外出先で傘が壊れてしまった場合や、まだ使えるけれど荷物になるために処分を考えることもあるでしょう。しかし、街中のゴミ箱や植え込みに捨てると不法投棄に該当し、自治体や店舗に負担をかけてしまいます。ですから、外で捨てるのは避けたいところです。
そこで今回は、外出先で傘を処分したい場合に実践できる4つの代替案をご紹介します。
外出先で傘を処分するための代替案4選
仕事中や移動中に「傘を処分したい」と思ったときに役立つ方法を4つピックアップしました。
外出先で傘を処分する代替策1 小さく折りたたんで持ち帰る
実際のところ、外で傘を処分するのは難しいため、家に持ち帰って分別ルールに沿って捨てるのが一番適切です。
壊れていない場合は、できるだけコンパクトに畳んでカバンに収納してみましょう。
カバンに入らないときは、ビニール袋やエコバッグを活用して安全に持ち運ぶようにしてください。
壊れた骨が周囲を傷つけないように工夫しつつ、家まで持ち帰ることが大切です。
外出先で傘を処分する代替策2 リサイクルショップに持ち込む
もし壊れていないビニール傘などを処分したい場合、リサイクルショップに持ち込む方法もあります。
たとえば、急な雨で買ったビニール傘をもう使わないときなどに便利です。
ショップによっては買い取りが難しくても、引き取り対応をしてくれることもあります。
ただし、近くにそういったお店があるかどうかがポイントになります。
外出先で傘を処分する代替策3 新しい傘購入時に引き取り依頼をする
3つ目は、新しい傘を購入する際に壊れた傘を引き取ってもらえるか相談してみる方法です。
ただし、店舗によっては対応してもらえない場合も多いでしょう。
高価な傘を買う場合には、引き取りに応じてくれる可能性があります。
コンビニなどで買った安いビニール傘だと厳しいかもしれませんが、デパートや雑貨店では事前に聞いてみる価値があるかもしれません。
外出先で傘を処分する代替案4 駅員さんに相談してみる
壊れた傘を抱えたまま電車に乗る必要がある場合は、駅員さんに相談してみましょう。
駅によっては、壊れた傘専用の回収ボックスを設置しているところもあります。利用できるならぜひ活用してみてください。
傘の捨て方: 分解の有無や粗大ゴミ指定などは自治体により異なる
傘を捨てる際は、地域ごとに方法が異なるため、必ず確認しましょう。
たとえば「傘 捨て方 ○○(地名)」で検索すると、その地域の回収ルールが分かります。
不燃ゴミで出せる場合があれば、粗大ゴミとして扱われる地域もあり、パーツごとに分解して捨てる必要がある自治体もあります。処分前には必ずルールをチェックしてください。
もし分解が必要なら、ビニール傘などは以下の4つのステップでバラせます。
ステップ1 | 露先を外す |
骨組みの先端部分にあるプラスチック(露先)を取り外します。 | |
ステップ2 | 石突を外す |
先端の「石突」は反時計回りに回すと外れます。 | |
ステップ3 | ビニールをはがす |
骨から生地をはがします。粘着が強い部分はハサミやペンチを使うこともあります。 | |
ステップ4 | 手持ち部分を外す |
外れやすいタイプもあれば、ペンチが必要な場合もあります。外した後はプラスチックや金属など、素材ごとに分別してください。 |
長傘や折りたたみ傘の場合でも、構造はほぼ同じですが、糸で布を留めている場合は注意して解体しましょう。
壊れた傘は修理がおすすめ!簡易キットで長く使えばゴミ削減に
大切にしていた傘が壊れるとショックですよね。
風の強い日に骨が折れることはよくありますが、1本か2本だけの破損なら、まだ廃棄するには早いかもしれません。
ホームセンターや100円ショップ、オンラインストアでは、傘修理用パーツやキットが手軽に手に入ります。
たとえば「WAKI あなたも傘職人」シリーズはサイズや色の選択肢が豊富で、複数のパーツがセットになった便利な商品もあります。
修理に挑戦してみると、思ったより簡単に直せることもあります。以下は傘の骨に関する名称です。
- 親骨:傘布を支える外側の骨
- 受け骨:親骨を支える内側の骨で、開閉時に動く部分
傘の骨折れを直す方法は、大きく2つに分けられます。
修理方法1:親骨と受け骨をつなぐ関節部分を直す
骨の太さによって適合する部品が異なるため、購入時に確認をしましょう。
まずは骨をつないでいる「ハトメ」を外し、骨接ぎパーツを骨の外側に当てます。
その後、穴の位置を合わせてハトメを戻すか、針金で代用して留める方法が一般的です。
針金を使う場合は、先端を曲げて怪我をしないようにしてください。
修理方法2:折れた親骨を補強パーツで修理する
親骨が折れた場合は、三ツ爪や四ツ爪などの補強パーツで直せます。
カラーやサイズが複数あるので、傘に合うものを選んでください。
骨をまっすぐ伸ばした状態で、パーツを外側からかぶせ、爪を折り曲げて固定するだけでOKです。
ペンチがあると作業がしやすいでしょう。
まとめ
今回ご紹介したのは、外出先で壊れた傘を処分する方法と修理のコツです。
台風など予想できる風にはあらかじめ対策できますが、突風は避けにくいもの。
強風のときは傘を閉じる方も多いと思いますが、外に出る以上、可能なら使い続けたいですよね。
捨てる際は、必ず怪我のないように分別しましょう。
また、骨折れだけでなく布の破れや石突の故障など、パーツ交換ができるケースも多いです。
もし特殊な傘で自力修理が難しい場合は、ミスターミニッツのような修理店に依頼するのも手段の一つです。
壊れたからといってすぐに廃棄せず、まずは修理を検討してみてください。
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