「さあ、お菓子を作ろう!」と材料を揃え始めたら、ベーキングパウダーがない。棚の奥から出てきたものは、いつ買ったのか思い出せない。そんな経験はありませんか?
たった一つの材料のために買い物に出るのは面倒ですよね。でも安心してください。重曹やホットケーキミックスなど、家にあるもので十分に代用できます。
この記事では、ベーキングパウダーの代用品7つを分量・仕上がりの違いとともに紹介します。作りたいお菓子に合わせてぴったりの代用品を選べるよう、お菓子別のおすすめガイドもまとめました。
結論から言うと、もっとも手軽で万能な代用品は「重曹」です。分量はベーキングパウダーの半分が目安。酸性の食材(ヨーグルトやレモン汁)と組み合わせると、さらに膨らみがよくなります。
ベーキングパウダー代用品の早見表
まずは7つの代用品の分量と特徴を一覧で確認しましょう。ベーキングパウダー小さじ1に対する目安量です。
| 代用品 | 目安量(BP小さじ1分) | 仕上がりの特徴 | おすすめのお菓子 |
|---|---|---|---|
| 重曹 | 小さじ1/2〜1/3 | 横に広がる・やや黄色・素朴な風味 | どら焼き・クッキー |
| 重曹+ヨーグルト | 重曹 小さじ1/3+ヨーグルト 大さじ1 | しっとり・苦味が少ない | マフィン・蒸しパン |
| 重曹+レモン汁 | 重曹 小さじ1/4+レモン汁 小さじ1/2 | 爽やかな風味・軽い食感 | スコーン・パウンドケーキ |
| マヨネーズ+重曹 | マヨ 大さじ1/2+重曹 小さじ1/2 | コクが出る・しっとり | パウンドケーキ・蒸しパン |
| ホットケーキミックス | 粉類をまるごと置き換え | 甘みあり・味が安定 | クッキー・ドーナツ |
| ドライイースト | 小さじ1/2〜1(要発酵) | もちもち・パンに近い風味 | ドーナツ・揚げパン |
| 炭酸水(無糖) | 液体の半量〜全量を置き換え | ふんわり・軽やか | ホットケーキ・天ぷら衣 |
| メレンゲ(卵白) | 卵1個分の卵白 | ふわふわ・きめ細かい | シフォンケーキ・スフレ |

それでは、それぞれの代用品の使い方やコツを詳しく見ていきましょう。
ベーキングパウダーの代用品7選と使い方
重曹(ベーキングソーダ)|もっとも手軽な定番代用品
重曹はベーキングパウダーの主成分そのもの。加熱すると炭酸ガス(二酸化炭素)を発生させ、生地を膨らませてくれます。掃除用として常備している方も多いのではないでしょうか。
分量の目安は、ベーキングパウダーの1/2〜1/3程度。重曹は膨張力が強いので、入れすぎると苦味やしょっぱさが出てしまいます。少なめからスタートして、仕上がりを見ながら調整するのがコツです。
重曹が生地を膨らませる仕組みはシンプルです。重曹(炭酸水素ナトリウム)が加熱されると、炭酸ナトリウム・水・二酸化炭素の3つに分解されます。この二酸化炭素が生地の中に気泡をつくり、スポンジのような構造を生み出すわけですね。
重曹で膨らませた生地は、横に広がりやすく、独特の香ばしい風味と黄色っぽい焼き色がつくのが特徴です。ベーキングパウダーのように縦にふんわりとは膨らまないため、この特徴を活かせるお菓子を選ぶことが大切です。
おすすめは、どら焼きやまんじゅうなどの和菓子。重曹の風味が和菓子らしい素朴な味わいを引き出してくれます。カントリー風のざくざくクッキーや、チョコレート系の焼き菓子にも相性がよいですよ。ココアやチョコの強い風味が重曹の苦味をうまくカモフラージュしてくれます。
重曹+ヨーグルト|苦味を抑えてしっとり仕上げ
重曹の弱点である「苦味」をカバーしたいときは、ヨーグルトと組み合わせるのが効果的です。お菓子作り好きの間でも定番の組み合わせですね。
