ブルーベリーは1日何粒?食べ方・冷凍保存・選び方のコツ

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「ブルーベリーは1日どのくらい食べていいの?」「買ってきたパック、いつまでもつ?」小粒で手軽な果物なのに、いざ買ってみると迷うポイントが意外と多いですよね。

結論からいうと、1日の目安は40〜50g(20〜25粒ほど)。冷蔵なら1週間以内に食べきり、冷凍すれば1か月ほどおいしさを保てます。

この記事では、1日の適量と食べすぎたときの注意点、生・冷凍・ドライそれぞれの食べ方、日持ちさせる保存の手順、旬の時期と新鮮な粒の見分け方までまとめました。栄養成分は文部科学省の食品成分表の数値で整理しています。

目次

ブルーベリーは1日何粒が目安?食べすぎるとどうなる

ブルーベリーには「1日◯粒まで」という決まりはありません。ただ、果物全体の摂取目安から逆算すると、1日40〜50gあたりが続けやすいラインです。パック売りは100g前後が多いので、1パックを2日に分けて食べるイメージですね。少量でも毎日続けるほうが、一度にたくさん食べるより習慣にしやすく、おなかへの負担も少なくてすみます。

1日の目安は40〜50g(20〜25粒)。ほかの果物と合わせて1日200gを超えないように考えると、迷いません。

1日の目安量は40〜50g(20〜25粒)

厚生労働省の「健康日本21(第三次)」では、果物の摂取量の目標を1日200gとしています。これはブルーベリーだけでなく、りんごやみかんなど、その日に食べる果物すべてを合わせた量です。

ブルーベリーは1粒がおよそ2g。40〜50gなら20〜25粒で、大人の手でひとつかみ程度にあたります。朝のヨーグルトに20粒、おやつに残りを少し、という分け方なら無理なく続けられるでしょう。ほかの果物をしっかり食べる日は、ブルーベリーを減らして合計200gに収めるのが目安です。

食べすぎるとどうなる?おなかと糖分の注意点

ブルーベリーは100gあたり48kcalと低カロリーで、パック1つ(100g)を一度に食べても、量そのものが問題になることはまずありません。それでも気をつけたいのが、食物繊維と糖分です。

ブルーベリーの食物繊維は100gあたり3.3gと果物の中では多めで、皮ごと食べるぶん不溶性の繊維も一緒にとることになります。一度に大量に食べると、人によってはおなかが張ったり、ゆるくなったりすることがあります。また、ドライブルーベリーは水分が抜けて糖分が凝縮されているため、生と同じ感覚で食べると糖分のとりすぎにつながりやすい点にも注意しましょう。

果物の食べすぎで起こりやすい症状は、キウイの記事でもくわしく紹介しています。

ブルーベリーの栄養成分|100gあたりの数値と特徴

ブルーベリーは、青紫色のもとになるアントシアニン(ポリフェノールの一種)、食物繊維、ビタミンC・Eなどを含む果物です。文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」による、生のブルーベリー100gあたりの主な数値は次のとおりです。水分が86%ほどを占め、脂質はほぼゼロ。数字を見ると「カロリーが控えめで食物繊維が多い果物」という性格がはっきりします。

新鮮なブルーベリーが器に盛られたイメージ
栄養素100gあたりの含有量ひとこと
エネルギー48kcal果物の中でも控えめ
炭水化物12.9gうち食物繊維3.3g
食物繊維3.3gバナナ(1.1g)の約3倍
ビタミンC9mgいちご(62mg)より少なめ
ビタミンE1.7mgα-トコフェロールの値
β-カロテン55μg体内でビタミンAに変わる
カリウム70mg果物としては少なめ
マンガン0.26mgブルーベリーに比較的多いミネラル

アントシアニン(青紫色の色素)

ブルーベリーの濃い青紫色は、アントシアニンというポリフェノールの色です。皮の部分に多く、皮ごと食べる果物だからこそ丸ごととれます。「ブルーベリーは目にいい」というイメージは、アントシアニンが網膜にある「ロドプシン」というたんぱく質の再合成に関わるとされていることから広まったものです。

