「バターカッターを買ったのに、硬くて刃が入らない」「切ったら崩れてしまった」と困っていませんか。バターカッターは、タイプに合った硬さで使えば、200gのバターを決まった量にそろえて切り分けられる便利な道具です。うまくいかないときは、バターの硬さと押し下げ方を見直すと解決しやすくなります。
この記事では、ワイヤー式・打ち抜き式・スプーン型の3タイプ別の使い方と、切れないときの対処、100均や通販での選び方、切ったバターを冷蔵・冷凍で保存するコツをまとめました。
この記事のポイント
- ワイヤー式・打ち抜き式は、少しやわらかくしたバターをまとめて切るタイプです
- スプーン型は、冷蔵庫から出したての硬いバターを、使う分だけ切り取るタイプです
- 切れないときは、バターの硬さと、真上から押しているかを確かめます
- 切ったバターは包み直して密閉し、冷蔵か冷凍で保存します
バターカッターの種類と選び方
バターカッターは、切り方で大きく3つのタイプに分かれます。まとめて切って保存したいのか、使うたびに少しずつ切りたいのかで、合うタイプが変わります。まずは違いを表で見比べておきます。
| タイプ | 切り方 | 合うバターの硬さ | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| ワイヤー式(ケース一体型) | 格子状に張ったワイヤーをバターに押し当て、一度に小分けにする | 少しやわらかくした状態 | 毎朝のトーストなど、同じ量を何度も使う |
| 打ち抜き式(ステンレス刃) | 格子状のステンレス刃を上から押し込み、一度に小分けにする | 少しやわらかくした状態 | まとめて切りたいが、ワイヤーのたるみが気になる |
| スプーン型(都度カット式) | バターの端に刃を当てて押し下げ、1回分だけ切り取る | 冷蔵庫から出したての硬い状態 | 使う回数が少なく、残りを塊のまま保存したい |
ワイヤー式と打ち抜き式は、一度切ってしまえば、あとは1個ずつ取り出すだけで済みます。そのかわり切り口が多くなり、空気に触れる面が増えるので、保存の仕方に少し気を配る必要があります。スプーン型は毎回切る手間がかかるものの、残りのバターが大きな塊のままなので、乾きにくいのが利点です。
買う前に確かめたいポイント
同じタイプでも、製品によって使えるバターの大きさや、1個あたりの量が違います。買う前に、次の点を商品の表示で確かめておくと失敗が少なくなります。
- 対応するバターの大きさ:200g用が中心で、450gのバターには対応品が必要です
- 1個あたりの量:約5g、約10gなど、製品ごとに切れる量が決まっています
- ふたの作り:かぶせるだけのふたで、密閉はできない製品もあります
- お手入れのしやすさ:分解して洗えるか、食洗機を使えるかは製品で違います
1個の量は、ふだんトースト1枚に塗る分を思い浮かべると決めやすくなります。少しずつ使いたいなら5g前後、料理にもまとめて使うなら10g前後というように、使い方に合わせて選ぶのが近道です。
バターカッターの使い方|タイプ別の手順
使い方の基本は、タイプに合った硬さにしてから、刃をまっすぐ押し下げることです。ワイヤー式・打ち抜き式とスプーン型では、バターの準備が正反対になります。手持ちのカッターがどちらなのか、先に確かめておきましょう。
どのタイプでも、カッターとケースは乾いた状態で使います。水気が残っているとバターがすべり、切り口もきれいにそろいません。ケースが作業台の上で動くときは、下に固くしぼったふきんを敷くと安定します。
ワイヤー式・打ち抜き式の使い方
まとめて切るタイプは、次の流れで進めるとスムーズです。
冷蔵庫から出したバターを、包装のまま室温に置きます。置く時間は室温やバターの冷え具合で変わるので、表面を指で軽く押して、少しへこむくらいが目安です。
銀紙をはがし、バターをケースや台の中央にまっすぐ置きます。斜めに置くと、端の列だけ小さく切れてしまいます。
カッターの両端に手を添え、片側だけに力がかからないよう、真上から押し下げます。ゆっくりでかまわないので、途中で止めずに底まで通すのがきれいに切るコツです。
切ったバターはケースに入れたまま冷蔵庫に戻します。ふたが密閉式でないときは、ケースごと保存袋に入れるか、ラップをかけてからしまうと乾きにくくなります。
切り分けたバターは、バターナイフで1個ずつ取り出します。冷蔵庫で冷えて硬さが戻ってからのほうが、隣の1個とくっつかずに取り出せます。
スプーン型(都度カット式)の使い方
スプーン型は、冷蔵庫から出したばかりの硬いバターに使います。やわらかいバターだと刃に張りつき、切り口がつぶれてしまうためです。
