「男性の平均身長って、結局いま何cmなんだろう?」と気になって検索した方は多いはずです。自分の身長が平均より高いのか低いのか、子どもやパートナーの身長が標準的なのか、はっきり知りたいですよね。
この記事では、国の公的な統計データをもとに、成人男性の平均身長から年代別・年齢別の数字までをまとめました。高校生・中学生男子の平均や、戦後からの推移、世界との比較もあわせて紹介します。
先に結論をお伝えすると、日本人の成人男性の平均身長はおよそ172cmです。ただし年代によって2〜6cmほどの差があり、「平均」をどう読むかが大切になります。
男性の平均身長は何cm?まず結論から
成人男性全体でみると、日本人男性の平均身長はおよそ172cmです。20代から30代の若い世代に絞ると、172cm前後がひとつの目安になります。この数字は厚生労働省の「国民健康・栄養調査」をもとにしたものです。

成人男性全体の平均は約172cm(最新の国民健康・栄養調査)
厚生労働省が毎年実施している「国民健康・栄養調査」では、年齢階級別に身長の平均値が公表されています。これによると、20代男性の平均身長は約172.5cmで、成人男性の中でもっとも高い世代のひとつです。
一般に「日本人男性の平均身長は約172cm」と紹介されるのは、この若い世代の数字を基準にしていることが多いです。ただし全年代を平均すると、高齢の世代が数字を下げるため、もう少し低くなります。

「平均172cm」と聞いても、どの世代を指しているかで印象が変わるんですね。
「平均」をどう見ればいい?標準偏差と個人差の考え方
平均身長はあくまで「真ん中あたりの目安」であって、全員がその近くにいるわけではありません。身長のばらつきを表す標準偏差は、成人男性でおよそ5〜6cmとされています。
これは、平均が172cmの場合、ざっくり166〜178cmあたりに多くの人が収まる、というイメージです。平均より少し高くても低くても、それは「ごく普通の範囲」だと考えてよいでしょう。
平均ぴったりの人がいちばん多いわけではありません。平均をはさんで上下数cmの幅に、大多数の人が分布しています。自分の数字を「平均との差」で一喜一憂しすぎないことが大切です。
【年代別】男性の平均身長一覧(20代〜70代)
男性の平均身長は、年代が上がるほど少しずつ低くなる傾向があります。20代の約172.5cmに対し、70代以上では約166cmと、6cmほどの差が見られます。まずは一覧表で全体像をつかみましょう。
年代別の平均身長まとめ表
以下は厚生労働省「国民健康・栄養調査」をもとにした、男性の年代別平均身長の目安です。調査年によって多少前後しますが、傾向をつかむ参考にしてください。
| 年代 | 平均身長(目安) |
|---|---|
| 20代 | 約172.5cm |
| 30代 | 約171.8cm |
| 40代 | 約171.5cm |
| 50代 | 約170.9cm |
| 60代 | 約169.7cm |
| 70代以上 | 約166.3cm |
こうして並べると、若い世代ほど平均が高いことがはっきり分かります。では、なぜこのような差が生まれるのでしょうか。
なぜ年代が上がると平均が低くなるの?(世代効果と加齢縮み)
年代による身長差の理由は、大きく2つに分けられます。ひとつは「世代による違い」、もうひとつは「加齢による縮み」です。
- 世代効果:今の高齢世代が子どもだった頃は、戦後の栄養環境が現在ほど整っていませんでした。育った時代の栄養状態の差が、世代ごとの平均身長の違いとして残っています。
- 加齢による縮み:年齢を重ねると、背骨の間にある椎間板が縮んだり、姿勢が変化したりして、身長が少しずつ低くなることがあります。
つまり、70代の平均が低いのは「年をとって縮んだ分」だけでなく、「その世代がもともと育った環境の差」も大きく影響しています。両方が重なっていると理解しておくとよいでしょう。
【年齢別】高校生・中学生男子の平均身長
成長期にある中高生の男子は、1歳違うだけで平均身長が大きく変わります。高校生男子はおおむね168〜171cm、中学生男子はおおむね154〜167cmが目安です。こちらは文部科学省の「学校保健統計調査」のデータが参考になります。


