【2026】旧正月はいつ?意味・各国の祝い方・国内イベント

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【2026年版】旧正月はいつ?意味・由来から各国の祝い方・国内イベント情報まで徹底解説

「お正月が、もう一度くる国があるらしい」。そんな話を耳にしたことはありませんか。日本では1月1日でお正月を終えますが、世界に目を向けると、もう一度盛大に新年を祝う文化圏が存在します。それが「旧正月」です。

中国・韓国・ベトナム・シンガポールといったアジアの国々では、この旧正月こそが一年でもっとも大切な祝祭の時期。街は赤と金で華やかに彩られ、家族が集まり、縁起をかついだ料理を囲んで新年を祝います。

この記事では、2026年の旧正月の日付や意味・由来から、横浜中華街・神戸南京町・長崎ランタンフェスティバルといった国内で旧正月気分を味わえる場所、アジア12ヵ国の祝い方や縁起の良い食べ物、旅行・出張時の注意点まで、まとめてご紹介します。

結論:2026年の旧正月は2月17日(火)。中国は2月15日(日)〜2月23日(月)の9連休、横浜中華街は40回目の節目、長崎ランタンフェスティバルは新日程で18日間開催されます。

目次

旧正月とは?知られざる「もうひとつのお正月」の正体

旧正月とは、その名のとおり「旧暦」に基づくお正月のこと。旧暦における1月1日を新年として祝う日を指します。中国語圏では「春節(しゅんせつ)」と呼ばれ、こちらの呼び名のほうが世界的にはなじみがあるかもしれません。

現在私たちが使っているカレンダーは「新暦(太陽暦)」で、地球が太陽のまわりを一周する約365日を1年の基準にしています。一方の「旧暦(太陰太陽暦)」は、月の満ち欠けを基準にしていて、新月から新月までの約29.5日を1ヶ月とします。

かつての日本でも、暮らしの中心にあったのはこの旧暦でした。当時は旧正月を新年として盛大にお祝いしていたんです。年配の方が「昔のお正月はもっと暖かかった」と話すことがありますよね。これは、旧正月が現在の暦でいう1月下旬から2月頃にあたり、梅の花がほころび始める時期と重なっていたためです。

なぜ毎年日付が変わるの?旧暦が持つ不思議な仕組み

「旧正月は毎年日付が違う」と聞くと、ちょっと不思議に感じませんか。2024年は2月10日、2025年は1月29日、2026年は2月17日。このように日付がバラバラなのは、旧暦が月の満ち欠けを基準にしているからです。

月が満ちて欠けるまでの周期は約29.5日。これを12回繰り返すと約354日になり、太陽暦の1年(約365日)より11日ほど足りません。そのまま放置すると、3年で1ヶ月以上のズレが生じてしまいます。やがて夏に正月を迎えることにもなりかねません。

そこで旧暦では、ズレを解消するために「閏月(うるうづき)」という特別な月を設けています。だいたい3年に一度の頻度で、1年が13ヶ月になる年を作って暦と季節を調整するわけです。この巧みな仕組みのおかげで、旧正月は毎年「1月21日頃から2月20日頃」の範囲を行ったり来たりします。

日本ではなぜ祝わないの?明治の改暦という大転換

では、どうして現代の日本では旧正月を祝う習慣がほとんど残っていないのでしょうか。その答えは、明治時代の歴史にあります。

1872年(明治5年)、明治政府は突然こう布告しました。「来たる12月3日を、明治6年1月1日とする」。これによって、西洋諸国で使われていた新暦(太陽暦)への切り替えが一気に断行されました。以来、日本の新年は現在の1月1日に固定され、それまでの旧暦の正月は「旧正月」と呼ばれるようになります。

この急な改暦の公式な理由は「国際社会との暦の統一」とされていますが、裏には財政上の事情があったという説が有力です。改暦が行われた明治6年は、旧暦では閏月がある年で1年が13ヶ月。当時、役人への給料は月給制でした。もし旧暦のままだったら、政府は13ヶ月分の給料を支払う必要があったわけです。財政に余裕のなかった明治政府が、この1ヶ月分の人件費を削減するために改暦を急いだ、というのが定説となっています。

