雪肌精とは?シリーズの違い・2024年の刷新・使い方

当ページのリンクには広告が含まれています。
sekkisei

ドラッグストアの化粧品売り場で、青いボトルの「雪肌精」を見かけたことがある人は多いはずです。名前は知っていても、どんな化粧水なのか、似た名前のシリーズが何種類もあるのはなぜか、2024年に変わったのはどこか、はっきり説明できる人は意外と少ないかもしれません。

この記事では、雪肌精がどんなブランドなのかを、歩み・シリーズの違い・2024年の刷新・使い方・選び方の順にまとめます。

雪肌精(せっきせい)は、コーセーが1985年に発売した化粧水から始まったスキンケアブランドです。ハトムギやトウキなどの和漢植物のエキスを配合しているのが特徴で、看板の化粧水「薬用雪肌精」は2024年3月に、新しい有効成分を配合した「ブライトニング エッセンス ローション」へ生まれ変わりました。

目次

雪肌精とは?コーセーが1985年に出した和漢植物の化粧品ブランド

雪肌精は、化粧品メーカーのコーセーが展開するスキンケアブランドです。1985年に1本の化粧水として誕生し、いまでは化粧水・乳液・クリーム・日焼け止めなどをそろえ、海外でも15の国と地域で販売されています。ここではまず、ブランドがどう広がってきたかの歩みを年表で押さえ、続いて名前の読み方と和漢植物のこだわり、「薬用」の表示が意味すること、ブランドが続けている環境活動を順に見ていきます。シリーズの違いを知る前の土台として読んでください。

化粧水1本から始まった歩み

雪肌精の最初の化粧水は、1985年5月16日に発売されました。1993年には医薬部外品の「薬用雪肌精」となり、その後も同じ青いボトルの姿で売られ続けます。コーセーによると、化粧水の累計出荷は2023年11月時点で6,700万本を超え、同社でいちばん売れている化粧水です。

年主なできごと
1985年化粧水「雪肌精」を発売(5月16日)
1993年医薬部外品の「薬用雪肌精」になる
2009年サンゴを守る活動「SAVE the BLUE」を始める
2016年最上位のライン「雪肌精 みやび」が誕生
2020年新しいライン「雪肌精 クリアウェルネス」が誕生
2024年化粧水を刷新し「薬用雪肌精 ブライトニング エッセンス ローション」を発売(3月1日)。乳液・クリームも同じ年に刷新

40年近く同じ化粧水を軸にしながら、ラインを少しずつ増やしてきたブランドだとわかります。

読み方と、ハトムギ・トウキなど和漢植物へのこだわり

雪肌精は「せっきせい」と読みます。ボトルや公式サイトのローマ字表記も「SEKKISEI」で、漢字を音読みでつなげた名前です。

ブランドの柱になっているのが、漢方の考え方に通じる「和漢植物」のエキスです。コーセーは、約100種類の和漢植物の中から選んだハトムギやトウキなどを配合していると説明しています。ハトムギは穀物の一種で、ハトムギ茶でもおなじみの植物です。トウキ(当帰)はセリ科の植物で、根が生薬として使われてきました。

2024年に刷新した化粧水では、国産のハトムギエキスを保湿成分として高い濃度で配合したとされています。どの植物エキスが入っているかは商品ごとに違うので、気になる人はパッケージの成分表示で確かめましょう。

青いガラスの化粧水ボトルのそばに、ハトムギの穂とトウキの葉、白いコットンが並ぶ、すっきりとしたイメージ

「薬用」の表示は医薬部外品のしるし

「薬用雪肌精」の「薬用」は、その商品が医薬部外品であることを示しています。医薬部外品は、厚生労働省が認めた有効成分を決められた量だけ配合し、承認された効能を表示できる製品です。一方、一般の化粧品は肌を清潔にしたり、すこやかに保ったりすることが目的で、表示できる効能の範囲が決まっています。

たとえば、刷新後の化粧水が表示できるのは「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」「肌あれを防ぐ」という予防の効能です。できてしまったシミを消すものではありません。雪肌精のシリーズには医薬部外品と化粧品の両方があるので、選ぶときはパッケージの「医薬部外品」の文字を見ると区別できます。

サンゴを守る「SAVE the BLUE」

雪肌精は、2009年から「SAVE the BLUE」という環境活動を続けています。沖縄県読谷村でサンゴの養殖と植え付けに取り組む「海の種」の活動に賛同して始まったものです。夏の期間中に対象商品が売れると、そのボトルの底の面積を合計した分だけ、サンゴを育てる費用が寄付されるしくみです。

2018年からは、海を豊かにする森を守る活動も加わりました。夏になると限定デザインのボトルが並ぶのは、この取り組みに合わせたものです。植え付けたサンゴの面積など最新の数字は、ブランドの特設サイトで公表されています。

