小学生の暇つぶし20選|ゲーム以外で高学年が夢中になる遊び

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「ゲームばかりしてないで、ほかのことをしたら?」と声をかけたのに、5分後にはまた退屈そうにしている。小学校高学年のお子さんがいるご家庭では、よくある光景ではないでしょうか。

低学年のころに喜んでいた遊びは、もう物足りない。かといって「本でも読んだら」では、なかなか腰が上がらないものです。

高学年の暇つぶしは「ひとりか、誰かと一緒か」「道具がいるか、いらないか」の2つで絞ると決まりやすくなります。声かけを「ひまなら○○したら」から「今から30分、紙とペンだけでできることがあるよ」に変えるだけで、動き出す確率が変わります。

この記事では、ゲームやスマホを使わずに小学校高学年が楽しめる暇つぶしを、場面別に20案そろえました。それぞれに所要時間の目安と必要なものを添えてあるので、そのまま子どもに提示できます。留守番中、雨の日、宿題を終えたあとの手持ちぶさたな時間に、どうぞ使ってみてください。

目次

ゲーム以外の暇つぶしが続かない3つの理由

案を出しても長続きしないときは、遊びそのものではなく「すすめ方」に原因があることがほとんどです。よくある3つのつまずきを先に押さえておきましょう。

理由1:提案がざっくりしすぎている

「本を読んだら」「絵でも描けば」は、大人にとっては十分な提案でも、子どもには何も決まっていないのと同じです。どの本を、どこで、どれくらいの時間読むのか。決めるべきことが多いほど、着手のハードルは上がります。

逆に「この本の1章だけ、ソファで15分」まで決めてあげると、すっと始められます。この記事で所要時間と道具をセットにしているのは、そのためです。

理由2:高学年には低学年向けの遊びが物足りない

10歳を過ぎると、単純なルールの遊びはすぐに飽きてしまいます。高学年が夢中になるのは、作戦を考える余地があるものや、自分でルールを作りかえられるものです。

同じ「宝探し」でも、隠す場所を伝えるだけなら数分で終わります。暗号を解かないと次のヒントが読めない形にすれば、30分以上熱中することも珍しくありません。ひと工夫を足せるかどうかが分かれ目です。

理由3:「有意義でなければ」と考えすぎている

暇つぶしに学びや成長を求めすぎると、子どもは「これも勉強か」と感じて離れていきます。ぼんやりする時間や昼寝も、立派な過ごし方のひとつです。

親が期待しているのが伝わるほど、子どもは身構えます。まずは「面白そうかどうか」だけで選ばせて、学びは後からついてくるくらいに構えておくと長続きします。

一人で夢中になれる暇つぶし8選【留守番・雨の日・宿題のあと】

まずは、ひとりで完結する8案です。留守番中や雨で外に出られない日、宿題を終えて時間が余った日に向いています。時間と道具の目安を先に一覧にしました。

暇つぶし所要時間の目安必要なもの
読書15分〜本(マンガも可)
簡単な料理・おやつ作り20〜40分食材・調理器具
絵やイラストを描く20分〜紙・ペン
オリジナルすごろく作り1〜2時間画用紙・ペン・サイコロ
机まわりの模様替え30分〜1時間なし
植物や生きものの観察10分×毎日ノート・鉢や虫かご
休日のおでかけ計画30分〜紙・地図やチラシ
しっかり眠る・何もしない自由なし

読書(マンガから始めてかまわない)

「読書」と身構えると続きません。高学年なら、まずマンガや図鑑のようにページを開いた瞬間に楽しめるものから入るほうが自然です。文字を追うことに慣れれば、読み物へ移る子もいます。

コツは「これを読みなさい」と渡さないこと。押しつけられた本ほど手に取られません。図書館で借りてきた本をリビングの目につく場所にさりげなく置いておくと、気づいたときには読んでいる、ということが起こります。

本選びに迷ったら、同年代がどんな本を読んでいるかを参考にするのも手です。

簡単な料理・おやつ作り

食べることが好きな子には、料理がよく刺さります。おすすめはスクランブルエッグのように工程が3つ以内で終わるものから始めることです。火加減や、卵が固まるまでの時間。ちょっとした調理でも覚えることはたくさんあります。

一度作れるようになると、自分で動画やレシピを探してアレンジを始める子も出てきます。べっこう飴、食パンの耳を使ったラスク、ホットケーキミックスのクッキーあたりは、材料が少なくて失敗しても痛手が小さいので入門向きです。