こうして日本では旧正月を祝う文化が公式には姿を消しました。とはいえ、沖縄など一部の地域では、今もなお旧正月を大切にする習慣が脈々と受け継がれています。

日本でも、節分・立春・七夕といった行事は旧暦の感覚に根ざしています。新年の抱負を立てる気持ちも、本来は旧暦の春の始まりとともにありました。抱負とは何か、目標との違いを整理しておくと、新年の節目の使い方もぐっと広がります。

【2026年】旧正月は2月17日!今後5年の日付一覧

2026年の旧正月(元日)は2月17日(火曜日)です。この日を起点に、中華圏では長い祝賀の期間がスタートします。中国は2月15日(日)から2月23日(月)までの9連休になる見込みです。

旅行の計画や海外取引先とのやり取りに役立つよう、今後数年間の旧正月の日付と干支を一覧にまとめました。

旧正月(元日)干支
2026年2月17日(火)午(うま)
2027年2月6日(土)未(ひつじ)
2028年1月26日(水)申(さる)
2029年2月13日(火)酉(とり)
2030年2月3日(日)戌(いぬ)

2026年は「午年(うまどし)」。中国語では「馬年吉祥(マーニェン・ジーシャン/ばねんきっしょう)」と表現し、「すべてが”うまく”いきますように」という縁起の良い願いが込められています。馬は中国文化では躍動感や成功を象徴する動物で、ビジネスシーンの新年挨拶でもよく使われます。

日本国内で旧正月(春節)を体験できる4スポット

「旧正月の雰囲気を味わってみたいけれど、海外までは行きにくい」という方も多いはず。じつは日本国内でも、旧正月(春節)を盛大に祝うイベントが各地で開催されています。ここでは代表的な4スポットと、2026年の最新情報をご紹介します。

横浜中華街「2026春節」~馬年吉祥~:記念すべき40回目の祭典

日本最大のチャイナタウン・横浜中華街では、旧正月の時期になると街全体が「春節」の祝祭ムードに包まれます。2026年は記念すべき40回目の開催で、例年以上に華やかな企画が用意されています。

開催期間は2026年2月17日(火)から3月3日(火)まで。前年から続く「2026春節燈花(しゅんせつとうか)」のランタンオブジェも合わせて楽しめます。横浜中華街公式の主な見どころは以下のとおりです。

  • カウントダウン:2月16日(月)24時頃、新年を迎える瞬間を体感
  • 採青(ツァイチン):2月17日(火・旧暦元日)からの獅子舞による商売繁盛祈願
  • 祝舞遊行(しゅくまいゆうこう):2月21日(土)の大規模パレード
  • 40回目記念獅子舞・変面ショー:2月28日(土)・3月1日(日)の特別企画
  • 元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい):3月3日(火)の幻想的なフィナーレ(横濱媽祖廟にて)

夜になるとランタンオブジェが灯り、まるで異世界に迷い込んだような光景が広がります。最新の開催スケジュールや混雑予測は、横浜中華街公式サイトで確認できます。

神戸南京町「春節祭」:龍舞と変臉が魅せる4日間

神戸の中華街・南京町で開催される「春節祭」は、1987年にスタートした歴史あるイベントです。2026年は2月17日(火・旧暦元日)、2月21日(土)から23日(月・祝)までの4日間にわたって開催されます。

期間中は、祝い事に欠かせない龍や獅子が舞い踊り、中国の伝統芸能「変臉(へんれん)」が披露されます。変臉は瞬時に顔のお面が変わる驚きのパフォーマンスで、一度見たら忘れられない体験になるはず。新調された龍が元町商店街から南京町を勇壮に練り歩く「南龍游行(なんりゅうゆうこう)」も見どころです。

