夜空を見上げていて「スノームーンって聞くけど、どの満月のこと?」と気になったことはありませんか。名前だけ知っていても、いつ見えるのか、なぜ雪の月と呼ばれるのかまでは意外と知られていません。
スノームーンとは、2月の満月に付けられた愛称です。この記事では、名前の由来や2027年に見られる日時、きれいに眺めるコツ、そして満月にまつわる豆知識までをまとめて紹介します。
スノームーン=2月の満月の呼び名。北米の雪深い季節にちなんだ名前で、天体そのものが特別なわけではありません。
スノームーンとは?2月の満月に付いた名前
スノームーンとは、2月に見られる満月の英語名(Snow Moon)です。1年で最も雪が多く降る時期の満月であることから、この名前が付きました。月の種類が違うわけではなく、あくまで「2月の満月の愛称」という位置づけです。
アメリカやヨーロッパでは、満月に季節ごとの名前を付ける文化が古くから伝わっています。日本でも「中秋の名月」のように月に名前を付ける習慣があり、感覚としては近いものがあります。
名前の由来|雪深い2月の気候から
スノームーンという名前は、北米の先住民が使っていた季節の呼び名がもとになっています。北米では2月が1年のうちで最も降雪量が多く、大地が深い雪に覆われる時期でした。その光景から、2月の満月は自然と「雪の月」と呼ばれるようになったのです。
先住民は暦の代わりに月の満ち欠けで季節を数えていました。満月に名前を付けておくことで、「今は雪の季節」「そろそろ種まきの季節」と、生活のリズムを共有していたと考えられています。

「ハンガームーン」など別名も
2月の満月には、スノームーン以外にもいくつかの呼び名があります。地域や部族によって、その土地の暮らしを映した名前が付けられてきました。
- ハンガームーン(Hunger Moon):雪で狩りが難しく、食料が乏しくなる時期にちなむ「飢餓の月」
- ストームムーン(Storm Moon):吹雪や嵐が多い季節を表す呼び名
- ボーンムーン(Bony Moon):食料が減り、やせ細る様子を表したチェロキー族の呼び名
どの名前も、厳しい冬を乗り越えようとする人々の暮らしぶりが伝わってきます。呼び名の背景を知ると、同じ満月でも少し違って見えてくるかもしれません。
スノームーンは2027年いつ見える?
次のスノームーンは、2027年2月21日に見ることができます。満月は毎年日付が少しずつ変わるため、その年ごとに確認しておくと安心です。ここでは具体的な日時と、観測のコツを紹介します。
日時(2027年2月21日)と月の出の目安
2027年のスノームーンが最も丸くなる(満月になる)瞬間は、日本時間で2月21日の午前8時台です。ただし昼間は月が見えないため、実際に楽しめるのは前夜の2月20日夜から、当日2月21日の夜にかけてになります。
満月の前後1〜2日は、肉眼ではほぼ真ん丸に見えます。「その日ちょうどでないと見られない」ということはないので、天気の良い夜を選んで見上げてみてください。
月の出はおおよそ夕方の日の入りごろ。東の空から昇り、真夜中ごろに空高くのぼります。低い位置の月は大きく見えやすいので、昇りはじめの時間帯もねらい目です。
きれいに見るための観測のコツ
スノームーンは特別な道具がなくても、肉眼で十分に楽しめます。より美しく眺めるために、いくつかのコツを押さえておきましょう。
- 街灯やビルの明かりが少ない、暗めの場所を選ぶ
- 建物や山の近くなど、比較対象があると月が大きく感じられる
- 双眼鏡があれば、クレーターの陰影まで見えて楽しさが増す
- 2月は冷え込むので、防寒対策をしっかりして短時間で楽しむ
スノームーンにまつわる豆知識
スノームーンをもっと楽しむために、満月の名前や見え方にまつわる豆知識を紹介します。知っておくと、夜空を見上げるのが少し楽しくなります。
満月ごとに名前がある理由(アメリカ先住民の暦)
1月から12月まで、満月にはそれぞれ愛称が付いています。これは北米先住民が、季節の移り変わりを満月とともに覚えていた名残です。近年はメディアやSNSを通じて、日本でもこうした呼び名が広まりました。

