6月に手紙やメールを出すとき、「最初の一文をどう書き出せばいいの?」と悩む方は多いものです。6月は梅雨や初夏が重なり、季節の言葉が豊富にある月。だからこそ、上旬・中旬・下旬で使い分けると、ぐっと印象のよい挨拶文になります。
この記事では、6月の挨拶文をビジネス・カジュアルの両方で、そのまま使える例文とともにご紹介します。書き出しから結びまで、コピペで使える文例をそろえました。

「梅雨」「衣替え」など6月ならではの言葉を入れるだけで、ぐっと季節感が出ますよ。
6月の挨拶文の基本構成|時候の挨拶・結びの3要素
6月の挨拶文は、大きく分けて「書き出しの時候の挨拶」「本文」「結びの挨拶」の3つで構成されます。なかでも季節感を出す役割を担うのが、書き出しと結びの時候の挨拶です。まずは全体の型を押さえておきましょう。
6月の挨拶文は「書き出し+本文+結び」の3要素。季節の言葉は書き出しと結びの両方に入れるのが基本です。
ビジネスとカジュアルで何が違う?
ビジネスとカジュアルの一番の違いは、文体です。ビジネスでは「入梅の候」のような漢語調のかしこまった表現を使います。一方、親しい人へのカジュアルな手紙では、口語調のやわらかい表現が好まれます。
送る相手と目的に合わせて、どちらの文体を使うか最初に決めておくと、文章がぶれません。
- ビジネス・目上の方へ → 漢語調(「〜の候」「〜のみぎり」)
- 友人・親しい人へ → 口語調(「〜の季節になりましたね」)
「〜の候」「〜のみぎり」の使い分け
ビジネスの書き出しでよく見る「〜の候(こう)」と「〜のみぎり」は、どちらも「〜の季節になりました」という意味です。基本的にどちらを使っても問題ありません。
あえて違いを挙げるなら、「みぎり」のほうがやわらかく、目上の方や女性が使うと上品な印象になります。迷ったときは「〜の候」を選べば失敗しません。
6月の時候の挨拶に使える季節の言葉
6月は梅雨入りから初夏へと移り変わる時期です。同じ6月でも、上旬・中旬・下旬で季節の表情は大きく変わります。時期に合った言葉を選ぶことが、自然な挨拶文の第一歩です。


上旬・中旬・下旬で変わる季語早見表
6月に使われる主な季節の言葉を、時期別にまとめました。手紙やメールを書くときの早見表としてご活用ください。
| 時期 | 使いやすい季節の言葉 | イメージ |
|---|---|---|
| 上旬(1〜10日頃) | 初夏・薄暑・入梅・芒種 | 梅雨入り前後のさわやかさ |
| 中旬(11〜20日頃) | 梅雨・梅雨寒・長雨・紫陽花 | 本格的な梅雨の時期 |
| 下旬(21〜30日頃) | 夏至・短夜・向暑・梅雨明け | 夏の足音が近づく頃 |
入梅・梅雨寒…6月らしい言葉一覧
6月特有の言葉には、それぞれ意味があります。代表的なものを知っておくと、文章に深みが出ます。
- 入梅(にゅうばい):梅雨入りの頃を表す言葉
- 梅雨寒(つゆざむ):梅雨どきの肌寒い日を指す
- 芒種(ぼうしゅ):6月6日頃の二十四節気のひとつ
- 短夜(みじかよ):夏至の頃の短い夜のこと
- 向暑(こうしょ):暑さに向かう時期を表す