子ども向けの料理本を1冊置いておくと、「今日はこれを作る」と自分で決められるようになります。

火や刃物を使う場面は、慣れるまで大人が同じ部屋にいる前提で始めてください。安全面は記事後半の「安全のポイント」でまとめています。

絵やイラストを描く

白紙を渡して「好きに描いていいよ」だと手が止まる子も、お題があれば動けます。高学年なら、好きなキャラクターの模写から入るのが取りかかりやすい方法です。

慣れてきたら、次のようなお題に広げてみてください。1つのお題で20〜30分は集中できます。

  • 自分だけの4コマ漫画を1本仕上げる
  • 家族や飼っているペットを見ながら描く
  • 理想の部屋・理想の家の間取りを描く
  • オリジナルのキャラクターを設定つきで考える

オリジナルすごろく作り

ひとりで長い時間を埋めたいときの本命がこれです。作る時間と遊ぶ時間の両方が手に入るため、1日では終わらないこともあります。

STEP
テーマを決める

「学校の1日」「世界一周」「うちの家族の1年」など、身近なものほどマスの内容を思いつきやすくなります。

STEP
道と20〜30マスを描く

画用紙を横長に使い、スタートからゴールまでの道を先に引きます。マスは大きめに区切っておくと、あとから書き込みやすくなります。

STEP
イベントマスを考える

ここがいちばん盛り上がるところです。「1回休み」だけでなく、「ものまねをする」「3マス戻るか、サイコロを振ってもう一度進むか選ぶ」のように選択肢のあるマスを混ぜると、遊ぶときの駆け引きが生まれます。

STEP
家族で遊んでみて調整する

実際に遊ぶと、必ず「ここは強すぎる」「ゴールが遠い」といった点が見つかります。作り直す作業まで含めて楽しめます。

机まわりの模様替え・改造

高学年は「自分の場所」への関心が急に強くなる時期です。勉強机の配置を変える、引き出しの中身を仕分ける、空き箱で小物入れを作る。どれも道具がいらず、その日のうちに結果が見えます。

片づけを「やらせる」と嫌がられますが、模様替えとして本人に主導権を渡すと、驚くほど熱心に取り組むことがあります。空き箱を使った小物作りに広げたい場合は、こちらも参考になります。

植物や生きものの観察

1日10分で終わるのに、毎日続く暇つぶしです。とくに豆苗の再生栽培は、スーパーで買った豆苗の根元を水に浸すだけで始められて、数日で目に見えて伸びていきます。

ノートに日付と長さ、気づいたことを書き足していくと、記録そのものが楽しみになってきます。夏休みであれば、そのまま自由研究の材料にもなります。

休日のおでかけ計画を立てる

次の休みに「どこへ行きたいか」「何をしたいか」を子どもに考えてもらい、当日のスケジュールまで作ってもらう方法です。調べる作業が入るぶん、時間もしっかり埋まります。

丸投げにせず、次のような問いを渡すと具体的に進みます。

  • 公園にお弁当を持っていくなら、何時に出発する?持ち物は?
  • 雨だったときの代わりの案はある?
  • 行きたい場所はどの県にあって、片道どれくらいかかる?
  • 予算を3,000円にすると、どこまでできる?

実際にその計画で出かけると、次の機会にはもっと本気で調べるようになります。

しっかり眠る・何もしない時間をつくる

やることがなくなって「じゃあ寝る」となるのは、決して悪いことではありません。高学年は学校でも習い事でも気を張っている時間が長く、家でぼんやりする時間が必要です。

画面を見続けるより目も休まりますし、退屈な時間そのものが「次に何をしようか」を考えるきっかけにもなります。すべての空き時間を埋めようとしなくて大丈夫です。

友達・きょうだいと盛り上がる暇つぶし7選

ここからは2人以上で楽しむ7案です。人数が増えるほど、単純な遊びでも盛り上がりが大きくなります。

ボードゲーム

高学年に対してもっとも安定して効くのがボードゲームです。お金の計算や交渉ができる年齢になっているので、大人が本気を出しても勝てないことがあります。

タイプ代表的なゲーム向いている場面
すごろく・お金系人生ゲーム、モノポリー家族で長めに遊ぶ日
交渉・戦略系カタンじっくり考えたい高学年向け
パズル・瞬発力系ウボンゴ短時間で何回も遊びたいとき

