ニンニクの匂い消しはコーヒーが効く|理由と正しい飲み方を解説

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ニンニクは料理にコクと旨味を加えてくれる万能食材ですが、食べたあとに残る独特の臭いが気になって、なかなか気軽に楽しめないという方も多いのではないでしょうか。

そんなニンニク臭対策として、昔からよく挙げられるのが「コーヒー」です。食後にコーヒーを一杯飲むだけで臭いがやわらぐといわれていますが、本当に効くのか、なぜ効くのか、気になりますよね。

この記事では、コーヒーがニンニク臭に効くといわれる理由効果的な飲み方を中心に、コーヒー以外の飲み物・食べ物、手についた臭いの落とし方まで、まとめて解説します。

結論から言うと、コーヒーはポリフェノールとタンニンの2つの成分で臭いのもとを抑えるため、食後の手軽な対策として理にかなっています。ただし「これだけで完全に消える」わけではなく、飲み方と組み合わせがポイントです。

目次

そもそもニンニクが臭う原因は「アリシン」の変化にある

対策を知る前に、まずは臭いのメカニズムを押さえておきましょう。ここを理解すると、なぜコーヒーが効くのかもスッと腑に落ちます。

ニンニクをそのまま置いている状態では、ほとんど臭いません。臭いが強くなるのは、刻んだり潰したりしたときです。これは、ニンニクに含まれるアリインという無臭の成分が、切ることで酵素と反応し、強い臭いを持つアリシンに変化するためです。

さらに、体内でアリシンが分解されるとアリルメチルスルフィド(AMS)などの物質が生まれ、これが口臭や体臭として残り続けます。「食べた直後だけでなく翌日まで残る」のは、AMSが体内で分解されにくく、血液に乗って全身をめぐり、呼気や汗として少しずつ排出されるからです。

つまりニンニク臭対策は、(1)アリシンの発生・活性を抑える(食前・食事中)、(2)口の中に残った臭い成分を分解・洗い流す(食後)、の2方向から考えると効果的です。

ニンニクの匂い消しにコーヒーが効くといわれる理由

数ある対策のなかでもコーヒーがよく推奨されるのは、臭いのもとに対して2つの成分が別々の働きをするからです。

ポリフェノールがアリシンと結びついて抑える

コーヒーには抗酸化作用の高いポリフェノール(クロロゲン酸など)が多く含まれています。このポリフェノールが臭いのもとであるアリシンと結びつくことで、臭い成分の働きをやわらげると考えられています。

タンニンの消臭作用でニオイを抑える

もう一つの主役がタンニンです。タンニンは緑茶や赤ワインにも含まれる渋み成分で、臭いの分子と結合して感じにくくする消臭作用があるとされています。ポリフェノールとタンニンが同時に働くため、コーヒーは「二段構え」で臭い対策ができるというわけです。

タンニンは焙煎が浅いほど多く残る傾向があるため、深煎りより浅〜中煎りのアメリカンコーヒーの方が対策向きといわれています。

コーヒーの効果的な飲み方とタイミング

ただ飲めばよいわけではなく、飲むタイミングと種類を意識するとより実感しやすくなります。ポイントを表にまとめました。

ポイントおすすめ理由
種類アメリカンコーヒー(浅〜中煎り)タンニンが比較的多く残っている
タイミング食後すぐ〜30分以内口内に臭い成分が残っているうちに対処できる
飲み方口の中を軽くすすぐように飲む口臭の原因となる食べカスにも届きやすい
量の目安1杯(150ml前後)飲みすぎはカフェインの摂りすぎに注意

なお、コーヒーは「口の中の臭い(口臭)」への対処が中心です。血液に乗って全身をめぐる体臭までは消しきれないため、翌日まで残る臭いには後述の対策も併用しましょう。

コーヒーが苦手な方や、夜に飲むとカフェインで眠れなくなる方は、無理をせず次に紹介する牛乳・緑茶・りんごなどで代用しても構いません。

コーヒー以外でニンニク臭を抑える飲み物・食べ物

コーヒーが手元にないときや、味が苦手なときのために、他の選択肢も知っておくと安心です。食後向けと食前向けに分けて紹介します。

【食後】に取り入れたい3つ

食品取り入れ方期待できる理由
りんご・りんごジュース皮ごと食べる、または果汁100%を飲むポリフェノールとカテキンがアリシンの働きを抑える。皮に成分が多い
チョコレートカカオ高めのダークチョコを少量カカオポリフェノールがアリシンを抑える。苦めが◎
緑茶・ジャスミン茶濃いめに淹れて2杯ほど茶カテキンの消臭・殺菌作用。茶葉から淹れる方がカテキンが多い