ヨーグルトに含まれる乳酸(酸性)が重曹(アルカリ性)と反応し、効率的にガスを発生させます。中和反応が起きるので、重曹の苦味やえぐみが和らぐのがポイント。さらにヨーグルトの水分と乳脂肪が、生地にしっとりとした食感を与えてくれます。
分量の目安は以下のとおりです。
- 重曹:小さじ1/3
- ヨーグルト(無糖プレーン):大さじ1
混ぜ方のコツとして、粉類に重曹を加え、液体類にヨーグルトを混ぜてから、最後に合わせるとムラなく仕上がります。
マフィンや蒸しパンなどしっとり系のお菓子に最適です。パウンドケーキに使えば、生地のパサつきを防いでくれます。
重曹+レモン汁(お酢)|爽やかな風味をプラス
ヨーグルトが手元にない場合は、レモン汁やお酢でも代用できます。クエン酸や酢酸が重曹と反応して、十分な膨らみを生み出してくれます。
分量の目安はこちらです。
- 重曹:小さじ1/4
- レモン汁またはお酢:小さじ1/2
レモン汁を使った場合は、仕上がりにほのかな柑橘の風味が加わります。お酢の場合は加熱で酸味が飛ぶので、風味への影響はほとんどありません。
スコーンやパウンドケーキなど、軽い食感に仕上げたいお菓子に向いています。レモン風味のマフィンやパンケーキにも好相性ですよ。
マヨネーズ+重曹|意外な組み合わせでコクをプラス
「マヨネーズでお菓子を?」と驚くかもしれませんが、これが意外と優秀な代用品になります。マヨネーズの原料に含まれるお酢が酸性剤の役割を果たし、重曹と反応してガスを発生させるからです。
さらに、マヨネーズの油分と卵が生地にコクとしっとり感を与え、重曹特有の苦味をマスクしてくれるという一石二鳥の効果があります。
おすすめの分量は以下のとおりです。
- 重曹:小さじ1/2
- マヨネーズ:大さじ1/2
粉類に重曹、液体類にマヨネーズを混ぜてから合わせると均一に仕上がります。
マフィンやパウンドケーキはもちろん、蒸しパンにもぴったり。野菜やチーズを入れたおかず系ケーキ(ケークサレ)なら、マヨネーズの塩気とコクがさらに活きます。
ホットケーキミックス|これ一つで味が決まる万能選手
ホットケーキミックス(HM)にはベーキングパウダーがすでに含まれているため、厳密には「代用」というより「材料ごと置き換える」方法です。薄力粉・砂糖・塩・ベーキングパウダーがあらかじめ配合されているので、計量の手間がぐっと減ります。
使い方は、レシピの「薄力粉+ベーキングパウダー+砂糖+塩」をまとめてホットケーキミックスに置き換えるだけ。たとえば薄力粉100g・砂糖30g・ベーキングパウダー小さじ1のレシピなら、約135gのホットケーキミックスで代用できます。
クッキーやスコーンならサクサクの食感に。揚げドーナツならふんわり懐かしい味わいに仕上がります。マフィンや蒸しパンも材料を混ぜるだけで簡単にできるので、朝食やおやつにもぴったりです。お菓子作り初心者にもっともおすすめできる方法ですね。
なお、天ぷら粉にもベーキングパウダーが含まれているため、同じ考え方で代用が可能です。ただし天ぷら粉は甘みが少なく塩気が強いので、甘いお菓子には不向き。サクッとした食感を出したい料理(天ぷらやフリッターなど)向きと考えましょう。
ドライイースト|もちもち食感を楽しみたいなら
パン作りでおなじみのドライイーストも代用品の一つ。ただし他の代用品とは仕組みが根本的に異なります。
ベーキングパウダーや重曹は「化学反応」でガスを出しますが、ドライイーストは「酵母」という微生物の発酵力で生地を膨らませます。そのため、生地を休ませる発酵時間が必要になるのが最大の特徴です。
30〜40度のぬるま湯に砂糖を少量加え、ドライイースト(小さじ1/2〜1)を溶かして5〜10分置きます。
発酵した液を他の材料に合わせ、生地をまとめます。
ラップをして30〜40度の温かい場所で30分〜1時間ほど置き、生地が2倍程度に膨らむまで待ちます。