食べ歩きの宝庫でもあるので、豚まんや小籠包、甘栗などを片手に祭りの雰囲気を満喫するのがおすすめ。詳細スケジュールは南京町公式サイトで確認できます。

長崎ランタンフェスティバル:約1万5千個のランタンが灯す幻想の世界

もともと長崎在住の華僑の人々が祝っていた春節を、街全体の一大イベントへと発展させたのが「長崎ランタンフェスティバル」です。2026年は2月6日(金)から2月23日(月・祝)までの18日間にわたって開催されました。2026年からは「2月の第1金曜日から17日間」というかたちで日程が固定化され、2026年は最終日翌日が祝日のため1日延長されています。

期間中、長崎新地中華街を中心に、市内各所に約1万5千個もの極彩色のランタン(中国提灯)が飾られ、街全体が幻想的な光に包まれます。会場ごとにランタンの色が異なるのも特徴で、眼鏡橋周辺は黄色、中華街はピンクといった具合に、お気に入りのスポットを探すのも楽しみのひとつです。

ハイライトは「皇帝パレード」。清朝時代のお正月を再現したもので、皇帝・皇后の御輿を中心に、華やかな中国衣装を身にまとった総勢約150名が練り歩く様子は圧巻です。龍踊りや二胡演奏、変面ショーなど毎日さまざまなイベントが開催され、冬の長崎を熱く盛り上げます。

沖縄の「旧正月(ソーグヮチ)」:今も暮らしに根づく独自の文化

沖縄、とくに漁業が盛んな糸満市などでは、今でも旧正月を「ソーグヮチ」と呼び、新暦の正月と同じくらい、あるいはそれ以上に大切に祝う風習が残っています。

この日、漁港には豊漁と航海の安全を祈願する色とりどりの大漁旗が掲げられ、漁師たちは仕事を休んで家族と過ごします。豚肉料理やターンム(田芋)といった沖縄ならではの正月料理を神仏にお供えし、一年の健康と繁栄を祈ります。本土とはまた違う、地域に根ざした旧正月の姿を見ることができる貴重な場所です。

【世界紀行】アジア12ヵ国の旧正月!祝い方と驚きの食文化

旧正月は、国や地域によって呼び名も祝い方も実にさまざま。ここからは、アジア各国のユニークな旧正月文化を巡る旅にご案内します。まずは一覧で全体像を見てみましょう。

国・地域呼び名代表的な食べ物特徴的な風習
中国春節(チュンジエ)餃子、魚料理、年糕(餅)爆竹、獅子舞、大規模な帰省
韓国ソルラルトックッ(餅のスープ)先祖供養(茶礼)、韓服の着用
台湾過年(グゥオニェン)年菜、大根餅、パイナップル大掃除、爆竹、紅包
ベトナムテトバインチュン(ちまき)桃や金柑の木で家を飾る
シンガポールChinese New Year魚生(ユーシェン)、みかん箸でサラダを高く持ち上げる
マレーシアTahun Baru Cinaイーサン(魚生)、みかんオープンハウス(家を開放)
香港農暦新年盆菜(プンチョイ)、年糕花火大会、競馬、寺院参拝
モンゴルツァガンサルボーズ(蒸し餃子)白い食べ物、日の出参拝
タイトゥルッ・チーン中華料理全般チャイナタウンでの祭り
フィリピンChinese New Yearティコイ(餅菓子)、豚の丸焼き赤い服、丸い果物を飾る
インドネシアイムレッククエ・ケランジャン(餅菓子)バロンサイ(獅子舞)、寺院参拝
カンボジア中華系:チョン・チューン中華料理全般お供え物、紙銭を燃やす

カンボジアの公式な新年(クメール正月「チョール・チュナム・トゥメイ」)は4月中旬で、表中の旧正月は中華系カンボジア人が祝うものを指しています。

【中国】春節:14億人が祝う地球規模の大イベント

中国では旧正月を「春節(チュンジエ)」と呼び、国民にとってもっとも重要な祝日として盛大に祝います。「民族大移動」とも表現される帰省ラッシュは圧巻で、数億人もの人々が故郷を目指して大移動するんです。2026年の中国の春節連休は2月15日(日)から2月23日(月)までの9連休になる見込みです。

