今やテレビやゲーム、スマホなど、さまざまなメディアを使うことが当たり前になっていますが、そうした道具が使えないとき、子どもたちはいったい何をして過ごしているのでしょうか?
「うちの子は勉強ばかりしています!」なんて答えたいところですが、実際には自主的に机に向かう子どもはなかなかいないものですよね。(もちろん、うちも似たような感じです!)
現実には、宿題を先にさっさと終わらせてからゲームに没頭できるならまだしも、逆にゲームを優先して宿題を後回し…という日も珍しくありません。
とにかく少しでも長くゲームで遊びたい!という強い気持ちは、本当によくわかります。そこで今回は、小学生高学年の子どもたちにおすすめしたい、「ゲームやスマホを使わない暇つぶしアイディア」をまとめてみました。
ゲームやスマホを使わない小学生高学年の暇つぶし【一人で楽しめる編】
ここからは、小学校高学年を対象にした、ゲームやスマホ以外の暇つぶし方法をいくつかご紹介します。
読書
うちの長男は、ゲームや動画の視聴時間が終わると、本棚を見てから読書を始めます。とはいえ、読むのはマンガが中心なのですが……。
それでも、本棚には子どもが手に取りやすい小説やマンガをずらりと並べてあるので、読みたいものを自由に選ばせています。
マンガにも素晴らしい作品が多いですし、まずは文字に慣れてもらうことが大事。将来的には小説も手に取ってくれたらいいなと思っています。
ただし、「これ読んで!」と押しつけてしまうと、まったく読まなくなるんですよね(笑)。
そこで、私が図書館で興味を持ちそうな本を借り、さりげなく本棚に追加したり、目立つ所に置いたりしています。すると意外と手に取ってくれるんです。
料理
私はいつも18時過ぎに帰宅するのですが、うちの長男は食べることが大好きで、夕食前にお腹を空かせていることもしばしば。ある日など、家にある食材がほとんど切れていて、ゴマをポリポリ食べていたこともありました(笑)。
ゴマだけでは寂しいので、「自分で簡単な料理を作れるようになればいいのに」と思い、まずスクランブルエッグを教えてみたんです。
火加減や火傷の注意点、どのくらいで卵が固まるのかなど、ちょっとした調理でも学ぶことはたくさん。スクランブルエッグで覚えたことがきっかけとなり、子ども向けの料理本も購入してみました。
すると、息子はネットの料理動画を見つけては、自分なりにアレンジして作るように。
「今日はべっこう飴を作ったよ!」
「今日は食パンの耳でラスクを作ってみたけど、焦がしちゃった!」
といった具合で、ほとんど実験感覚ではありますが、料理に触れる機会が増えています。
ただし火を扱う以上、やけどには要注意。うちも一度、沸騰したお湯で軽い火傷をしたことがあるので、応急処置をしっかり教えておくと安心です。
絵を描く
うちの息子は、何か描きたいものが思い浮かぶと、自然とペンを手にとって集中モードに入ります。
うまく描けるととても満足そうですし、ひとときの静かな時間にもなるので助かっています。
旅行や休日の計画
休日に「どこへ行きたいか?」「何をしたいか?」を子どもに考えさせるのもいいものです。行きたい場所や楽しみたいことをリストアップさせて、その日のスケジュールを作ってもらいます。
いまは小学校でもiPadやChromebookが普及していますから、インターネット検索もお手のもの。例えば、こんなふうに調べてもらいます。
- 近所の公園でお弁当を持って遊ぶ場合:何時に出発する?必要な持ち物は?もし天気が悪かったら?
- お父さんと釣りに行きたい場合:海釣り?川釣り?何を釣る?
- テレビで見たあの場所に行ってみたい!:どの県にある?移動時間は?名物は?
子どもが出してくれたアイディアを元に休日のプランを立てると、想像以上に充実した一日になります。楽しい計画を立てつつ、自然とリサーチ力も身につくのがうれしいところです。
寝る
うちの息子は、やることがなくなると「じゃあ寝る」と言って布団に入ります。正直、眠るのも大事な暇つぶしですよね。目を使いすぎるゲームよりも健康的ですし、睡眠は成長に欠かせないのでむしろ良いことです。
小学生高学年向けの室内遊びアイデア5選【雨の日や長期休みにおすすめ】
友達と過ごすときは、一人のときとはまた違う楽しさがあります。ここでは、うちで人気の遊びを5つほどご紹介します。
カードゲームやボードゲーム
人生ゲームやモノポリーなどのボードゲームは、テレビゲームとは一味違った魅力があります。小学校高学年ならお金の計算や交渉などもできるので、意外なほど大人顔負けの盛り上がりを見せることが多いですよ。
UNOやトランプのような定番カードゲームも、雨の日に家で遊ぶにはぴったりです。友だちと集まりやすく、道具が少なくて済むのもうれしいポイント。
ペットボトルボーリング
身近な道具でパッとできる遊びとして、ペットボトルをピンがわりにする「ボーリング」は定番です。男子はボールを投げるだけでもテンションが上がり、複数人で楽しむとより盛り上がります。
ゴム銃で射的
割り箸と輪ゴムを使って簡単に作れる「ゴム銃」を使った射的遊びです。作るところから楽しめますし、的との距離で難易度を変えられるので、飽きにくいのが魅力。男子はなぜか「銃」にはまることが多く、盛り上がり必至です。
ビニール袋で風船バレー
風船があればもちろん最高ですが、なければスーパーのレジ袋を膨らませて「風船がわり」にすればOK。地面に落とさないよう必死で追いかけるので、案外運動量も多く、家の中でも汗をかくほど熱中することがあります。風船や袋なら、物にぶつかっても安全な点も嬉しいですね。
絵しりとり
紙に絵だけを描いてしりとりをしていく遊びです。絵が苦手な子がいると、判別が難しくなって逆に盛り上がるのが面白いところ。男子が複数人集まると、なぜかちょっと下ネタ系の絵が飛び出して大盛り上がり…なんてことも。
まとめ
いかがでしたか? 一人で暇をつぶすなら、じっくり頭や手を使う活動を中心にするのも良いですし、友達と一緒なら会話を楽しみながら遊びの選択肢がぐんと広がります。
子どもたちの興味が広がるよう、少しずつでも新しい活動を取り入れると、「ゲームやスマホ以外の時間」も充実してくるはず。ぜひ、うまく活用して楽しく過ごしてみてくださいね。
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