もちもちとした弾力のある食感が活きるお菓子に向いています。イーストドーナツや揚げパン、中華まんの皮など、パンに近い生地のお菓子に最適です。時間に余裕があるときに挑戦してみてください。
炭酸水(無糖)|ふんわり軽い食感にするテクニック
炭酸水に溶け込んでいる炭酸ガスをそのまま利用する方法です。炭酸飲料を飲んだときに口の中でシュワシュワするあのガスを、お菓子作りに活用するわけですね。レシピ中の牛乳や水の一部または全量を、無糖の炭酸水に置き換えるだけで使えます。
生地に混ぜ込まれた炭酸ガスが加熱によって膨張し、生地を押し上げて気泡をつくります。これにより、ふんわりと軽い食感が生まれます。
ただし成功のカギは「ガスを逃がさないこと」。以下の3点を必ず守りましょう。
- 開封したての炭酸水を使う(気が抜けたものは効果なし)
- 生地を作る最後の工程で加える
- さっくり混ぜたらすぐに焼く(揚げる)
混ぜすぎたり時間を置いたりすると、せっかくのガスが抜けて効果がなくなってしまいます。手早さが勝負の代用品です。
ホットケーキやパンケーキならいつもよりふっくら軽やかに。天ぷらの衣に使えばサクッとクリスピーな食感になります。液体の多い生地と相性がよい方法です。

メレンゲ(卵白)|ふわふわ食感の決め手
卵白を泡立てて作るメレンゲは、空気の力で物理的に生地を膨らませる方法です。化学反応に頼らないので、添加物を使いたくない方にも向いています。
卵白を泡立てると、たんぱく質の膜が空気を包み込み、無数の細かい気泡ができます。この気泡が生地の骨格となり、加熱によって膨張することで、きめ細かくふわふわの食感を生み出すのです。
卵1個分の卵白に砂糖を3回に分けて加えながら、ツノが立つまでしっかり泡立てます。ボウルや泡立て器に油分や水分がついていると泡立ちにくいので、事前にしっかり拭いておきましょう。最大のポイントは、この泡を潰さないように生地と合わせること。ゴムベラで数回に分けて加え、さっくりと切るように混ぜてください。
シフォンケーキやスフレなど、ふわふわ・しゅわしゅわの食感が命のお菓子には欠かせません。スフレパンケーキなら、口の中で溶けるような食感を自宅で楽しめます。ハンドミキサーがあれば2〜3分で泡立ちますが、手動の泡立て器でも根気よく混ぜれば5〜8分ほどで仕上がりますよ。
代用にならないもの(間違えやすい食材)
見た目が似ていたり、ベーキングパウダーの成分に含まれていたりすることから代用できると誤解されがちですが、膨らませる力がない食材もあります。
片栗粉
片栗粉の主成分はじゃがいものでんぷんです。加熱するととろみはつきますが、ガスを発生させる力はないため代用できません。
ただし、クッキー生地に少量加えるとグルテンの形成を抑え、サクサク・ホロホロとした食感を出す効果はあります。膨らませる目的ではなく、食感改善として使うならアリですね。
コーンスターチ
コーンスターチはとうもろこしのでんぷんで、ベーキングパウダーの成分にも含まれています。「成分に入っているなら代用できるのでは?」と思われがちですが、あくまで保管中の化学反応を防ぐ遮断剤として配合されているだけ。コーンスターチ自体に膨張作用はありません。
ケーキ生地に少量加えると、きめ細かく軽い食感に仕上げる効果は期待できます。
作りたいお菓子別おすすめ代用品ガイド
「代用品の特徴はわかったけど、結局どれを使えばいいの?」という方のために、お菓子別のベストな選択肢をまとめました。

| 作りたいお菓子 | 第1おすすめ | 第2おすすめ |
|---|---|---|
| クッキー・サブレ | ホットケーキミックス | 重曹 |
| マフィン・パウンドケーキ | 重曹+ヨーグルト | マヨネーズ+重曹 |
| パンケーキ・ホットケーキ | 炭酸水 | メレンゲ |
| 和菓子(どら焼き・まんじゅう) | 重曹 | ― |
| ドーナツ | ホットケーキミックス | ドライイースト |