大晦日の夜には家族全員でごちそうを囲み、縁起の良い食べ物に願いを込めます。餃子は形が昔の中国のお金「元宝」に似ていることから、金運上昇の願いが込められた料理。魚料理も欠かせません。中国語で「魚(yú)」と「余(yú)」が同じ発音であることから、「年年有余(毎年余裕のある豊かな暮らしができますように)」という願いを込めて食卓に並びます。

【韓国】ソルラル:先祖への感謝と家族の絆を深める日

韓国では旧正月を「ソルラル」と呼び、家族や親戚が集まる大切な日として過ごします。ソルラルの朝には新しい服、とくに韓服(ハンボク)を着て、「茶礼(チャレ)」という先祖を祀る儀式を行います。

そのあと家族で食べるのが「トックッ」という、薄切りにしたお餅が入ったお雑煮のような料理。韓国では、このトックッを一杯食べると一つ歳をとると言われています。日本の「年越しそば」のような存在ですね。

【台湾】過年:大掃除から始まる開運祈願と美食の数々

台湾では旧正月を「過年(グゥオニェン)」と呼び、大晦日にあたる「除夕(じょせき)」から祝賀ムードが始まります。旧正月前には家中の大掃除をするのが習わしで、これには一年の不運を払い、新しい幸運を呼び込むという意味があります。

食卓には「年菜」と呼ばれる豪華なおせち料理が並びます。大根は台湾語で「菜頭(ツァイタウ)」と発音し、「良い兆し(彩頭)」と音が似ているため縁起物に。パイナップルも台湾語で「旺來(オンライ)」と発音し、「繁栄が来る」という意味に通じることから新年に欠かせない果物です。

【ベトナム】テト:花とともに新年を迎える華やかな正月

ベトナムの旧正月「テト」は、国中で花が咲き乱れる最も華やかな季節に訪れます。人々は桃の木(北部)や梅、金柑の木(南部)を家に飾り、新年を迎えます。

テトに欠かせない食べ物が「バインチュン」。もち米、豚肉、緑豆を葉で包んで蒸した四角いちまきで、大地を象徴すると言われています。先祖への感謝と豊作への祈りが込められた、テトの食卓の主役です。

【シンガポール&マレーシア】幸運を呼び込む「ローヘイ」の掛け声

多民族国家であるシンガポールとマレーシアでは、中華系の人々にとって旧正月(Chinese New Year/Tahun Baru Cina)が最大のイベント。両国に共通するユニークな習慣が「魚生(ユーシェン)」(マレーシアではイーサン)という海鮮サラダを食べることです。

食卓を囲んだ家族や友人が、「ローヘイ!(撈起)」という掛け声とともに、中の具材を箸で高く持ち上げながら混ぜ合わせます。高く持ち上げれば持ち上げるほど、たくさんの幸運が舞い込むと信じられているんです。みんなでワイワイ盛り上がる、にぎやかな風習ですね。

【モンゴル】ツァガンサル:「白い月」に幸せを願う

モンゴルの旧正月は「ツァガンサル(白い月)」と呼ばれます。モンゴル文化において「白」は純粋さや幸福を象徴する神聖な色。この日は親戚一同が集まり、大量の「ボーズ」という蒸し餃子でもてなします。

訪問客はたとえお腹がいっぱいでも、たくさん食べることが礼儀とされています。餃子には「幸せをたくさん包み込む」という意味が込められているので、断らずにいただくのがマナーなんです。

旧正月期間に海外へ行く方・出張がある方への注意点

旧正月の時期に中華圏やアジア諸国へ旅行や出張を予定している方は、いくつかの点に注意が必要です。現地の状況を事前に把握しておくことで、トラブルを避けてスムーズに過ごせます。