ただし、視力が回復するといった効果を保証するものではありません。この記事では「色素としてどこに含まれているか」「冷凍や加熱でどう変わるか」という、食べ方に直結する部分だけを扱います。

食物繊維はバナナの約3倍

ブルーベリー100gあたりの食物繊維は3.3g。同じ100gのバナナが1.1g、りんご(皮つき)が1.9gなので、小さな粒のわりに繊維が多い果物です。繊維はとくに皮に集まっているため、皮をむく手間がいらないブルーベリーは、繊維を手軽にとりやすい果物といえます。

一方で、この繊維の多さが食べすぎたときの「おなかがゆるくなる」原因にもなります。量を守れば長所、とりすぎると短所になる成分だと覚えておくとよいでしょう。

ビタミンC・Eとミネラル

ビタミンCは100gあたり9mgで、いちご(62mg)やキウイ(71mg)と比べると多くはありません。「ビタミンCをとりたいからブルーベリー」というより、ビタミンE(1.7mg)やマンガン(0.26mg)を含む点がブルーベリーらしい特徴です。

ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱い成分です。ジャムなど加熱調理では減りやすいので、ビタミンCを意識するなら生か冷凍のまま食べるのが向いています。

生・冷凍・ドライの食べ方|洗い方と解凍のコツ

ブルーベリーは皮をむく必要も種を取る必要もなく、洗ってそのまま食べられる果物です。生・冷凍・ドライのどれを選ぶかで、洗い方や食べるタイミングが少し変わります。生は食べる直前に洗う、冷凍は解凍しきらずに使う、ドライは量を控えめにする。この3点を押さえておけば、失敗はほぼありません。それぞれの違いを表にまとめました。

生・冷凍・ドライブルーベリーの比較イメージ
タイプ向いている食べ方注意点
そのまま・ヨーグルト・サラダ日持ちが短い(冷蔵で1週間以内)。食べる直前に洗う
冷凍半解凍でヨーグルト・スムージー・凍ったまま完全に解凍すると水っぽくなる
ドライグラノーラ・お菓子作り・持ち歩き糖分が凝縮。油や砂糖が添加された商品もある

生のブルーベリーは皮ごと、食べる直前に洗う

生のブルーベリーは、食べる直前にボウルに張った水でさっと洗い、水気を切るだけで食べられます。表面の白い粉(ブルーム)は果実自身が出す天然のろう成分なので、無理にこすり落とす必要はありません。ごしごし洗うと皮が傷んで水っぽくなるので、やさしく混ぜる程度で十分です。

洗うのは食べる分だけにするのがコツです。パックごと洗ってから冷蔵庫に戻すと、水分が残って傷みが早まります。ヨーグルトやサラダにのせるほか、はちみつをかけたり、パンケーキに添えたりと、生ならではの食感を楽しめます。

洗い方の考え方は、同じく皮ごと食べるいちごとほぼ同じです。

冷凍ブルーベリーは半解凍か凍ったまま

冷凍ブルーベリーは、完全に解凍すると細胞から水分が出て、ぐにゃっとした食感になります。おいしく食べるなら、冷蔵庫で10〜15分ほど置いた半解凍の状態か、凍ったままシャーベット感覚で食べるのがおすすめです。ヨーグルトに凍ったまま入れると、食べ進めるうちにちょうどよく溶けていきます。

スムージーやジャム、マフィンなど火を通す用途なら、解凍せずそのまま使えます。市販の冷凍ブルーベリーは洗浄してから凍結されている商品が多いものの、扱いはメーカーによって異なるため、パッケージの「そのまま食べられる」「加熱してお召し上がりください」といった表示を確認してから使いましょう。

「冷凍すると栄養が落ちるのでは」と心配する声もありますが、冷凍で皮の細胞が壊れ、アントシアニンが取り出されやすくなるという研究報告(米サウスダコタ州立大学、2014年)もあります。少なくとも、冷凍したから栄養が大きく損なわれる、と心配する必要はなさそうです。

ドライブルーベリーは量を決めて

ドライブルーベリーは持ち歩きやすく、グラノーラやお菓子作りに使いやすい反面、水分が抜けたぶん同じ重さでも糖分が多くなります。文部科学省の成分表でも、乾燥品は生の数倍のエネルギーになる計算です。生のように「ひとつかみ」ではなく、大さじ1〜2杯程度と決めておくと食べすぎを防げます。