雪肌精のシリーズ一覧と違い

同じ「雪肌精」の名前でも、中身はいくつかのシリーズに分かれています。大きく分けると、青いボトルの定番「薬用雪肌精」、2020年に加わった「クリアウェルネス」、最上位の「みやび」、そして日焼け止めなどのアイテムです。迷ったときは、何を目的にするか(シミ・そばかすを防ぐのか、うるおいを保つのか)と、1本にかけられる予算の2点で考えると選びやすくなります。まず下の表で全体を見てから、シリーズごとの特徴を確認しましょう。

シリーズ誕生特徴化粧水の価格の目安(発売時)
薬用雪肌精1985年(1993年に薬用化)青いボトルの定番。医薬部外品。2024年に刷新200mL 3,850円(税込)
雪肌精 クリアウェルネス2020年肌のうるおいを守る力に着目したライン200mL 3,600円(税抜)
雪肌精 みやび2016年日本の「雅」を掲げた最上位のライン商品により異なる(高価格帯)
日焼け止めなど―SPF50+の日焼け止めジェルなど―

薬用雪肌精(青いボトルの定番)

「雪肌精」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、この薬用雪肌精です。化粧水を中心に、乳液・クリームがそろっています。2024年の刷新で、化粧水は「ブライトニング エッセンス ローション」、乳液は「ブライトニング エマルジョン」(2024年7月1日発売・140mL 4,180円)という名前になりました。クリームも2024年10月に新しくなっています。

さっぱりした使い心地のイメージが強いシリーズですが、刷新後の化粧水は、しっとり感も出るように作り変えたと説明されています。シミ・そばかすを防ぐことと肌あれを防ぐことの両方を目的にしたい人の、最初の1本の候補になります。

雪肌精 クリアウェルネス

クリアウェルネスは2020年に生まれたラインです。肌のうるおいを守る力(うるおいバリア)の量と質を高めて、肌トラブルが起こりにくい状態を目指す、という考え方で作られています。化粧水の「ナチュラル ドリップ」は2020年9月16日に発売され、200mLの本体価格は3,600円でした。

同じシリーズに、別のタイプの化粧水「ピュア コンク」や乳液、シートマスク、日焼け止めのミルクもあります。薬用雪肌精とはねらいが違い、季節の変わり目などに肌のコンディションが揺らぎやすい人が、うるおいを中心に整えたいときに向いたラインです。

雪肌精 みやび(最上位のライン)

みやびは2016年に誕生した、雪肌精の中でいちばん上の位置づけのラインです。日本ならではの美意識である「雅(みやび)」をテーマにしていて、化粧水・乳液・クリームのほか、美容オイルや化粧下地などもそろっています。

価格は薬用雪肌精よりかなり高めです。たとえば2020年12月に発売された美容オイル「アルティメイト ラディアント オイル」は、40mLで本体価格1万円でした。ドラッグストアで気軽に買うというより、じっくり選んで使う人向けのラインと考えるとよいでしょう。扱っている店も定番の薬用雪肌精より限られるので、買う前に店頭か公式サイトで取り扱いを確かめるのが確実です。

日焼け止め・その他のアイテム

雪肌精には、スキンケアの延長で使える日焼け止めもあります。代表的なのが「スキンケア UV エッセンス ジェル」で、SPF50+・PA++++、容量は90gです。汗や水に触れると日焼け止めの膜が強くなるしくみを取り入れていて、毎年のように改良版や限定デザインが出ています。

このほか、洗顔料やシートマスク、時期によっては化粧水と乳液のミニサイズを組み合わせたセットも出ます。化粧水で目指していることを日中も続けたいなら、日焼け止めを同じブランドでそろえる、という考え方もあります。服や帽子での紫外線対策と組み合わせると、肌に塗るものだけに頼らずにすみます。

薬用雪肌精の化粧水は2024年に何が変わった?

薬用雪肌精の化粧水は、2024年3月1日に「薬用雪肌精 ブライトニング エッセンス ローション」として新しくなりました。いちばん大きな変化は有効成分で、美白(メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ)と肌あれ防止の2つの効能をもつ、甘草(カンゾウ)由来の成分に切り替わりました。あわせて容量と価格、使い心地も変わっています。家に古いボトルが残っている人や、店頭で2種類を見かけて迷った人は、次の3つの違いを押さえておきましょう。

新しい有効成分は甘草由来の「グリチルレチン酸ステアリル」

刷新後の化粧水には、甘草由来の有効成分「グリチルレチン酸ステアリル」が配合されています。甘草はマメ科の植物で、その根から取れる成分は以前から肌あれを防ぐ有効成分として使われてきました。コーセーはこの成分で新たに美白の効能の承認を得て、1つの成分で美白と肌あれ防止の両方をうたえる点を、日本で初めてだと説明しています。製品化までには16年かかったそうです。