交通機関の混雑に注意

旧正月は「民族大移動」と呼ばれるほど、多くの人が帰省や旅行で移動する時期。空港、鉄道駅、バスターミナルは大変混雑し、航空券やホテルの価格も高騰します。とくに旧正月の前後1週間は混雑のピーク。移動には通常の2倍以上の時間を見込んでおきましょう。2026年の場合、台湾では2月12日から22日頃まで空港が混み合うと予想されています。

店舗・レストランの休業に注意

旧正月期間中、個人経営の飲食店や商店は休業することが多いです。とくに旧暦の大晦日から3が日(2026年の場合は2月16日から19日頃)は、多くの店がお休みに入ります。チェーン店やホテルのレストランは営業していることが多いですが、それでも混雑は避けられません。食事の場所は事前に調べて予約しておくのが安心です。

Google Mapなどの営業時間情報は最新でないことも多いので、必ず公式サイトや電話で確認しましょう。

ビジネスへの影響

中華圏に取引先がある場合、旧正月の前後1〜2週間は業務が完全にストップする可能性があります。工場が休業するため、生産や物流も止まります。納期調整や在庫確保は、余裕をもって早めに行っておくことが重要です。正確な休業スケジュールは企業によって異なるので、事前に直接確認しておきましょう。

納期調整の目安:旧正月の2週間前までに発注を済ませ、戻りは旧暦の小正月(元日から15日目/2026年は3月3日頃)以降を想定しておくと安心です。

逆に「穴場」になる場合も

一方で、現地の人々が帰省するため、都市部の観光地は意外と空いていることもあります。とくに旧正月の後半は、ゆったり観光できる穴場のタイミングになることも。ただし、レストランや店舗の営業状況はしっかり確認が必要です。

自宅で旧正月気分を楽しむアイデア

「イベントに行く時間はないけど、旧正月の雰囲気を味わってみたい」という方のために、自宅でも手軽に春節気分を楽しめるアイデアをご紹介します。

縁起の良い料理を作ってみよう

旧正月には、それぞれ縁起の良い意味が込められた料理を食べる習慣があります。自宅でも簡単に作れるものがあるので、気軽に挑戦してみてください。

  • 餃子(金運上昇):形が昔の中国のお金「元宝」に似ていることから縁起物。家族で一緒に包むのも楽しい時間に
  • 春巻き(富と繁栄):「金の延べ棒」に見立てられる。お惣菜コーナーで買ってきてもOK
  • 長い麺類(長寿):切らずに長いまま食べるのがコツ。ラーメンでもうどんでも、とにかく長い麺を選びましょう
  • 魚料理(豊かさ):「魚」と「余」の発音が同じことから、一年中余裕のある暮らしを願う

赤と金で部屋を飾り付け

旧正月のシンボルカラーは「赤」と「金」。100円ショップなどで手に入る赤い提灯風のランタンや、金色のオーナメントを飾るだけでも、ぐっと春節らしい雰囲気になります。赤は幸運と魔除け、金は富と繁栄を象徴する色。玄関やリビングにちょっと飾るだけで、気分が盛り上がりますよ。

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みかん・オレンジを飾る

中華圏では、みかんやオレンジも縁起物として飾られます。中国語で「橘(jú)」が「吉(jí)」と音が近く、幸運をもたらすとされているためです。お皿に盛って部屋に置いておくだけでも、立派な春節の飾りに。食べてよし、飾ってよしの一石二鳥ですね。

家族で楽しむ簡単アレンジ:赤い折り紙で「福(フー)」の字を逆さに貼ると、「福が到(く)る」という縁起担ぎになります。お子さんと一緒に作れば、おうち春節の特別感がぐっと増します。

同じ「行事の意味を子どもに伝える」という意味では、2月の節分も似た雰囲気を持っています。節分を子どもに説明する伝え方も合わせて参考にしてみてください。

もっと知りたい!旧正月の深掘りQ&A

旧正月について、さらに気になる素朴な疑問にお答えします。

旧正月にやってはいけないこと(タブー)はある?

