは、砂糖の量を少しずつ減らして調整してみましょう。
いつもの食事にプラスして食べる
おからが低カロリーでも、ふだんの食事にそのまま追加すれば、1日の総カロリーは増えます。「ヘルシーだから」と量を気にせず食べ続けると、消費カロリーを上回って体重が増えることもあります。
ダイエット目的なら、ごはんの一部をおからに置き換えるなど、何かと入れ替える発想が大切です。プラスするのではなく、置き換えると考えると失敗しにくくなります。
水分が足りず便秘になる
おからに多い不溶性食物繊維は、水分を含んでふくらみ、便のかさを増やします。ただし水分が不足していると、かえって便が固くなり、便秘につながることがあります。
おからを食べる日は、いつもより意識して水やお茶をこまめに飲みましょう。水分をしっかり摂ることで、食物繊維のはたらきをサポートできます。
太らない・続けやすいおからの食べ方
食べ方を少し工夫するだけで、おからはぐっと取り入れやすくなります。ここでは無理なく続けられる3つのコツを紹介します。
おからは胃の中で水分を吸ってふくらむため、食事のはじめに食べると満腹感を得やすくなります。結果として、その後の食べ過ぎを防ぎやすくなります。
生おからなら1日30〜50gを目安にしましょう。一度にたくさん食べるより、少量を毎日続けるほうが負担なく取り入れられます。
ハンバーグのつなぎや、ごはん・小麦粉の一部をおからに置き換えると、全体のカロリーと糖質を抑えられます。プラスではなく置き換えがコツです。
毎日の料理に手軽に取り入れたいなら、保存がきいて使いやすい「おからパウダー」が便利です。みそ汁やヨーグルト、スープにさっと混ぜるだけで、食物繊維を無理なくプラスできます。

おからを食べ過ぎたときの注意点
体に良い食材でも、食べ過ぎは禁物です。おからは食物繊維が豊富なぶん、摂り過ぎるとお腹の調子に影響することがあります。
食物繊維を一度に摂り過ぎると、お腹が張ったり、人によってはお腹がゆるくなったりすることがあります。逆に、水分が足りないと便が固くなることもあるため、量と水分のバランスが大切です。
1日の食物繊維の目標量は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」で、18〜29歳は20g以上、30〜64歳は22g以上(男女共通)とされています。日本人は平均で15g前後と不足しがちなので、おからは不足を補うのに役立ちます。
おからに多いのは不溶性食物繊維です。海藻や果物に多い水溶性食物繊維と組み合わせると、バランスよく食物繊維を摂れます。たとえば、おから料理にわかめの味噌汁を添えるといった工夫がおすすめです。
おからは「適量・水分・組み合わせ」の3つを意識すれば、お腹にやさしく続けられます。
よくある質問
- おからは夜に食べると太りますか?
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おから自体は低カロリーなので、夜に食べたからといってすぐ太るわけではありません。ただし夜遅い時間の食事は脂肪としてたくわえられやすいため、量と味つけには気をつけると安心です。
- おからパウダーと生おから、どちらがダイエット向きですか?
-
どちらも食物繊維が豊富で向いています。生おからは料理のかさ増しに、おからパウダーは飲み物やスープへの混ぜ込みに便利です。続けやすさで選ぶとよいでしょう。
- おからは1日にどのくらい食べてよいですか?
-
生おからなら1日30〜50gが目安です。食物繊維を多く含むため、一度にたくさん食べるより、毎日少しずつ取り入れるのがおすすめです。
まとめ
おからは低カロリーで糖質が少なく、食物繊維が豊富な、ダイエットの心強い味方です。最後に大切なポイントを振り返りましょう。
- 生おからは100gあたり88kcal・糖質1g未満と太りにくい
- 太る原因は油・調味料の使い過ぎや、食事へのプラス食い
- 食事の最初に食べ、1日30〜50gを目安にする
- ごはんや小麦粉と置き換えるとカロリーを抑えやすい
- 食べ過ぎず、水分と水溶性食物繊維を組み合わせる
まずは今日の食事に、おからを大さじ1〜2杯だけ取り入れてみませんか。少量から無理なく始めれば、おからのある食生活を心地よく続けられます。
カロリーや糖質が気になる食材は、ほかにもあります。気になるものから、太らない食べ方を知っておくと安心です。

参考にした情報
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

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