選ぶときは、1回にかかる時間を先に確認しておくと失敗しません。たとえばカタンは3〜4人で60分以上、ウボンゴは1〜4人で約25分が目安です(いずれもジーピー版・対象年齢8歳以上)。はじめの1つなら、短時間で区切れるほうが飽きずにすみます。

遊活館
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トランプ・カードゲーム

道具が少なく、人数の増減にも対応できるのが強みです。UNOや大富豪のような定番に加えて、高学年ならルールを自分たちで足す遊び方もできます。

「このカードが出たら全員で立ち上がる」といったローカルルールを作らせると、遊びの寿命がぐっと延びます。トランプ1組あれば、ババ抜き・神経衰弱・スピード・七並べと形を変えて何時間でも遊べます。

ペットボトルボウリング

空のペットボトル10本をピンに見立てて並べるだけの遊びです。水を少し入れると倒れにくくなるので、難易度を調整できます。

廊下のような細長い場所があれば、そこがそのままレーンになります。得点表を紙で作って何ゲームか続けると、盛り上がりが長持ちします。

風船バレー

風船を床に落とさないよう打ち合うだけですが、室内でもかなりの運動量になります。風船がなければ、スーパーのレジ袋をふくらませても代用できます。

ぶつかっても物が壊れにくいのが利点です。「10回続けたらクリア」のように目標を決めると、協力プレイとしても楽しめます。

家の中で宝探し(暗号つき)

高学年にいちばん手ごたえがあるのが、この暗号入りの宝探しです。隠す側と探す側を交代しながら遊べます。

暗号の例:「つぎのヒントは『しろくてつめたいはこ』のなか」と書けば冷蔵庫、「1ばんうえのだんの、みぎから3ばんめ」なら本棚。かな1文字ずつ50音表で1つ後ろにずらす暗号にすると、解読だけで10分は楽しめます。

ヒントを5枚くらい用意して、最後のゴールに小さなおやつを置いておけば、それだけで1時間近く成立します。

ジェスチャーゲーム・お絵かき伝言

道具がまったくいらないのに、笑いが起きやすい遊びです。ジェスチャーゲームはお題を紙に書いて箱に入れておくと、その場で考える手間がなくなります。

お絵かき伝言は、最初の人だけがお題を見て絵を描き、次の人はその絵だけを見て別の紙に描き写していく遊びです。何人か通すうちに元のお題から大きく外れていくので、答え合わせが盛り上がります。

輪ゴム鉄砲で的当て

割り箸と輪ゴムで作れる輪ゴム鉄砲を使った的当てです。作るところから遊びが始まるので、工作と遊びの両方を1回でまかなえます。

紙コップを積んで的にして、置く距離で難易度を変えるのが定番です。人に向けないというルールだけは、遊ぶ前に必ず決めておきましょう。

ほかの工作にも広げたいときは、学年別のアイデアをまとめた記事もあわせてどうぞ。

道具がいらない暇つぶし5選【紙とペンだけ・手ぶらでOK】

病院の待ち時間や移動中など、何も持っていない場面で使える5案です。紙とペンがあればできるもの、それすらいらないものを集めました。

遊び必要なもの人数
しばりつきしりとりなし2人〜
絵しりとり紙・ペン2人〜
数当てゲーム紙・ペン2人
早口言葉バトルなし2人〜
「もし〇〇だったら」トークなし2人〜

しばりつきしりとりは、普通のしりとりに条件を足したものです。「4文字だけ」「食べ物だけ」「教科書に出てくる言葉だけ」といった制限を入れると、高学年でも真剣になります。

絵しりとりは、文字を使わず絵だけでしりとりをつなぐ遊びです。絵が苦手な子が混ざるほど判別が難しくなり、かえって笑いが起きます。

数当てゲームは、相手が決めた3桁の数字を当てる遊びです。数字と位置が合っていれば「ヒット」、数字だけ合っていれば「ブロー」と答えてもらい、その情報から絞り込みます。論理的に考える力が試されるので、高学年にちょうどよい歯ごたえです。

早口言葉バトル「もし〇〇だったら」トークは、完全に手ぶらでできます。後者は「もし1日だけ透明人間になれたら」「もし学校を自分で設計できたら」のようなお題を出し合うだけ。移動中の車内でも成立します。

飽きさせない選び方【タイプ別の見つけ方】

「男の子だから体を動かす遊び」「女の子だから静かな遊び」という分け方は、当たることもあれば大きく外れることもあります。それよりも、その子が普段どんなときに集中しているかを手がかりにするほうが確実です。