商品によっては砂糖や植物油でコーティングされているものもあるので、原材料表示を見て「ブルーベリー」だけのものを選ぶと、素材の味を楽しめます。

ブルーベリーの保存方法と日持ち|常温・冷蔵・冷凍

ブルーベリーは見た目より傷みやすい果物です。常温に置くと1〜2日で水分が出てカビが生えやすくなるため、買ったその日に冷蔵庫へ入れるのが基本になります。2〜3日で食べきれない分は、早めに冷凍に回すのが正解です。「まだ大丈夫かな」と冷蔵庫で様子を見ているうちに傷ませてしまうのが、いちばんもったいないパターンですね。保存方法ごとの日持ちの目安は次のとおりです。

保存方法日持ちの目安ポイント
常温1〜2日基本はおすすめしない。夏場は当日中に冷蔵へ
冷蔵(野菜室)3日〜1週間洗わずに保存。傷んだ実は取り除く
冷凍約1か月(風味の目安)洗って水気を拭き、バラ凍結してから袋へ

冷蔵保存は「洗わない・詰めない・傷んだ実を除く」

冷蔵で保存するときは、洗わずにそのまま入れるのが鉄則です。水分が残ると、そこからカビや傷みが広がります。パックのままでもかまいませんが、底にキッチンペーパーを敷いた保存容器に移し替えると、余分な水分を吸ってくれるぶん長持ちしやすくなります。

入れ替えるときに、つぶれた実やカビの生えた実を取り除いておくのも大切です。傷んだ実がひとつあると、まわりの実にも移りやすくなります。保存場所は乾燥しにくい野菜室が向いています。

冷凍保存の手順|バラ凍結でくっつかない

冷凍するときは、ひと手間かけて「バラ凍結」にしておくと、使いたい分だけ取り出せて便利です。手順は次の4ステップです。

STEP
さっと洗って傷んだ実を除く

ボウルの水でやさしく洗い、つぶれた実や軸のかけらを取り除きます。冷凍後は洗えないので、このタイミングで済ませておきます。

STEP
水気をしっかり拭き取る

キッチンペーパーの上に広げ、表面の水分を拭き取ります。水気が残ると霜がつき、実どうしがくっつく原因になります。

STEP
バットに重ならないよう並べて凍らせる

ラップを敷いたバットや平らな容器に、実が重ならないよう並べて冷凍庫へ。2〜3時間で表面が凍ります。

STEP
凍ったら保存袋に移す

凍った実を冷凍用保存袋にまとめ、空気を抜いて口を閉じます。日付を書いておくと、食べきる目安がわかりやすくなります。

冷凍庫で長く置くと霜がついて風味が落ちていくので、1か月程度を目安に食べきるのがおすすめです。時間がないときは、洗って拭いたあと袋に直接入れても冷凍はできます。その場合は実がくっつきやすいので、袋の上から軽くほぐして使いましょう。

傷んだブルーベリーの見分け方

保存中に見ておきたいサインは3つです。実の表面にしわが寄ってやわらかくなっている、パックの底に汁がたまっている、白や緑のふわふわしたカビが出ている。このどれかがあれば、その実は取り除きます。カビが出た実に接していた実も、念のため一緒に除いておくと安心です。ブルームが取れて表面がつやつやして見える実は、傷みではなく鮮度が落ち始めたサインなので、その日のうちに食べきりましょう。

パック内の実がまとめてやわらかくなっていたり、酸っぱいにおいがしたりする場合は、無理に食べずに処分しましょう。

ブルーベリーの旬と新鮮な粒の選び方

国産ブルーベリーの旬は6月下旬〜8月下旬。この時期は直売所やスーパーに国産の生ブルーベリーが並び、摘み取り園も開園します。農林水産省の統計では、生産量の1位は長野県で、東京都・群馬県がこれに続きます。長野県は昼夜の寒暖差が大きく、日照時間が長い気候がブルーベリーの栽培に向いているとされ、東京都は都市近郊の摘み取り園が多いのが特徴です。旬以外の時期に店頭に並ぶ生のブルーベリーは、チリやアメリカなどからの輸入品が中心になります。