なお、従来品の「薬用 雪肌精 エンリッチ」の表示では、有効成分は「グリチルリチン酸ジカリウム」です。名前がよく似ていますが別の成分なので、成分表示を見比べるときは注意してください。

容量と価格の目安

刷新後の化粧水は、発売時の価格が200mLで3,850円、350mLで5,940円(いずれも税込)でした。その後、販売店によっては200mLを4,180円、350mLを6,380円で扱う例も見られるため、いまの価格は買う店で確かめてください。試しやすい30mLのトライアルサイズもあります。

従来品の薬用雪肌精は、200mL・360mLが基本で、時期によって500mLの限定サイズも出ていました。容量が「360mL」なら従来品、「350mL」なら刷新後の商品と見分けられます。また、刷新後の商品は名前に「ブライトニング エッセンス ローション」と入っています。

使い心地はどう変わった?

従来の薬用雪肌精は、さっぱりした感触の化粧水として知られていました。そのぶん、乾燥しやすい人にはしっとり感がもの足りないという面もありました。刷新後の化粧水では、油に溶ける性質の有効成分と植物由来の保湿成分を、とても小さなカプセルに包んで配合しています。メーカーは、これによってさっぱりした使い心地を保ちながら、しっとり感も出せるようにしたと説明しています。

感じ方には個人差があるので、従来品の使い心地が気に入っていた人は、まずトライアルサイズで試すと安心です。

雪肌精の使い方

雪肌精の化粧水は、洗顔のあとに手のひらかコットンでなじませるのが基本です。特別な手順はいりませんが、量が少なすぎたり、コットンで強くこすったりすると、肌への負担になってしまいます。ここでは、ふだんのつける順番と量の目安、コットンを使うときのコツ、そして新しい化粧品を使い始めるときに気をつけたいことを順に紹介します。量はどれもメーカーが示している目安なので、肌の状態に合わせて加減してください。

つける順番と量の目安

スキンケアの基本の順番は、洗顔 → 化粧水 → 乳液(またはクリーム)です。朝はこのあとに日焼け止めを重ねます。

  1. 洗顔のあと、タオルで顔の水気をやさしく押さえる
  2. 化粧水を500円玉ほどの量だけ手のひらかコットンに取る
  3. 顔の中心から外側へ、包み込むようになじませる
  4. 乳液を100円玉ほどの量だけ取り、同じようになじませる

乾燥が気になる目元や口元には、少量を重ねづけするとよいでしょう。化粧水は朝と夜の1日2回使うのが一般的です。夜は乳液やクリームで終えてかまいませんが、朝は最後に日焼け止めを塗っておくと、日中の紫外線対策までひと続きにできます。

コットンで使うときのコツと、パックにするとき

コットンを使うと、化粧水を顔全体にムラなく行きわたらせやすくなります。コツは、コットンが肌の上でひっかからないくらい、たっぷり含ませることです。量が少ないとコットンの繊維が肌をこすってしまいます。肌の上ではすべらせるようになじませ、パンパンと強くたたく必要はありません。

コットンに含ませて顔にのせ、パックのように使う人もいます。その場合も、のせたまま長く放っておかないことが大切です。コットンが乾いてくると、かえって肌の水分を奪いやすくなります。乾く前に外し、そのあとは乳液でふたをしましょう。

洗面台の前で、化粧水を含ませた白いコットンを手に持っている手元のイメージ

使うときの注意(肌に合わないとき)

新しい化粧品を使い始めるときは、いきなり顔全体につけず、腕の内側など目立たない場所に少量をつけて様子を見ると安心です。使っている途中で赤み・はれ・かゆみ・刺激などを感じたら、使うのをやめましょう。続く場合は皮膚科の医師に相談してください。傷やはれもの、湿しんなど、肌に異常があるところには使わないのが基本です。

化粧水が目に入ったときは、すぐに水かぬるま湯で洗い流してください。保管は、パッケージの表示に従い、直射日光の当たる場所や高温になる場所を避けましょう。

自分に合うシリーズの選び方

雪肌精のシリーズ選びは、「何を目的にするか」で大まかに決まります。シミ・そばかすを防ぎたいなら医薬部外品の薬用雪肌精、うるおいを守ることを中心にしたいならクリアウェルネス、予算をかけてじっくりケアしたいならみやび、というのが基本の考え方です。そのうえで、季節や肌質、家族の誰が使うか、どこで買うかによって、選ぶ商品やサイズが変わってきます。値段の比べ方も一つの目安になります。たとえば薬用雪肌精の化粧水は、発売時の価格で計算すると200mLが1mLあたり約19円、350mLが約17円です。順に見ていきましょう。