「芒種」や「短夜」は耳慣れない言葉ですが、使うと一気に上品な手紙になります。
【ビジネス】6月の挨拶文 例文|上旬・中旬・下旬
ビジネスの挨拶文は「時候の挨拶+相手の繁栄を喜ぶ言葉」が基本の型です。ここでは上旬・中旬・下旬それぞれの書き出し例文を、そのまま使える形でご紹介します。
上旬の書き出し例文
初夏の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
入梅の候、平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
中旬の書き出し例文
梅雨の候、貴社いよいよご隆盛のこととお慶び申し上げます。
長雨の候、皆様にはますますご健勝のことと存じます。
下旬の書き出し例文
夏至の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
向暑の候、平素は何かとお世話になり、誠にありがとうございます。
「候」を「みぎり」に置き換えても、同じように使えます。相手や場面に合わせて選んでみてください。
【カジュアル】6月の挨拶文 例文|親しい人・目上の人へ
親しい人への手紙では、かしこまった表現よりも、季節の情景が目に浮かぶようなやわらかい言葉が喜ばれます。相手との関係に合わせて、トーンを調整しましょう。
友人・親しい人へのやわらかい例文
紫陽花が雨に濡れて、いっそう美しい季節になりましたね。
毎日すっきりしないお天気が続きますが、お元気にしていますか。
衣替えの季節となりましたが、変わらずお過ごしでしょうか。
目上の人・お世話になった方へ
梅雨に入り、雨の日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
初夏の風がさわやかな季節となりました。お変わりございませんか。


6月の結びの挨拶|ビジネス・カジュアル別
結びの挨拶は、相手の健康や繁栄を願う言葉で締めくくります。6月は梅雨の体調管理を気づかう言葉を添えると、思いやりが伝わります。書き出しとは違う表現を選ぶのがコツです。
| 場面 | 結びの例文 |
|---|---|
| ビジネス | 梅雨明けまで今しばらくかかりそうですが、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 |
| ビジネス | 季節柄、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。 |
| カジュアル | じめじめした日が続きますが、体調を崩されませんように。 |
| カジュアル | 梅雨が明けたら、ぜひゆっくりお会いしましょう。 |
6月の挨拶文を書くときの注意点・マナー
6月の挨拶文をより自然に仕上げるには、いくつかのコツとマナーがあります。季節ネタの入れ方と、避けたいNG例を押さえておきましょう。
梅雨・衣替えなど季節ネタの入れ方
6月ならではの話題を一言添えると、定型文でも温かみが出ます。梅雨の雨、紫陽花、衣替え、夏至などは、6月の手紙にぴったりの話題です。
たとえば「窓の外の紫陽花が見頃を迎えました」のように、身近な情景を一文加えるだけで、ぐっと印象がよくなります。
やってはいけないNG例
季節に合わない言葉を使うと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。特に時期のずれには注意しましょう。
- 下旬なのに「梅雨入り」を表す言葉を使う
- 書き出しと結びで同じ季節の言葉を繰り返す
- 晴天が続く年に「長雨」を強調しすぎる
その年の天候に合っているかを確認してから、季節の言葉を選ぶのが失敗しないコツです。
よくある質問
- 6月の挨拶文はいつまで「梅雨」の言葉を使えますか?
-
一般的には6月下旬まで使えます。ただし、お住まいの地域がすでに梅雨明けしている場合は、「向暑」「夏至」など夏に向かう言葉に切り替えるのが自然です。
- ビジネスメールでも漢語調の挨拶は必要ですか?
-
取引先や目上の方への正式なメールなら、漢語調を使うと丁寧な印象になります。社内の連絡など簡易なやり取りでは、「梅雨に入りましたが」程度のやわらかい一文でも問題ありません。
- 「入梅の候」はいつ使うのが正しいですか?
-
暦の上の入梅は6月11日頃ですが、挨拶文では6月上旬から梅雨入り前後にかけて使うのが一般的です。実際の梅雨入りに合わせると、より自然になります。
まとめ|6月の挨拶文はシーンに合わせて使い分け
6月の挨拶文は、上旬・中旬・下旬で季節の言葉を選び分けるのがポイントです。ビジネスでは漢語調、親しい人にはやわらかい口語調と、相手に合わせて文体を変えましょう。
梅雨や衣替えといった6月らしい話題を一言添えれば、定型文でも気持ちのこもった挨拶文になります。この記事の例文を、ぜひそのまま活用してみてください。
時期に合った季節の言葉を選び、書き出しと結びで表現を変える。この2点を意識すれば、6月の挨拶文はもう迷いません。









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