バターの角に刃を当て、刃先を立てたまま真下へ押し下げると、1回分をすくい取れます。目安線が付いた製品なら、線の位置まで刃を入れると量を調節できます。使い終わったら刃についたバターをふき取り、残りは包装を戻して冷蔵庫へしまいます。
バターカッターでうまく切れないときの原因と対処
「刃が入らない」「割れる」「くっつく」といった失敗は、原因が分かれば次から防げます。よくある困りごとと対処を表にまとめました。
| 困りごと | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 刃が途中で止まる・入らない | バターが冷えすぎて硬い | 室温に少し置いてから切る |
| バターが割れる・崩れる | 硬いまま押した、片側だけに力がかかった | 少しやわらかくして、真上から均等に押す |
| 切ったバターがくっついて取れない | やわらかくしすぎた | 冷蔵庫で冷やし直してから取り出す |
| 1個ごとの量がばらつく | バターが斜めに置かれている | ケースの中央にまっすぐ置いて切る |
| スプーン型ですくえない | バターがやわらかすぎる | 冷蔵庫で冷やしてから使う |
硬いバターに無理な力をかけると、ワイヤーがたるんだり、ステンレスの刃が曲がったりするおそれがあります。
電子レンジでやわらかくするときの注意
急いでいるときは電子レンジで温めたくなりますが、バターは一部だけが溶けやすい食品です。角や表面が溶けると形が崩れ、ワイヤーを通しても1個ずつの量がそろいません。
温めるなら、ごく短い時間ずつ様子を見て、溶けはじめる前に止めるのがコツです。時間に余裕があるなら、室温に置いて全体を同じ硬さにしたほうが、見た目もきれいに切り分けられます。一度溶けた部分は、冷やし直しても元のなめらかさには戻りにくいので、温めすぎには気をつけてください。
使ったあとのお手入れ
バターの油分は水だけでは落ちにくいので、ぬるま湯と台所用洗剤で洗います。ワイヤー式は、ワイヤーを強くこするとたるみの原因になるため、やわらかいスポンジでなでるように洗うと傷めにくくなります。
洗ったあとは水気をよくふき取り、しっかり乾かしてから次のバターをセットします。水滴が残ったままだと、保存中の傷みにつながります。食洗機を使えるかどうかは製品で違うので、取扱説明の表示を確かめましょう。ワイヤーの付け根やケースの角はバターが残りやすいので、すすぐ前にひと目確かめると洗い残しを防げます。
バターカッターはどこで買える?100均・雑貨店・通販の選び方
バターカッターは、100円ショップ、生活雑貨店、ホームセンター、通販サイトで探せます。手軽に試すなら100均、1個の量や作りにこだわるなら通販というように、目的で使い分けると迷いません。
| 買える場所 | よいところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 100円ショップ | 安く試せて、合うタイプを見極めやすい | 品ぞろえが店舗や時期で変わる |
| 生活雑貨店・ホームセンター | 大きさやふたの閉まり具合を実物で見られる | カッター付きの扱いがない店もある |
| 通販サイト | 450g対応や5g刻みなど種類が多い | 寸法や1個の量を商品ページで確かめる必要がある |
100均(ダイソー・セリア)で探す
ダイソーやセリアでは、カッター付きのバターケースや、使う分だけ切り取るスプーン型のカッターが見つかることがあります。税込110円の商品から試せるので、自分に合うタイプが分からない段階でも手に取りやすいのが魅力です。
一方で、ふたが密閉式でないものや、200gより大きなバターには使えないものもあります。売り場はキッチン用品のコーナーが中心ですが、品ぞろえは店舗と時期で変わります。見つからないときは、店員さんに商品の種類を伝えて聞くと早く見つかります。
100均では、パンまわりの小物も手軽にそろいます。トーストをサクふわに焼き上げる道具が気になる方は、こちらも参考にしてください。

生活雑貨店・ホームセンターで探す
生活雑貨店やホームセンターでは、バターケースの売り場にカッター付きの商品が並ぶことがあります。ニトリや無印良品で探す方もいますが、カッター付きの専用品を扱っているかは時期によって変わります。
店頭では、ふたを実際に開け閉めして、軽い力でしっかり閉まるかを見ておくのがおすすめです。出かける前に各社の公式通販サイトで「バター」と検索しておくと、取り扱いの有無が分かり、無駄足を防げます。
通販で選ぶときのチェックポイント
通販では実物を見られないので、最初の章で挙げたポイントを、商品ページの仕様欄で一つずつ確かめます。見落としやすいのが、対応するバターの寸法です。同じ200g用でも、製品ごとに入れられる大きさの上限が決まっているため、手持ちのバターの箱を測って比べておきましょう。