目的で選ぶ

こんな人に候補になるシリーズ
日やけによるシミ・そばかすを防ぎたい薬用雪肌精(医薬部外品の表示を確認)
肌あれを防ぎたい薬用雪肌精
うるおいを中心に、肌の調子を整えたい雪肌精 クリアウェルネス
予算をかけて、ライン使いをしたい雪肌精 みやび
日中の紫外線対策もそろえたいスキンケア UV エッセンス ジェルなどの日焼け止め

どのシリーズも、まず化粧水1本から試し、気に入ったら乳液を足すという順番で十分です。最初から全部そろえる必要はありません。同じシリーズの化粧水と乳液は一緒に使う前提で作られているので、乳液を足すときは同じシリーズから選ぶと組み合わせに迷いません。

季節・肌質・家族で使うとき

紫外線は夏だけでなく一年中降りそそいでいるので、シミ・そばかすを防ぐ目的なら、季節を問わず続けるのが基本です。冬や乾燥しやすい肌の人は、化粧水のあとに乳液やクリームを重ねて、うるおいを逃がさないようにしましょう。脂っぽさが気になる夏は、乳液の量を少なめにするなど、季節で調整すると使いやすくなります。

雪肌精の化粧水に性別の決まりはないので、男性も使えます。家族で使うなら、たっぷり使える大きいサイズを選ぶと1mLあたりの値段を抑えられます。部活や外遊びで日やけしがちな中高生の子どもがいる家庭では、肌に合うかを確かめたうえで取り入れるのも一つの方法です。

買える場所の種類と、買う前に確かめること

雪肌精は、ドラッグストアやスーパーの化粧品売り場、化粧品専門店、百貨店、コーセーの公式通販などで扱われています。ただし、シリーズや商品によって扱う店が違い、みやびのように取り扱いが限られるラインもあります。

買う前に確かめたいのは、次の3点です。

  • 商品名が刷新後の「ブライトニング エッセンス ローション」か、従来品か
  • パッケージに「医薬部外品」の表示があるか(目的に合うか)
  • フリマアプリや個人の出品では、保管状態や製造時期がわからないこと

品質に不安が残る買い方は避け、正規の販売店で選ぶのが安心です。

雪肌精についてよくある質問

ここでは、雪肌精について調べている人がつまずきやすい疑問をまとめました。読み方や、従来品と刷新後の商品の見分け方のように、買う前に知っておきたいことが中心です。冷蔵庫での保管や使用期限のように、化粧品全般にかかわる疑問もあわせて取り上げています。答えはパッケージの表示やメーカーの説明をもとにしているので、細かい点は手元の商品の表示で確かめてください。

雪肌精の読み方は?

「せっきせい」と読みます。ローマ字では「SEKKISEI」と書きます。

従来品と刷新後の化粧水はどう見分ける?

刷新後の商品は、名前に「ブライトニング エッセンス ローション」と入っています。大きいサイズは、従来品が360mL、刷新後が350mLです。有効成分の表示も違います。

雪肌精は夏だけ使うもの?

季節の決まりはありません。紫外線は一年中あるので、シミ・そばかすを防ぐ目的なら通年で使えます。冬は乳液やクリームを重ねて乾燥を防ぎましょう。

化粧水を冷蔵庫で冷やしてもいい?

保管はパッケージの表示に従うのが基本です。出し入れで温度差が大きくなると、中身の状態が変わることもあるため、冷やしたい場合はメーカーの相談窓口で確かめると安心です。

使用期限はどれくらい?

使用期限の表示がない化粧品は、未開封で適切に保管すれば、製造からおおむね3年は品質が保たれるように作られています。開封したあとは、早めに使い切るようにしましょう。

男性が使ってもいい?

性別の決まりはないので使えます。初めて使うときは、目立たない場所で肌に合うかを試してからにしましょう。

まとめ

雪肌精は、コーセーが1985年に発売した化粧水から始まり、ハトムギやトウキなどの和漢植物のエキスを軸にしてきたスキンケアブランドです。いまは定番の薬用雪肌精、うるおいに着目したクリアウェルネス、最上位のみやび、日焼け止めなどに分かれています。

看板の化粧水は2024年3月に「ブライトニング エッセンス ローション」へ刷新され、美白と肌あれ防止の2つの効能をもつ甘草由来の有効成分に変わりました。選ぶときは、目的と予算でシリーズを決め、化粧水1本から試すのがおすすめです。

肌に合うかどうかは人それぞれなので、トライアルサイズや目立たない場所で試してから、自分の肌に合った使い方を見つけてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次