絵馬の書き方ガイド|願い事の例文とマナーを解説

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目次

絵馬の書き方|基本の5ステップ

絵馬の書き方にはこれといった厳格なルールはありません。ただ、基本的な流れを押さえておくと、初めてでも迷わずに書けます。

神社の絵馬掛けに吊るされた絵馬のイメージ
STEP
絵馬を手に入れる

神社やお寺の授与所(お守りを売っている場所)で絵馬をいただきます。初穂料は500円〜1,000円程度が一般的です。

STEP
裏面に願い事を書く

絵が描かれている面が「表」、何も描かれていない面が「裏」です。願い事は裏面に書きましょう。

STEP
名前・住所を書く

願い事の下に、名前と住所を添えます。個人情報が気になる場合はイニシャルや都道府県だけでも問題ありません。

STEP
日付を書く

お願いをした日付を記入します。「令和○年○月○日」のように和暦でも西暦でも構いません。

STEP
絵馬掛けに奉納する

境内にある絵馬掛け(絵馬を吊るす場所)に、願い事が見えるように掛けます。神様に読んでいただくためです。

書くのは絵馬の裏面

絵馬の表面には干支や神社のシンボルが描かれています。この面には何も書きません。裏返して、白い面に願い事を書くのが正しい作法です。

まれに「書く場所」が指定されている絵馬もあります。枠線やガイドが印刷されている場合は、それに従えばOKです。

願い事は具体的に・肯定形で書く

願い事はできるだけ具体的に書くのがポイントです。「合格しますように」よりも「○○大学に合格しますように」のほうが、気持ちも引き締まります。

「〜しますように」という祈願形のほか、「〜します!」「〜できました。ありがとうございます」のように、願いが叶った前提で書く「断言形」も昔から使われています。自分がしっくりくる書き方を選んでください。

名前と住所はどこまで書く?

神様に「誰の願い事か」を伝えるために、名前と住所を添えるのが昔からの習わしです。とはいえ、絵馬は他の参拝者にも見えるもの。個人情報の扱いが気になる方も多いでしょう。

最近はプライバシーへの配慮から、次のような書き方も一般的になっています。

  • フルネームの代わりにイニシャル(例:S.T)
  • 住所は都道府県のみ(例:東京都)
  • 名前だけ書いて住所は省略

なお、個人情報保護のために「絵馬カバー」を用意している神社も増えています。シールのように願い事の上に貼って目隠しできるので、気になる方は授与所で聞いてみてください。

油性ペンで書くのがおすすめ

絵馬は屋外に奉納するため、雨に濡れても消えない油性ペンが最適です。多くの神社では授与所にペンが用意されていますが、混雑時には順番待ちになることもあります。

細字の油性マーカーを1本持っていくと、待たずに書けて便利です。ボールペンでも書けますが、木の表面では滑りやすく、インクが薄くなりがちなのでやや注意が必要です。

書いたら絵馬掛けに奉納する

願い事を書き終えたら、境内の絵馬掛けに吊るしましょう。掛ける向きに厳密な決まりはありませんが、願い事が書かれた裏面を手前に向けて掛けるのが一般的な作法とされています。

絵馬を奉納する前に、まずお参り(お賽銭・二拝二拍手一拝)を済ませましょう。神様へのご挨拶が先です。

【願い事別】絵馬の書き方・例文一覧

「何を書けばいいかわからない」という方のために、願い事の種類ごとに例文をまとめました。そのまま使っても、アレンジしても構いません。

合格祈願・学業成就の例文

受験シーズンに最も多い願い事です。志望校や試験名を具体的に書くのがポイントです。

場面例文
大学受験○○大学○○学部に合格しますように
高校受験第一志望の○○高校に合格できますように
資格試験○○試験に一発合格しますように
学業全般学業成就 成績が向上しますように

親が代わりに書く場合は、「息子(娘)○○が○○大学に合格しますように 母(父)○○」のように、誰のための祈願かを明記しましょう。

恋愛成就・縁結びの例文

縁結びで有名な神社を訪れた際に書くことが多い願い事です。

場面例文
片思い○○さんと両思いになれますように
良縁祈願素敵なご縁に恵まれますように
復縁○○さんとまたやり直せますように
夫婦円満いつまでも夫婦仲良く過ごせますように

安産祈願・子宝祈願の例文

場面例文
安産祈願母子ともに健康で無事に出産できますように
子宝祈願元気な赤ちゃんを授かりますように
出産予定あり○月出産予定 安産でありますように

健康祈願・病気平癒の例文

場面例文
自分の健康今年一年、健康で過ごせますように
家族の健康家族みんなが元気に暮らせますように
病気平癒○○の病が一日も早く治りますように

仕事運・商売繁盛の例文

場面例文
就職活動希望する会社に内定をいただけますように
仕事の成功○○のプロジェクトが成功しますように
商売繁盛商売繁盛 お客様に恵まれますように
昇進・昇格○○の昇進試験に合格しますように

