10分でできる自学ネタ【小5】32選|先生に褒められる書き方

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「今日の自学、何にする?」——高学年になると毎日この会話が続きますよね。ネタを探しているうちに30分たっていた、なんて日もあるはずです。

じつは5年生の自学が長引く原因は、書くのが遅いことではありません。ネタを探す時間です。

この記事の結論は「教科書の目次をネタ帳にする」です。5年生で習う単元から選べば、探す時間がほぼゼロになり、しかも授業の復習になるので先生にも評価されやすくなります。

この記事では、5年生の単元にそった自学ネタを教科別に32個紹介します。それぞれ「ノートに何を書くか」まで添えてあるので、選んだ瞬間に手が動きます。あわせて10分でノートを埋める型と、先生に褒められる自学の共通点もまとめました。

目次

5年生の自学が10分で終わらない本当の理由

結論から言うと、時間を食っているのは「決める」工程です。書き始めてしまえば10分は意外と長く、A4ノート1ページくらいは埋まります。

5年生でネタ切れが起きやすいのには、はっきりした理由があります。

  • 低学年からの定番ネタを使いきっているため、漢字練習や計算ドリルだけでは物足りなくなる
  • 学習内容が急に難しくなり、「調べればわかる」だけのテーマが減る
  • 習い事や塾で忙しく、じっくり考える余裕そのものがない

そこで効くのが、教科書の目次を開いてしまうやり方です。5年生の教科書には1年分の単元がずらりと並んでいます。これがそのままネタのリストになります。

しかも今習っている単元か、これから習う単元を選べば、自学がそのまま予習・復習になります。ネタ探しと勉強が一度に片づく形ですね。

教科書の目次から選ぶ3ステップ

やり方はとても簡単で、慣れれば1分で決まります。10分の内訳もあわせて見ておきましょう。

STEP
教科書の目次を開く(1分)

今週の授業でやっている単元と、その前後をながめます。曜日で教科を固定しておくと、ここで迷いません。

STEP
「調べる」か「解く」かを決める(1分)

時間がない日は解くほうが早く終わります。じっくりやりたい日は調べる系を選びましょう。

STEP
型にそって書く(8分)

「目標・調べたこと・気づいたこと」の3ブロックで埋めます。型は記事の後半でくわしく紹介します。

教科をあらかじめ曜日で固定しておくと、STEP 1がさらに短くなります。月曜は算数、火曜は国語、水曜は理科、木曜は社会、金曜は英語というように決めておけば、開くページが最初から絞られるからです。

ここからは教科ごとに、5年生の単元から選んだネタを見ていきます。気になったものに付せんを貼っておくと、翌日以降がさらにラクになりますよ。

教科書の目次に付せんを貼って自学のネタを選んでいる小学生のノートと机の上

【算数】5年生の単元から選ぶ自学ネタ7選

算数は答えがはっきりしているぶん、10分で区切りをつけやすい教科です。問題を解くだけでなく「なぜそうなるか」を1行そえると、ぐっと自学らしくなります。

ネタノートに書くこと
小数のかけ算・わり算筆算を3問だけ解き、小数点をどこに打ったかを矢印で示す
公倍数と公約数12と18で試し、見つけ方の手順を自分の言葉で説明する
平均家族の身長や1週間の睡眠時間を平均する。実際の数字を使うのがコツ
単位量あたりの大きさお菓子2種類のレシートから1個あたりの値段を出して比べる
割合チラシの「20%引き」を計算し、もとの値段との差を書く
円周率と円の周りコップやお皿の直径を測り、直径×3.14で周りの長さを予想して実測と比べる
帯グラフ・円グラフ好きな給食のアンケートを家族にとってグラフ化する

とくにおすすめは単位量あたりの大きさです。レシートを1枚もらってくるだけで題材がそろい、買い物の役にも立ちます。

割合も、チラシがあれば5分で形になります。1000円の商品が20%引きなら、引かれる金額は1000×0.2で200円、支払いは800円ですね。「もとにする量」「比べる量」「割合」の3つがどれにあたるかを書きそえておくと、授業でつまずいたときの自分用メモになります。