ワイヤー式を選ぶなら、ワイヤーが切れたときの交換部品が用意されているかも見ておくと、長く使い続けられます。届いたら、初めて使う前に一度洗っておくと気持ちよく使いはじめられます。
カットしたバターの保存方法|冷蔵・冷凍のコツ
切り分けたバターは、空気・光・におい・温度の変化の影響を受けやすくなります。切り口が増えたぶん、包み直して密閉するひと手間が、風味を保つポイントです。
切り口が空気に触れたままになると、表面から乾いて風味が落ちやすくなります。使う分を取り出したらすぐに包み直し、ふたを閉めてから冷蔵庫に戻しましょう。切ってすぐ包み直す習慣をつけておけば、乾燥を防ぎやすくなります。においや色がいつもと違うときの扱いは、このあとのよくある質問で紹介しています。
冷蔵で保存するとき
市販のバターの多くは、パッケージに「要冷蔵(10℃以下)」と表示されています。賞味期限は未開封で表示どおりに保存した場合の期限なので、開封後は期限にかかわらず、なるべく早めに使い切るのが基本です。
切ったバターは、包装の銀紙で包み直すか、ラップでぴったり包んでから密閉容器に入れます。冷蔵庫のドアポケットは開け閉めのたびに温度が変わりやすいので、奥の棚が向いています。バターはにおいを吸いやすいため、香りの強い食品のそばも避けるようにします。
冷凍で保存するとき
すぐに使い切れない分は、冷凍しておく方法もあります。1回に使う量ずつ切り分けて1個ずつラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜いて閉じます。ワイヤー式で切ったバターなら、最初から小分けになっているので手間がかかりません。
使うときは、必要な分だけ冷蔵庫に移して解凍します。炒め物やソテーに使うなら、凍ったままフライパンに入れてもかまいません。解凍と冷凍を繰り返すと風味が落ちやすいので、使う分だけ取り出せるよう小分けにしておきましょう。
ほかの食材も冷凍で無駄なく使い切りたいときは、こちらの記事もあわせてどうぞ。

保存容器・バターケースの選び方
保存容器は、200gのバターが余裕をもって入る大きさで、ふたがしっかり閉まるものを選びます。素材やふたの作りによって、使い勝手は次のように変わります。
- ホーロー:においが移りにくく洗いやすいが、落とすと欠けることがある
- 樹脂(プラスチック):軽くて扱いやすいが、においや色が移ることがある
- バルブ付きの密閉ぶた:空気が入りにくく、切り口の乾燥を防ぎやすい
カッター付きのケースは、ふたがかぶせるだけの作りで、密閉はできない製品もあります。その場合は、切ったバターをラップで包んでから別の密閉容器に移すと、乾燥に加えてにおい移りも防げます。
密閉容器を100均や無印良品で選ぶときの見方は、コーヒーの保存容器をタイプ別に比べたこちらの記事も参考になります。

バターカッターに関するよくある質問
- ワイヤーがたるんだり切れたりしたら、どうすればいいですか?
-
たるんだワイヤーでは量がそろわず、切れたワイヤーは手を傷つけるおそれもあるので、そのまま使うのはやめましょう。交換用のワイヤーや部品を用意している製品もあるため、まずはメーカーの案内を確かめます。部品がなければ、買い替えどきと考えてよいでしょう。
- 450gのバターにも使えますか?
-
200g用のカッターに、450gのバターはそのままでは収まりません。450g対応と書かれた製品を選ぶか、ケースの内寸に合わせて包丁で切ってから使います。切る前に箱とケースの寸法を測っておくと、無駄なく分けられます。
- バターカッターがないときは、どうやって切り分ければいいですか?
-
包丁で半分、さらに半分と切っていく方法があります。200gのバターなら、8等分で1個約25g、16等分で1個約12.5gです。包丁をお湯で温め、水気をふき取ってから使うと、なめらかに刃が入ります。
- カットしたバターはどのくらい日持ちしますか?
-
日数はバターの種類や保存の状態で変わるため、一律には言えません。冷蔵なら賞味期限内でも早めに使い切り、しばらく使わない分は冷凍に回すのがおすすめです。においや色が変わったとき、カビが見えるときは、食べずに処分してください。
まとめ
バターカッターは、タイプに合った硬さで使えば、決まった量をすばやく切り分けられる道具です。最後に、この記事の要点を振り返ります。
- ワイヤー式・打ち抜き式は少しやわらかくしてから、スプーン型は冷えた硬いまま使う
- 刃は真上から均等に押し下げ、硬いときは力ずくで押さずに待つ
- 買うときは、対応するバターの大きさ・1個の量・ふたの作りを確かめる
- 切ったバターは包み直して密閉し、すぐ使わない分は小分けにして冷凍する
まずは手持ちのバターの大きさと、ふだん1回に使う量を確かめてから、合うタイプのバターカッターを選んでみてください。

コメント