【食前】に飲んでおきたい牛乳

翌日に大事な予定がある日は、食べる前の予防が効果的です。ニンニク料理の前にコップ1杯(200ml程度)の牛乳を飲んでおくと、乳脂肪やタンパク質が臭い成分を包み込み、臭いを発生させにくくするといわれています。ヨーグルトでも同様の働きが期待できます。

「食後の即効ケア」や「口臭・体臭別のくわしい対策」を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

手についたニンニク臭を落とす4つの方法

調理でニンニクを刻んだあと、石けんで洗っても手に臭いが残る…という悩みもよくあります。実は石けんより、身近な別のアイテムの方が効率よく落とせます。

アイテム手順ポイント
歯磨き粉指先に適量を塗り、やさしくこすって洗い流す口内ケア用だけあって消臭力が高い
レモン汁カットしたレモンや果汁を手になじませ、水で流す酸がニンニク臭を抑える。手に傷がある時は注意
ステンレスソープ金属石けんやステンレス製スプーンで洗う魚の生臭さにも有効。100円ショップでも入手可
コーヒーかす・お茶の出がらし手にこすりつけるように洗う飲んだ後のかすを再利用。タンニンの消臭力を活用

コーヒーを飲んだあとに出るかすも、手の臭い消しに使えます。飲んで良し・使って良しで、コーヒーはニンニク対策と相性のいい存在です。

翌日まで臭いが残ってしまったときの対策

ニンニクの臭いには「口臭」と「体臭」があり、口臭は半日〜16時間ほどで薄れる一方、体臭は代謝によっては2日ほど残ることもあります。翌朝になっても気になるときは、次の3つを試しましょう。

歯と舌をていねいに磨く

ニンニクを食べた翌日は、いつもより念入りに歯を磨きましょう。歯間はフロスで、舌は専用ブラシで軽くケアすると、口に残った臭い成分をしっかり落とせます。

水分をこまめに摂る

水分補給は、体内に残った臭い成分を排出するうえで大切です。目安として体重1kgあたり35ml(体重60kgなら約2L)を、水やお茶でこまめに補いましょう。

マスクで周囲への配慮を

どうしても外出予定がある日は、マスクで口元を覆うと安心感があります。応急処置として取り入れつつ、根本的には上記のケアを併用しましょう。

翌朝のリセット方法をもっと詳しく知りたい方は、こちらもあわせてどうぞ。

よくある質問

コーヒーは食前・食後どちらに飲むのが効果的ですか?

口臭対策としては食後すぐ〜30分以内が効果的です。口の中に臭い成分が残っているうちに、ポリフェノールとタンニンで抑えられます。食前の予防なら牛乳の方が向いています。

インスタントコーヒーでも効果はありますか?

インスタントでもポリフェノールやタンニンは含まれるため、対策に使えます。よりタンニンを意識するなら、浅〜中煎りのアメリカンコーヒーがおすすめです。

コーヒーを飲めば臭いは完全に消えますか?

完全に消えるわけではありません。コーヒーは主に口臭への対処で、血液を通じて全身をめぐる体臭までは消しきれません。翌日まで残る場合は歯磨き・水分補給などを併用しましょう。

ニンニクの臭いは何時間くらいで消えますか?

口臭は半日〜16時間ほどで薄れることが多いですが、体臭は代謝によっては2日ほど残ることもあります。臭いが強い料理を食べた場合は、翌日の対策も意識しておくと安心です。

まとめ

ニンニクの臭いは、アリインが変化したアリシンと、その分解物が原因です。コーヒーはポリフェノールとタンニンの二段構えで臭いのもとを抑えるため、食後の手軽な対策として理にかなっています。

食後はアメリカンコーヒーやりんご・緑茶で、食前には牛乳で予防。手の臭いはコーヒーかすや歯磨き粉で。翌日はていねいな歯磨きと水分補給を。これらを組み合わせれば、ニンニク料理をもっと気軽に楽しめます。

同じくアリシンが原因となる玉ねぎの臭い対策も、手・部屋・口の3シーン別にまとめています。ステンレスやコーヒーかすなど共通して使えるテクニックが多いので、あわせてどうぞ。

より香りが強い行者にんにくを食べる予定がある方は、こちらの対策も参考になります。

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