| 蒸しパン | 重曹+ヨーグルト | ホットケーキミックス |
| スコーン | 重曹+レモン汁 | ホットケーキミックス |
クッキー・サブレ
一番のおすすめはホットケーキミックスです。手軽にサクサクの甘いクッキーが作れて、味も安定しやすいのが魅力。計量の手間も減るので初心者にもやさしい選択肢ですね。
ザクザクとしたカントリー風の食感にしたいなら、重曹がおすすめです。横に広がって厚みのある、素朴な風味のクッキーに仕上がります。チョコチップクッキーなら、重曹の風味がチョコの甘さと好相性ですよ。
マフィン・パウンドケーキ
しっとりとした仕上がりを目指すなら、重曹+ヨーグルトの組み合わせがベスト。ヨーグルトの乳脂肪がコクを与え、パサつきを防いでくれます。マヨネーズ+重曹でもしっとり感は出せるので、お好みで選んでください。
甘めのマフィンを手軽に作りたい場合は、ホットケーキミックスも便利です。ブルーベリーやバナナを混ぜ込めば、カフェ風の本格マフィンが簡単にできます。
パンケーキ・ホットケーキ
もっとも手軽なのは炭酸水です。牛乳を炭酸水に置き換えるだけで、驚くほどふっくり軽い食感になります。いつものレシピをちょっとだけアレンジしたい方にぴったりの方法です。
手間を惜しまないなら、メレンゲを使ったスフレパンケーキに挑戦してみてはいかがでしょう。お店で食べるようなふわふわの食感が自宅で楽しめます。休日のブランチにおすすめですね。
和菓子(どら焼き・まんじゅう)
和菓子には迷わず重曹を選びましょう。独特の香ばしい風味と美しい焼き色が、和菓子の魅力を引き立ててくれます。むしろベーキングパウダーよりも重曹のほうが本格的な仕上がりになることも多いです。和菓子屋さんでも重曹(タンサン)を使っているお店は少なくありません。
ドーナツ
カジュアルに楽しむならホットケーキミックスが手軽です。揚げるとふんわりとした懐かしい味わいに仕上がります。お子さんと一緒に作るのにもおすすめです。
時間をかけられるなら、ドライイーストを使ったイーストドーナツに挑戦してみてください。発酵の手間はかかりますが、もちもちとした食感と豊かな風味は格別です。お店で買うような本格的なドーナツが自宅で楽しめますよ。
蒸しパン
重曹+ヨーグルトの組み合わせで、ふっくらもっちりとした蒸しパンが作れます。ヨーグルトの酸味がほんのりと生地に加わり、やさしい味わいに仕上がります。
ホットケーキミックスを使えばさらに簡単。材料を混ぜてレンジで加熱するだけのお手軽蒸しパンも可能です。
ベーキングパウダーと重曹の違い
代用品を上手に使いこなすために、ベーキングパウダーと重曹の違いを整理しておきましょう。どちらも「膨らし粉」と呼ばれますが、成分や仕上がりには大きな差があります。
| 項目 | ベーキングパウダー | 重曹 |
|---|---|---|
| 主な成分 | 重曹+酸性剤+遮断剤 | 炭酸水素ナトリウムのみ |
| 反応のしくみ | 水分+加熱の二段階 | 加熱(酸性食材があれば促進) |
| 膨らみ方 | 縦方向に均一 | 横方向に広がりやすい |
| 風味への影響 | 少ない | 苦味・えぐみが出やすい |
| 焼き色 | 淡い | 黄色〜茶色が強くなる |
ベーキングパウダーの3つの成分
ベーキングパウダーは、大きく分けて3つの成分で構成されています。
(1) ガス発生剤(重曹)…炭酸水素ナトリウム。加熱で分解して二酸化炭素を出し、生地を膨らませる主役です。
(2) 酸性剤…酒石酸水素カリウムや第一リン酸カルシウムなど。ガス発生剤と反応してガスの発生を促進します。複数の酸性剤を組み合わせることで、混ぜたときと焼いたときの二段階でガスが発生する仕組みです。
(3) 遮断剤…コーンスターチや小麦粉。保管中にガス発生剤と酸性剤が湿気で勝手に反応するのを防ぐ緩衝材の役割を果たします。
重曹だけだとどうなる?
