卒業文集の書き方|小学生が例文と型でスラスラ書ける

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「卒業文集って、何をどう書けばいいの?」と手が止まっていませんか。6年間の思い出がたくさんありすぎて、かえって書き出せない小学生は多いものです。

じつは卒業文集は、いくつかの「型」に沿って書くだけで、驚くほどスラスラ進みます。この記事では、小学生が迷わず書けるように、構成の作り方・テーマの選び方・そのまま真似できる書き出しや締めの例文までをまとめました。

大切なのは、上手な文章を書くことより「自分の気持ちを自分の言葉で残すこと」です。型を味方につければ、作文が苦手でも心に残る一文が書けます。

目次

卒業文集の書き方は「4つの基本構成」を押さえればOK(小学生向け)

卒業文集がうまく書けない一番の原因は、いきなり書き始めてしまうことです。まずは全体の流れ(構成)を決めると、途中で迷わなくなります。

小学生の卒業文集は、次の4つの流れで組み立てれば十分です。難しく考える必要はありません。

STEP
書き出し(テーマを伝える)

「わたしの一番の思い出は〜です」など、これから何を書くかを最初に示します。

STEP
エピソード(具体的な出来事)

いつ・どこで・誰と・何をしたのかを、その時の場面がうかぶように書きます。

STEP
気持ち・学んだこと

その出来事を通して感じたことや、自分が成長した点を書きます。ここが文章の中心になります。

STEP
締めくくり(未来への一言)

中学校でがんばりたいことや、感謝の気持ちで前向きにしめます。

この4つを順番につなげるだけで、まとまりのある文章になります。分量は学校によって異なりますが、小学校では原稿用紙1〜4枚(400字詰め)ほどが目安です。まずは指定のマス目をうめることを目標にしましょう。

まずテーマを1つに絞るのが失敗しないコツ

やってしまいがちなのが、運動会も遠足も委員会も…とあれもこれも詰め込むことです。話題が多すぎると、一つひとつが浅くなり、印象に残りにくくなります。

おすすめは、心に残っている出来事を1つだけ選ぶこと。的をしぼったほうが、その場面をくわしく書けて、読む人の心にも届きやすくなります。

「一番」を決められないときは、思い出した時にいちばん笑顔になれる出来事を選ぶといいですよ。

机で原稿用紙に向かって卒業文集を書く小学生のイメージ

テーマ選びに迷ったら?小学生に人気の題材7選

テーマが決まれば、卒業文集は半分書けたようなものです。ここでは、小学校の卒業文集でよく選ばれる定番の題材を紹介します。自分の6年間を振り返りながら、ぴんとくるものを探してみてください。

  • 小学校の一番の思い出(運動会・修学旅行・学芸会など)
  • 将来の夢(なりたい職業と、その理由)
  • がんばったこと・挑戦したこと(習い事・委員会・係活動)
  • 自分の宝物(もの・友だち・言葉など)
  • 6年間で成長したこと(できるようになったこと)
  • 友だちや先生への感謝
  • 中学生になったらしたいこと

どれを選んでも正解です。迷ったら「思い出」か「将来の夢」が書きやすく、多くの小学生が選んでいます。

「ありきたり」を避けて自分らしくするひと工夫

同じ「運動会の思い出」でも、書き方しだいで印象は大きく変わります。ポイントは、みんなが知っている出来事ではなく、その時に自分だけが感じたことを書くことです。

たとえば「リレーで勝ってうれしかった」で終わらせず、「バトンを落としそうになった瞬間、心臓が飛び出そうだった」のように、自分の内側を書くと一気に自分らしくなります。

題名・タイトルも大事

本文が決まったら、内容に合った題名をつけましょう。「思い出」だけよりも「わすれられない、あの運動会」のように具体的にすると、ぐっと目を引きます。

【真似できる】卒業文集の書き出し例文集

卒業文集で一番むずかしいのが「書き出し」です。ここさえ乗り越えれば、あとは自然と筆が進みます。まずは、そのまま参考にできる例文を見てみましょう。

思い出パターンの書き出し

  • ぼくの小学校生活で一番心に残っているのは、六年生の修学旅行です。
  • わたしには、六年間で忘れられない出来事があります。それは〜です。
  • 「もう一度あの日にもどりたい」。そう思える思い出が、わたしにはあります。