はい、幸運を逃さないためのタブーがいくつか存在します。掃除や洗濯は、新年に訪れた福の神を掃き出してしまう・洗い流してしまうと考えられているため、元日には行いません。大掃除は旧正月前に済ませておくのがルールです。髪を切ることも避けられます。「髪(fà)」と「発財(fācái、お金を儲ける)」の「発」の発音が同じことから、髪を切ると財運を切り落としてしまうと考えられているんです。刃物を使うことも同様に、良い縁や財運を断ち切るとされ、料理は大晦日までに済ませておくことが多いです。「壊れる」「死」「病気」といったネガティブな言葉を口にすることも厳しく戒められます。

お年玉(紅包・セベッ)の文化は?

多くの国でお年玉を渡す習慣があります。中国語圏では「紅包(ホンバオ)」、韓国では「セベッ」、ベトナムでは「リーシー」と呼ばれ、赤い祝儀袋に入れて渡すのが一般的です。主に目上の人から子供や未婚の若者へ渡されますが、会社の上司から部下へ配られることもあります。金額は偶数が好まれ、「死」を連想させる「4」は避けられます。

なぜ「赤色」や「金色」が使われるの?

赤は中国文化において、幸運、喜び、情熱を象徴するもっとも縁起の良い色です。また、中国の伝説では「年(ニェン)」という怪物が赤い色を恐れたことから、魔除けの色としても広く使われています。金は富と繁栄を象徴する色で、赤と組み合わせることで最大限の幸運を呼び込むと信じられています。

旧正月の挨拶は?「あけましておめでとう」の各国語版

中国語(普通話)では「新年好(シンニエン ハオ)」が「あけましておめでとう」にあたります。ビジネスシーンでよく使われるのは「恭喜発財(ゴンシー ファーツァイ)」で、「お金が儲かりますように」という意味です。韓国語では「새해 복 많이 받으세요(セヘ ボッ マニ パドゥセヨ)」で、「新年の福をたくさん受け取ってください」という意味。ベトナム語では「Chúc Mừng Năm Mới(チュック ムン ナム モイ)」が「あけましておめでとう」にあたります。

日本のお正月と旧正月、両方祝ってもいい?

もちろん大丈夫です。沖縄では今でも新暦・旧暦の両方を祝う家庭が多く、家族の絆を二度確かめる機会としても親しまれています。家庭の中華メニューを楽しんだり、横浜や神戸・長崎のイベントに出かけたりして、「年に2回の新年」を取り入れる方も増えています。

まとめ:旧正月は、多様な文化の豊かさに触れる扉

ここまで、旧正月の奥深い世界を一緒に旅してきました。要点をふりかえると以下のとおりです。

  • 2026年の旧正月は2月17日(火)。中国は2月15日〜2月23日の9連休
  • 旧暦は月の満ち欠けが基準。閏月で季節とのズレを調整するため毎年日付が変わる
  • 日本で旧正月を体験するなら横浜中華街(40回目)・神戸南京町・長崎ランタンフェスティバル・沖縄がおすすめ
  • アジア各国で呼び名も食文化も異なり、共通点は「家族で集まり、縁起をかつぐ」こと
  • 中華圏への旅行・出張は、店舗休業や交通の混雑を見越して早めの準備を

2026年は横浜中華街の春節が40周年、長崎ランタンフェスティバルは新たな日程で開催されるなど、記念すべき年になっています。次の旧正月には、少し足を延ばして近くの中華街のイベントを訪れたり、自宅で縁起の良い料理を作ってみたり、アジア料理店で春節メニューを味わってみたりしてはいかがでしょうか。

新年の挨拶や年賀状に春節風のひと言を添えてみるのも、ぐっと印象的な季節の便りになります。アイデア集として新年を盛り上げるユーモア年賀状の30例もぜひ参考にしてみてください。

もうひとつのお正月へ、一歩近づく一年に。2026年・午年は「すべてがうまくいく」と縁起の良い年。お気に入りの楽しみ方で、旧正月の華やかさを味わってみてください。

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