タイプこんな様子が見られる向いている暇つぶし
作る系工作や料理を始めると止まらないすごろく作り、輪ゴム鉄砲、おやつ作り
考える系クイズや謎解きに食いつく暗号の宝探し、数当て、カタン
体を動かす系じっと座っているのが苦手風船バレー、ペットボトルボウリング
集中系ひとりで黙々と続けられる読書、イラスト、観察記録

タイプが読めないときは、まず「考える系」から試すのがおすすめです。暗号の宝探しや数当てゲームは、体を動かすのが好きな子にも、静かに過ごしたい子にも受け入れられやすい中間的な遊びだからです。

1つ当たりが見つかったら、そこから枝を伸ばすのがいちばん早い方法です。すごろく作りが刺さった子なら、次はオリジナルのカードゲーム作りへ。読書が続いた子なら、感想を書く、家族に紹介するといった形に広げられます。

ひとりで過ごす時間そのものをどう充実させるかは、こちらでも詳しくまとめています。

暇つぶし中に気をつけたい安全のポイント

高学年になると任せられることが増えますが、火・刃物・留守番の3つは事前の取り決めが必要です。始める前に確認しておきましょう。

火と刃物を使うとき

コンロや包丁を使う料理は、慣れるまで大人が同じ部屋にいる状態で始めるのが基本です。加熱をレンジだけに限定する、包丁の代わりにキッチンばさみを使う、といった形で工程を減らすと、ひとりでも任せやすくなります。

消費者庁は、やけどをした場合の対応としてすぐに水道水などの流水で冷やすこと、服の上から熱湯などがかかったときは服を脱がさずに服の上から冷やすこと、そのうえで医療機関を受診することを呼びかけています(出典:消費者庁「子どもの手の届くところに熱いお湯などを置いていませんか」)。子どもと一緒に、この手順を先に読んでおくと安心です。

留守番中に遊ぶとき

留守番中は、来客とインターホンへの対応、鍵の扱い、連絡手段の3点をあらかじめ決めておきます。とくに鍵は、持たせ方ひとつで紛失や防犯上のリスクが変わります。

室内で体を動かすとき

風船バレーやボウリングは安全性の高い遊びですが、それでも次の3点は先に決めておくと安心です。

  • 輪ゴム鉄砲は人に向けない(目に当たる事故を防ぐため)
  • 遊ぶ前に、割れやすいものを棚から下ろしておく
  • 階下に響く遊びは、時間帯を決めてから始める

よくある質問

ゲームの時間は決めたほうがいいですか?

時間を決めること自体より、決め方のほうが大切です。親が一方的に決めた時間は守られにくく、子どもと一緒に決めたルールのほうが定着します。「宿題が終わってから1時間」のように、順番とセットにすると運用しやすくなります。

何をすすめても「やりたくない」と言われます。

提案を並べるのをやめて、親が先に始めてしまう方法があります。テーブルで折り紙やパズルを始めると、様子を見にきて自然と加わることがあります。誘われると断りたくなる年齢なので、隣で勝手に楽しむほうが効くことも多いです。

一人っ子で、一緒に遊ぶ相手がいません。

この記事の前半で紹介した8案は、すべてひとりで完結します。加えて、宝探しやすごろくのように「作って、あとで家族と遊ぶ」形にすると、ひとりの時間も準備として楽しめます。記録が残る観察やイラストも、続けるほど手ごたえが出てきます。

お金をかけずにできるものはありますか?

紹介した20案のうち、追加の出費が必要なのはボードゲームと料理くらいです。しりとり・数当て・ジェスチャー・宝探し・風船バレー・模様替えは、家にあるものだけで成立します。ペットボトルや割り箸、レジ袋のように、捨てる予定だったものが道具になる遊びも多くあります。

まとめ

ゲームやスマホ以外の暇つぶしを見つけるポイントを、あらためて整理します。

  • 提案は「所要時間と道具」まで具体的に伝えると動き出しやすい
  • 高学年には、作戦を考える余地やルールを変えられる自由度が必要
  • ひとり向け8案・複数人向け7案・道具なし5案から場面に合わせて選ぶ
  • 性別ではなく「作る・考える・動かす・集中」のタイプで選ぶと当たりやすい
  • 火と刃物、留守番、室内での的当ては先にルールを決めておく

まずは今日、この記事の一覧表から1つだけ選んで「今から30分、これをやってみない?」と声をかけてみてください。20案すべてを試す必要はありません。1つ当たりが見つかれば、そこから自然に広がっていきます。

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