重曹は炭酸水素ナトリウム単体なので、酸性の材料がなければ加熱だけで分解してガスを出します。ベーキングパウダーのように酸性剤が入っていないぶん、膨らみ方がおだやかで横方向に広がりやすくなります。
また、分解後に残る炭酸ナトリウムがアルカリ性のため、独特の苦味や黄色い焼き色の原因になります。これが和菓子では「いい味わい」として歓迎される一方、洋菓子では気になることが多いわけですね。
ベーキングパウダーについてのよくある質問
- 古いベーキングパウダーがまだ使えるか確認する方法は?
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コップに少量のお湯を入れ、ベーキングパウダーを小さじ1/2ほど加えてください。シュワシュワと勢いよく泡が出ればまだ使えます。泡立ちが弱い、またはまったく泡立たない場合は効果がなくなっているサインです。開封後は密閉容器に入れて冷暗所で保管し、3〜6ヶ月を目安に使い切るのが理想ですね。
- 代用品を使うと味や香りは変わる?
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代用品によっては変わることがあります。重曹はほろ苦い風味、マヨネーズはわずかな酸味とコク、ドライイーストはパンのような発酵した香りが出ます。これらの風味を「個性」として楽しむのもよいですし、チョコレートやシナモンなど香りの強い材料と組み合わせてカバーする方法もありますよ。
- アルミフリーのベーキングパウダーとは?
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酸性剤にミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)を使っていないベーキングパウダーのことです。アルミニウムの摂取を気にされる方向けの製品で、苦味や金属臭が少ないとも言われています。代用品として重曹を使う場合も同様にアルミニウムを含まないため、気になる方には安心ですね。
- ベーキングパウダーなしでも作れるお菓子はある?
-
あります。クレープ、プリン、ガトーショコラ(濃厚タイプ)、チーズケーキ、生チョコ、マカロンなどは、もともとベーキングパウダーを使わないレシピが一般的です。膨らませる必要がないお菓子なら、代用品を探す手間もかかりません。
- 重曹とベーキングソーダは同じもの?
-
はい、同じものです。「重曹」は日本語の呼び方で、「ベーキングソーダ」は英語名(Baking Soda)をカタカナにしたもの。どちらも炭酸水素ナトリウムという同じ成分を指しています。お店で両方見かけても迷う必要はありません。
- ベーキングパウダーの正しい保存方法は?
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未開封なら常温保存で問題ありませんが、開封後は湿気と高温が大敵です。しっかりフタが閉まる密閉容器に移し替えて、冷暗所で保管しましょう。使うときは素早く取り出して、すぐに容器を閉めるのがコツです。湿気を吸うとガスの発生力が落ちてしまいます。
- 代用品を複数混ぜて使ってもいい?
-
基本的にはおすすめしません。代用品ごとに膨らませる仕組みが異なるため、複数を混ぜると分量の調整が難しくなります。ただし「重曹+酸性食材(ヨーグルト、レモン汁、お酢)」の組み合わせは問題ありません。これはベーキングパウダーの仕組みを再現しているだけなので、安心して使えます。
まとめ
ベーキングパウダーがなくても、家にある材料でおいしいお菓子は作れます。最後に要点を振り返りましょう。
- もっとも手軽な代用品は重曹。分量はベーキングパウダーの1/2〜1/3が目安
- 苦味が気になるならヨーグルトやレモン汁と組み合わせる。酸性食材が重曹の弱点をカバー
- 初心者にはホットケーキミックスが安心。計量の手間も減って失敗しにくい
- もちもち食感ならドライイースト。ただし発酵時間が必要
- 片栗粉とコーンスターチは代用不可。膨らませる力がないので注意
作りたいお菓子が決まっている方は、上の早見表をもう一度チェックして、最適な代用品を選んでみてください。代用品ならではの仕上がりの違いを楽しむのも、お菓子作りの醍醐味ですよ。

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