1月はウルフムーン、6月はストロベリームーン。名前を並べると、その月の景色が浮かんでくるね。
ほかの月の満月についても、名前の由来を知るとより楽しめます。1月と6月の満月は、それぞれ別の記事でくわしく紹介しています。




スーパームーン・ミニマムーンとの関係
満月の見かけの大きさは、その日ごとに少し変わります。月が地球に近いときの満月は「スーパームーン」、遠いときは「ミニマムーン(マイクロムーン)」と呼ばれ、大きさに差が出ます。
スノームーンがスーパームーンと重なる年もあれば、そうでない年もあります。呼び名(スノームーン)は月そのもの、大きさの呼び名(スーパームーンなど)は地球との距離によるもの、と分けて考えると分かりやすいです。
月の満ち欠けそのものに興味が出たら、満月にいたる途中の「上弦の月」もあわせて知っておくと、月の見え方の全体像がつかめます。


スノームーンにまつわる俗説・過ごし方
スノームーンは、占いやスピリチュアルの分野でも話題になります。ここではそうした俗説の背景と、満月の夜を楽しむアイデアを紹介します。あくまで文化的な楽しみ方として、気軽に取り入れてみてください。
「浄化・手放し」と言われる背景
満月は「区切り」や「実り」の象徴とされ、スノームーンの時期は「手放し」「浄化」のテーマで語られることがあります。これは占いや文化的な解釈であり、科学的に効果が証明されたものではありません。
とはいえ、季節の節目に身のまわりを整えたり、1年の目標を見直したりするきっかけにするのは前向きな習慣です。「満月だから片付けをしよう」と、暮らしを整える合図に使うくらいがちょうどよいでしょう。
満月の夜の楽しみ方アイデア
スノームーンの夜は、ちょっとした工夫でぐっと特別な時間になります。難しい準備はいりません。
- 温かい飲み物を用意して、窓辺やベランダから月を眺める
- スマホや双眼鏡で月を観察し、家族で見え方を比べてみる
- 1年の目標や、最近手放したいことをノートに書き出す
- 寒さが厳しい日は、写真だけ撮って室内でゆっくり楽しむ
スノームーンは道具いらずで楽しめる冬の風物詩。無理をせず、その日の天気と体調に合わせて夜空を見上げてみてください。
よくある質問
- スノームーンは毎年同じ日に見られますか?
-
いいえ。満月の日付は年によって変わります。おおむね2月上旬から下旬のあいだで、その年ごとに1日だけ満月の日が決まります。事前に日付を確認しておくと安心です。
- スノームーンは特別に大きく見えるのですか?
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名前自体は大きさとは関係ありません。地球との距離によってスーパームーン(大きめ)になる年もありますが、スノームーンだから必ず大きい、ということはありません。
- 「スノームーン」は日本の呼び方ですか?
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もともとは北米の先住民に由来する英語の呼び名です。近年、日本でもメディアやSNSを通じて広く使われるようになりました。
- 天体望遠鏡がないと楽しめませんか?
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肉眼でも十分にきれいに見えます。双眼鏡があればクレーターの陰影まで楽しめますが、なくても問題ありません。
まとめ
スノームーンとは、雪深い2月の満月に付けられた愛称です。ハンガームーンなどの別名からは、厳しい冬を生き抜いた人々の暮らしが伝わってきます。
次に見られるのは2027年2月21日ごろ。特別な道具はいりません。防寒対策だけ整えて、澄んだ冬の夜空に浮かぶ大きな満月を、ゆっくり見上げてみてください。









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