円の周りを実際に測るときは、ひもを巻きつけてから定規で伸ばすとうまくいきます。予想と実測が近いほど「3.14を使う意味」が実感できます。

【国語】5年生の単元から選ぶ自学ネタ7選

国語はシリーズ化しやすいのが強みです。1つテーマを決めれば、1週間ぶんのネタになります。

ネタノートに書くこと
敬語の言いかえ表「言う」「行く」「食べる」を尊敬語・謙譲語・丁寧語に直して表にする
和語・漢語・外来語「やど・旅館・ホテル」のように同じ意味の3語を並べて印象の違いを書く
複合語集め「飛び上がる」「話し合う」など、2つの言葉が合体した語を10個集める
古典に親しむ「春はあけぼの」を今の言葉に直し、自分ならどの季節かを書く
部首で漢字を集めるさんずいの漢字を集め、共通する意味(水に関係する)を見つける
ことわざと自分の体験ことわざを1つ選び、意味に近い自分の出来事を3行で書く
物語の100字要約教科書の物語を100字ちょうどにまとめる。字数制限が思考の練習になる

ことわざは低学年でも扱うため、意味を写すだけだと物足りなく見えます。自分の体験と結びつけるひと手間で、高学年らしい自学になります。

敬語も5・6年生で学ぶ内容です。「言う」なら尊敬語が「おっしゃる」、謙譲語が「申す」、丁寧語が「言います」と、1つの動詞で3列そろいます。5個も並べれば表が完成するので、時間がない日でも仕上がりが良く見えるネタですね。

古典に苦手意識があるなら、まず音読して声に出すところから始めてみてください。意味がわからなくてもリズムは楽しめます。そのうえで一文だけ現代語に直せば、それで1ページぶんの中身になります。

【理科】5年生の単元から選ぶ自学ネタ7選

5年生の理科は「条件を変えて調べる」考え方が中心になります。実験そのものをしなくても、実験の計画を書くだけで立派な自学です。

ネタノートに書くこと
天気の変化と雲その日の空の写真を貼るか絵に描き、雲の名前と翌日の天気の予想を書く
種子の発芽の条件発芽に必要な水・空気・適した温度を、調べる実験の計画として整理する
メダカのたんじょう受精から誕生までの変化を、日数を追って図にする
流れる水のはたらきしん食・運ぱん・たい積の3つを、川の上流と下流の石の形で説明する
もののとけ方水の温度を上げたとき、食塩とミョウバンで溶ける量の増え方がどう違うかを書く
ふりこの運動1往復の時間は何で変わるかを予想し、糸の長さ・おもりの重さ・ふれはばで表にする
電磁石の強さコイルの巻き数と電流の大きさを変えたらどうなるかを図で示す

ふりこは予想が外れやすいテーマです。おもりを重くすれば速くなりそうに感じますが、1往復の時間を決めるのは糸の長さです。この「予想と結果のズレ」をノートに書くと、そのまま気づきの欄が埋まります。

もののとけ方も差が出やすいテーマです。水の温度を上げたときの溶ける量は、食塩とミョウバンで増え方がまるで違います。同じ「水に溶ける」でも、ものによって性質が違うと1行でまとめられれば十分な自学になります。

雲の観察は毎日ちがう空になるので、シリーズ化にも向いています。同じ時刻に空の写真を撮って並べると、数日で天気が西から変わっていく様子が見えてきますよ。名前がわからないときは種類から調べてみてください。

【社会】5年生の単元から選ぶ自学ネタ7選

5年生の社会は、日本の国土・食料生産・工業・情報とスケールの大きいテーマが続きます。地図やグラフを1つ描くだけでページが埋まるので、時間がない日にも向いています。

ネタノートに書くこと
日本の東西南北の端択捉島・南鳥島・沖ノ鳥島・与那国島を白地図に書き込み、位置関係をつかむ
米づくりの1年田おこしから収穫までを月ごとのカレンダーにする
とる漁業と育てる漁業2つの違いを表にまとめ、それぞれの良い点を1行ずつ書く
自動車ができるまでプレス→溶接→塗装→組み立て→検査の流れを矢印の図にする
ニュースが届くまで取材から放送までの流れを調べ、情報を受け取る側の注意点を書く
森林のはたらき水をたくわえる、土を守るなどの働きを3つ挙げ、身近な山の様子と結ぶ
日本で2位のもの調べ面積2位の湖、標高2位の山など。1位は有名でも2位は意外と知られていない

「2位調べ」は自学の定番ですが、5年生ならなぜ2位なのに知られていないのかまで書けると一段上になります。地元の駅や市の情報を調べるのも、国土の学習とつながって面白いですよ。