ハイブッシュ系とラビットアイ系で時期が違う

ブルーベリーには大きく2つの系統があり、出回る時期と粒の性格が少し異なります。初夏に出るのは大粒のハイブッシュ系、夏の後半に出るのは小粒で酸味がやわらかいラビットアイ系です。

系統収穫時期特徴
ハイブッシュ系6〜7月大粒で甘みが強い。生食向き。冷涼な地域に多い
ラビットアイ系7〜8月やや小粒で収穫量が多い。暖かい地域でも育つ。ジャム向き

ラビットアイという名前は、熟す前の実がうさぎの目のように赤くなることに由来します。摘み取り園で「赤い実」を見かけたら、まだ熟していないサインです。

新鮮で甘いブルーベリーを選ぶ3つのポイント

店頭でパックを手に取ったら、次の3点を確認すると失敗が減ります。

  • ブルーム(白い粉)がしっかり残っている。時間がたつと取れていくので、鮮度の目印になる
  • 軸の付け根まで濃い青紫色になっている。付け根が赤っぽい実は酸味が残っている
  • 実がふっくらとしてハリがあり、パックの底に汁やつぶれた実がない

ブルームは果実の表面をおおう天然のろう成分で、乾燥を防いで鮮度を保つ役割があります。洗い落とすものではなく、むしろ「残っているほど新鮮」と考えてください。同じパックでも、粒の大きさより色の濃さと付け根の色で甘さを見分けるのがコツです。

ブルーベリー以外の夏の果物の旬と見分け方は、こちらの記事でまとめています。

ブルーベリーに関するよくある質問

冷凍ブルーベリーは洗わずに食べられますか?

市販品は洗浄後に凍結されている商品が多いですが、加熱用として売られているものもあります。パッケージの表示に「そのままお召し上がりいただけます」とあれば洗わずに使えます。自宅で冷凍する場合は、凍らせる前に洗って水気を拭いておきましょう。

1日に100g(1パック)食べても大丈夫ですか?

100gで48kcal・食物繊維3.3gなので、たまに1パック食べる程度なら量として問題になることはまずありません。ただし果物全体の目安は1日200gなので、ほかの果物と合わせて考えましょう。毎日続けるなら40〜50gが目安です。

冷凍すると栄養は落ちますか?

アントシアニンは冷凍で大きく減る成分ではなく、皮の細胞が壊れて取り出されやすくなるという報告もあります。水に溶けやすいビタミンCは解凍時に出る水分と一緒に失われやすいので、解凍しきらずに食べると無駄がありません。

ジャムにするなら生と冷凍どちらがいいですか?

どちらでも作れます。冷凍のほうが細胞が壊れて果汁が出やすく、煮る時間を短くできるので手軽です。傷みかけた生の実を冷凍しておき、まとめてジャムにするのも無駄のない使い方です。

夜に食べても問題ありませんか?

40〜50gなら20〜25kcal程度なので、夜のデザートに少量とるぶんには気にしすぎる必要はありません。果物を食べる時間帯の考え方は、別の記事でくわしく紹介しています。

まとめ

ブルーベリーの適量と食べ方・保存のポイントをおさらいします。

  • 1日の目安は40〜50g(20〜25粒)。ほかの果物と合わせて1日200gが目安
  • 食べすぎると食物繊維でおなかがゆるくなることがある。ドライは糖分が凝縮されているので量を決めて
  • 生は食べる直前に洗う。冷凍は半解凍か凍ったまま。市販の冷凍品は表示を確認
  • 冷蔵は洗わず野菜室で1週間以内。食べきれない分は洗って拭いてバラ凍結、約1か月が目安
  • 旬は6月下旬〜8月下旬。ブルームが残り、軸の付け根まで色づいた粒を選ぶ

まずは1パック買って、半分はその日に生で、残りは洗って拭いて冷凍に。この分け方を覚えるだけで、ブルーベリーを傷ませずに使いきれます。

参考:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」/厚生労働省「健康日本21(第三次)」/農林水産省「特産果樹生産動態等調査」

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