将来の夢パターンの書き出し

  • わたしの将来の夢は、〇〇になることです。そう思ったのには、あるきっかけがあります。
  • ぼくには、小学校生活の中で見つけた大きな目標があります。

書き出しで使える「型」3パターン

書き出しに困ったら、次の3つの型のどれかに当てはめてみてください。空欄を自分の言葉でうめるだけで完成します。

そのまま使える書き出しの型

(1)結論型:「わたしの一番の思い出は〇〇です。」

(2)会話型:「『がんばれ!』友だちのその一言を、今でも覚えています。」

(3)問いかけ型:「みなさんは、心にのこる思い出はありますか。」

中身が薄くならない!エピソードの膨らませ方

書き出せたのに、数行で終わってしまう。これも小学生によくある悩みです。原因は、出来事を「事実」だけで書いているから。少し工夫するだけで、文章はぐっとふくらみます。

「いつ・どこで・誰と・どうした・どう思った」で具体化

短くなってしまう文章は、情報が足りていないだけのことが多いです。次の5つを意識して書き足すと、自然と長く、くわしくなります。

要素書き足す内容の例
いつ六年生の秋、運動会の日に
どこで校庭のトラックで
誰とクラスのみんなと
どうした最後のリレーで一位になった
どう思った努力が報われて、涙が出そうになった

この5つがそろうと、「運動会で一位になった」の一文が、場面のうかぶ生き生きとした文章に変わります。

会話文を入れると一気に生き生きする

文章に動きを出したいときは、その時の会話をそのまま書いてみましょう。かぎかっこ(「」)を使うだけで、読む人はまるでその場にいるように感じます。

たとえば「先生がほめてくれた」よりも、「『よくがんばったね』と先生が笑ってくれた」のほうが、その場の空気まで伝わります。

心に残る締めくくり方と例文

締めくくりは、卒業文集の余韻を決める大事な部分です。だらだら終わらせず、前を向いた一言でしめると、読んだ人の心に残ります。しめ方は大きく2パターンあります。

未来への決意で締める

  • この思い出を胸に、中学校では新しいことに挑戦していきたいです。
  • 小学校で学んだことを忘れず、これからも一歩ずつ成長していきます。

感謝で締める

  • 支えてくれた家族や先生、友だちに、心から「ありがとう」と伝えたいです。
  • たくさんの思い出をくれたこの学校と仲間に、感謝の気持ちでいっぱいです。

締めの一文は「感謝」か「これからの決意」でしめると、まとまりのよい卒業文集になります。

卒業文集でやりがちなNGと直し方

最後に、書き上げたあとに見直してほしいポイントを紹介します。ちょっとした修正で、文章はもっと読みやすくなります。

  • 出来事の羅列だけになっている → 一つにしぼって、気持ちを足す
  • 「楽しかった」を何度も使っている → 「うれしかった」「わくわくした」など別の言葉に変える
  • だれかの悪口や、内輪だけの話 → 卒業文集は長く残るもの。読んで気持ちのよい内容にする
  • 字がていねいでない・誤字がある → 声に出して読み返し、ゆっくり清書する

書き終わったら、おうちの人に一度読んでもらうのもおすすめです。伝わりにくい所を教えてもらえますよ。

【学年・段階別】中学・高校の卒業文集はこちら

この記事は小学生向けにまとめました。中学生・高校生の卒業文集は、書くテーマや文章の長さ、求められる深さが少し変わってきます。学年ごとの書き方やタイトル例をまとめて知りたい方は、次の記事もあわせてどうぞ。

よくある質問

卒業文集はどのくらいの長さで書けばいいですか?

学校の指定にしたがうのが基本です。指定がない場合、小学校では400字詰め原稿用紙で1〜4枚ほどが目安になります。まずは指定のマス目をうめることを目標にしましょう。

書くことがまったく思いつきません。どうすればいいですか?

6年間のアルバムや連絡帳を見返すと、忘れていた出来事を思い出しやすくなります。「一番うれしかった日」「一番がんばった日」を1つ思い出すところから始めてみてください。

例文をそのまま写してもいいですか?

書き出しの「型」を参考にするのはよいですが、内容はかならず自分の体験に置きかえましょう。卒業文集は、あなた自身の思い出を残すためのものだからです。

まとめ:型に沿えば小学生でも書ける

卒業文集は「上手に書くもの」ではなく、「自分の思い出を残すもの」です。今回紹介した4つの構成に沿って、テーマを1つにしぼれば、作文が苦手でもきっと書き上げられます。

ポイントをおさらいしておきましょう。

  • まず構成(書き出し→エピソード→気持ち→締め)を決める
  • テーマは心に残る出来事を1つだけ選ぶ
  • 「いつ・どこで・誰と」で具体的にふくらませる
  • 締めは「感謝」か「未来への決意」で前向きに

卒業文集は、大人になってから読み返すと宝物のように感じられるものです。今しか書けない素直な気持ちを、あなたの言葉で残してくださいね。

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