米づくりのカレンダーは、教科書の写真をたどるだけで作れます。春の田おこしと代かき、初夏の田植え、夏の水の管理と草取り、秋の稲刈りという流れを月ごとに並べれば、それだけで見ごたえのある1ページになります。農家の人がいちばん忙しい時期はいつかを最後に書くと、自分の考えの欄も埋まりますね。

【英語】5年生で教科になる外国語の自学ネタ4選

外国語は2020年度から5・6年生の教科になりました。成績がつく教科なので、自学で慣れておくと安心です。とはいえ難しいことをする必要はありません。

  • 英語の自己紹介カードを作る。名前・好きなもの・得意なことを短い文で並べる
  • 教室や自分の部屋にあるものの英語名を10個調べ、絵とセットで書く
  • 和製英語を集める。「シュークリーム」は英語では通じないなど、意外性があって楽しい
  • 電車やお店の英語アナウンスを聞き取り、日本語のアナウンスと並べて書く

和製英語は大人でも間違えやすいので、家族で盛り上がりやすいテーマです。調べたら必ず正しい英語表現もセットで書くようにしましょう。

ふだん使う言葉英語では
シュークリームcream puff(shoe cream だと靴用クリームの意味になる)
ホッチキスstapler
コンセントoutlet/socket
ノートパソコンlaptop

この4つを書きうつすだけでも半ページは埋まります。さらに「なぜ日本ではこの言い方になったのか」を想像して1行そえると、自分の考えが入った自学になりますね。

5年生がつまずきやすい3単元は自学で先取りすると効く

どうせ自学をするなら、あとで困りやすい単元を選ぶのが賢いやり方です。5年生の算数には、多くの子がつまずくポイントが集中しています。

単元つまずきやすい点自学での対策
単位量あたりの大きさ「どちらでわるのか」がわからなくなる1個あたり・1人あたりと言葉で書いてから式を立てる
割合もとにする量と比べる量が入れかわる問題文の「の」の前が、もとにする量だと印をつける
小数のわり算わる数が1より小さいと答えが大きくなる感覚がつかめない0.5でわる=2倍になる、と具体例で確かめる

つまずきやすい単元は、授業で習う1〜2週間前に自学で軽く触れておくと理解がスムーズになります。完璧に解ける必要はなく、言葉の意味を知っておくだけで十分です。

10分でノートを埋める「目標・調べたこと・気づいたこと」の型

ネタが決まっても、書き方で迷えば時間は延びます。毎回この3ブロックで書くと決めてしまえば、考えるのは中身だけになります。

10分自学ノートの型
【目標】今日は〇〇について調べる(1行)
【調べたこと】箇条書きか表で3〜5項目
【気づいたこと】わかったこと・意外だったこと・次に調べたいこと(2〜3行)

時間配分は、目標に1分、調べたことに6分、気づいたことに3分が目安です。いちばん大事なのは最後の「気づいたこと」で、ここに自分の言葉があるかどうかで評価が変わります。

調べたことをきれいに書くのに時間をかけすぎると、肝心の気づきを書く前に10分が終わってしまいます。先に気づきの欄を3行ぶん空けておくのがコツです。

実際に「単位量あたりの大きさ」で書くと、こんな形になります。

記入例:どっちがお得か調べる
【目標】お菓子2種類の1個あたりの値段を比べる
【調べたこと】A:12個入り360円/B:8個入り260円
A=360÷12=30円 B=260÷8=32.5円
【気づいたこと】大きい袋のほうが1個あたりは安かった。でも食べきれなければむだになるので、安いほうが必ず得とは限らないと思った。次はジュースの100mLあたりで比べたい。

調べたことは2行、気づいたことは3行です。金額を書きうつすだけで終わらせず、最後に自分なりの判断を1つ足す。この形が身についてしまえば、どの教科でも使い回せます。

目標・調べたこと・気づいたことの3ブロックに分かれた小学生の自主学習ノートの見開き

先生に褒められる自学ノートの4つの共通点

同じネタでも、書き方しだいで印象は変わります。評価されやすいノートには共通点があります。

  • 授業の内容を一歩深めている。習ったことを写すのではなく、そこから広げている
  • 自分の考えが1行でも書いてある。「〜と思った」「次は〜を調べたい」があるだけで違う
  • 図や表が入っていて、ひと目で内容がつかめる
  • クラスでかぶりにくいテーマを選んでいる