厄除け・家内安全の例文

場面例文
厄除け厄除け祈願 災いなく穏やかに過ごせますように
家内安全家内安全 家族みんなが笑顔で暮らせますように
交通安全交通安全 事故なく安全に過ごせますように
開運開運招福 良いことがたくさんありますように
願い事が書かれた絵馬のイメージ(文字が読める程度のアップ)

絵馬を書くときのマナーと注意点

絵馬には「絶対にこう書かなければならない」というルールはほとんどありません。ただ、知っておくと安心なマナーがいくつかあります。

他人の絵馬を読んだり写真を撮ったりしない

絵馬掛けにはたくさんの絵馬が並んでいて、つい目に入ってしまうこともあるでしょう。しかし、他の人の願い事をじっくり読んだり、写真に撮ったりするのはマナー違反です。

絵馬には個人的な願いが書かれています。神様に宛てた手紙のようなものだと考えて、そっとしておくのが大切です。

願い事は何個まで書ける?

「1枚の絵馬に願い事は1つ」と紹介されることがありますが、実は複数の願い事を書いても問題ありません。ただし、あまり多く書きすぎると一つひとつの願いがぼやけてしまいがちです。

欲張りすぎず、1枚につき1〜2個に絞るのがおすすめです。どうしても叶えたい願い事が複数ある場合は、絵馬を分けて書くとよいでしょう。

縦書き・横書きはどちらでもOK

伝統的には縦書きが多いですが、横書きでも問題ありません。書きやすいほうで構いません。

迷ったら縦書きにしておけば、見た目のバランスも整いやすくなります。ただし、横長の絵馬の場合は横書きのほうが収まりがよいこともあります。

絵馬は持ち帰ってもいい?奉納との違い

結論から言うと、絵馬は持ち帰っても大丈夫です。必ず奉納しなければならないという決まりはありません。

ただし、一般的には境内の絵馬掛けに奉納するのが本来の作法です。神様の近くに置くことで、願いが届きやすいと考えられてきたためです。

持ち帰る場合は、自宅の神棚や目線より高い清潔な場所に飾りましょう。お守りと同じように、大切に扱うことがポイントです。願い事が叶ったあとや、1年ほど経ったら、いただいた神社に返納(お焚き上げ)するのが丁寧です。

そもそも絵馬とは?由来と歴史

絵馬の歴史は、奈良時代にまでさかのぼります。当時、神様に願い事をする際には本物の馬を奉納していました。馬は神様の乗り物と考えられていたためです。

しかし、本物の馬は高価で誰もが用意できるものではありません。そこで、木の板に馬の絵を描いて代わりにする風習が生まれました。これが「絵馬」の始まりです。

やがて馬以外の絵柄も描かれるようになり、現在では干支や神社のご祭神、季節の花など、さまざまなデザインの絵馬が登場しています。最近ではアニメやキャラクターとコラボした絵馬を頒布する神社もあり、形は変わっても「神様に願いを届ける」という本質は変わっていません。

さまざまなデザインの絵馬が並ぶ絵馬掛けの風景

よくある質問

代理で絵馬を書いてもいいですか?

はい、代理で書いても問題ありません。受験生の親が合格祈願を代筆するケースはよくあります。その場合、「○○(本人の名前)が○○に合格しますように 代筆:母○○」のように、本人と代筆者がわかるように書くとよいでしょう。

お礼参りは必要ですか?

願い事が叶ったら、お礼参りをするのが理想的です。同じ神社を再度訪れて、感謝の気持ちを伝えましょう。お礼の絵馬を書いて奉納する方法もあります。「おかげさまで○○に合格しました。ありがとうございます」と書くのが一般的です。

絵馬の値段(初穂料)はいくらですか?

一般的な相場は500円〜1,000円です。神社によって異なりますが、1,000円以内で収まることがほとんどです。有名な神社やデザイン性の高い絵馬は1,500円ほどの場合もあります。

絵馬に有効期限はありますか?

絵馬自体に有効期限はありません。ただし、お守りと同様に「1年を目安に返納する」という考え方が一般的です。奉納した絵馬は神社側で定期的にお焚き上げされます。持ち帰った場合は、1年後を目安にいただいた神社へ返納しましょう。

お寺でも絵馬は書けますか?

はい、お寺でも絵馬を扱っているところは多くあります。書き方は神社と同じで問題ありません。

まとめ

絵馬の書き方はシンプルです。裏面に願い事・名前・日付を油性ペンで書いて、絵馬掛けに奉納する。これだけで大丈夫です。

願い事は「○○しますように」と具体的に書くのがコツ。迷ったら、この記事の例文を参考にしてみてください。

正しいマナーも大切ですが、一番大事なのは心を込めて書くことです。神社やお寺を訪れた際には、ぜひ絵馬に願いを込めてみてはいかがでしょうか。

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