逆に注意したいのが、印刷したプリントを貼るだけの回です。時間の節約にはなりますが、文章がほとんどないと「作業」に見えてしまいます。プリントを貼るなら、ノートの半分は自分の文章で埋めると安心です。

かぶりを避けたいときは、テーマを1段せまくするのが早道です。「都道府県調べ」ではなく「自分の県で2番目に大きい市」にすると、それだけで他の子と重なりにくくなります。

ネタが浮かばない日の3分の探し方

教科書を開いてもピンとこない日はあります。そんなときの逃げ道を先に決めておくと、親子でイライラせずにすみます。

  • 前回のテストを見返し、まちがえた問題を3問だけ解き直す
  • その日のニュースで気になった言葉を1つ選び、意味を調べる
  • 今日が何の記念日かを調べ、由来を3行でまとめる
  • 学校の図書室で借りた本の内容を、図にして要約する

4年生までの教科書やドリルが残っているなら、それも立派な材料です。復習は「もう習ったこと」なので、10分で終わる可能性がいちばん高いネタでもあります。塾に通っているなら、そこで出た宿題の解き直しを自学に回す手もありますね。

それでも決まらない日のために、「困ったらこれ」を1つだけ決めておくのもおすすめです。100マス計算でも、漢字の部首集めでも構いません。中身より、机に向かう習慣が途切れないことのほうが大事だからです。

なお、自学そのものに向かえない日が続くなら、ネタの問題ではないかもしれません。声かけや環境の整え方を見直すほうが早く解決することもあります。

親のサポートはどこまでする?

結論としては、ネタ選びまでは一緒に、書くところからは本人にが続けやすい線引きです。

教科書の目次を一緒にながめて「今週はこのあたりだね」と話すだけで、子どもは決めやすくなります。一方で、まとめ方まで口を出すと自分の言葉が消えてしまい、評価されにくいノートになりがちです。

できあがったノートには、内容の正しさより取り組み方をほめる言葉をかけてみてください。「自分で気づいたことが書けてるね」の一言が、次の日のハードルを下げてくれます。

6年生になったらどう変わる?

6年生になると、自学の目的に「中学の準備」が加わります。5年生のうちは単元の理解を深めることが中心ですが、6年生では歴史や公民、英語の文づくりなど、中学につながるテーマが増えていきます。

また、1年後には卒業と受験が近づくため、時間の使い方そのものを工夫する必要が出てきます。6年生向けのネタと時間別の早見表は、次の記事にまとめてあります。

とはいえ、やり方そのものは5年生と変わりません。教科書の目次から選び、3ブロックの型で書く。この習慣を5年生のうちに作っておけば、6年生になってからネタ探しで悩む時間はぐっと減ります。

よくある質問

自学は毎日ちがうテーマにしないとだめですか?

同じテーマを続けても問題ありません。むしろ「部首シリーズ1日目」のように番号をつけて続けるほうが、毎日ネタを探す手間が減ります。1週間分をまとめて計画しておくとさらにラクです。

ノートは何ページ書けばいいですか?

学校によって決まりが違うので、まず先生の指示を確認してください。指定がない場合は見開きではなく1ページで十分です。量より、気づいたことが自分の言葉で書けているかが見られます。

タブレットで調べたことをまとめてもいいですか?

調べる手段としては便利ですが、丸写しにならないよう気をつけましょう。読んだ内容を一度閉じてから自分の言葉で書くと、写しになりません。学校のルールで使い方が決まっていることもあるので、そちらも確認してください。

計算ドリルだけの日があってもいいですか?

忙しい日はそれで構いません。ただ毎回同じだと物足りなく見えるので、最後に「今日は小数点の位置をまちがえた」など一言そえておくと印象が変わります。

まとめ

5年生の自学を10分で終わらせるポイントを振り返ります。

  • 時間を食っているのはネタ探し。教科書の目次をネタ帳にすると1分で決まる
  • 単元にそって選べば、自学がそのまま予習・復習になる
  • 書き方は「目標・調べたこと・気づいたこと」の3ブロックで固定する
  • 評価されるのは量ではなく、自分の言葉で書かれた気づき
  • 単位量あたりの大きさ・割合・小数のわり算は、先取りしておくと後がラク

まずは今日、教科書の目次を開いて気になった単元に付せんを1枚貼ってみてください。それだけで明日の自学が10分で終わります。

参考:小学校学習指導要領解説(文部科学省)/各教科の学年ごとの内容は、お使いの教科書の目次でも確認できます。

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