高校生男子の平均身長(15〜17歳)
文部科学省「学校保健統計調査」(令和6年度)によると、高校生にあたる年齢の男子の平均身長は次のとおりです。
| 年齢 | 学年の目安 | 平均身長 |
|---|---|---|
| 15歳 | 高校1年 | 約168.6cm |
| 16歳 | 高校2年 | 約169.5cm |
| 17歳 | 高校3年 | 約170.6cm |
17歳男子の平均170.6cmは、成人男性全体の平均とほぼ同じ水準です。男子の身長は高校生のうちにほぼ大人と同じところまで到達することが、この数字からも分かります。
成長期はいつまで?身長が伸びる時期の目安
男子の身長がもっとも大きく伸びるのは、一般的に11〜14歳頃とされています。その後は伸びがゆるやかになり、17〜18歳頃までにほぼ止まる人が多いとされています。
ただし、成長のスピードやピークの時期には個人差がとても大きいです。早く伸びる子もいれば、高校生になってから伸びる子もいます。平均はあくまで目安なので、平均と違っても過度に心配しすぎないことが大切です。



「うちの子は平均より低い…」と焦らなくて大丈夫。伸びる時期は人それぞれです。
なお、女子の成長期は男子より早く訪れる傾向があります。中学生女子の平均身長について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。


日本人男性の平均身長はどう変わってきた?
日本人男性の平均身長は、戦後から大きく伸びてきました。栄養環境の改善とともに高くなり、近年はほぼ横ばいで推移しています。世界と比べると、日本人男性は中位からやや下に位置づけられます。
戦後からの身長の推移
戦後の日本では、食生活が豊かになるにつれて子どもたちの体格が向上し、平均身長も世代ごとに伸びてきました。17歳男子の平均身長を例にとると、1994年頃の約170.9cmをピークに、その後は170.6cm前後でほぼ横ばいになっています。
つまり、ここ30年ほどは日本人男性の平均身長は大きくは変わっていません。栄養環境が一定水準まで整い、伸びがゆるやかになったと考えられています。
世界の男性平均身長と比べると?
世界的にみると、男性の平均身長が高いのはオランダや北欧諸国で、180cmを超える国もあります。一方、東アジアや東南アジアの国々は日本と近い水準です。
日本人男性の平均約172cmは、世界全体でみると中位からやや下くらいの位置づけになります。身長は遺伝だけでなく、各国の食文化や栄養環境にも影響される点が興味深いところです。
この記事の成人の数値は厚生労働省「国民健康・栄養調査」、5〜17歳の数値は文部科学省「学校保健統計調査」をもとにしています。いずれも国が毎年実施している公的な調査で、調査年によって数値は多少変動します。
平均身長にまつわるよくある疑問(FAQ)
- 日本人男性の平均身長は何cmですか?
-
成人男性全体ではおよそ172cmが目安です。20代に絞ると約172.5cmで、年代が上がるほど平均は少しずつ低くなります。
- 高校生男子の平均身長はどれくらいですか?
-
文部科学省の学校保健統計調査では、17歳男子の平均身長は約170.6cmです。15歳で約168.6cm、16歳で約169.5cmと、高校生のうちに大人とほぼ同じ水準に達します。
- 平均身長より低いと心配したほうがいいですか?
-
平均はあくまで真ん中の目安で、上下数cmの幅に多くの人が収まります。平均との差だけで気にしすぎる必要はありません。成長期の子どもは伸びる時期に個人差が大きい点も知っておくと安心です。
- 男性の身長はいつまで伸びますか?
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一般的には17〜18歳頃までにほぼ止まる人が多いとされています。ただし伸びる時期やスピードには大きな個人差があります。
まとめ:平均はあくまで目安、自分の数字をどう見るか
日本人の成人男性の平均身長はおよそ172cm。20代で約172.5cm、年代が上がるほど少しずつ低くなり、高校3年生(17歳)で約170.6cmと、ほぼ大人の水準に達します。
年代による差は「育った時代の栄養環境の違い」と「加齢による縮み」の両方が影響しています。数字はすべて厚生労働省「国民健康・栄養調査」と文部科学省「学校保健統計調査」という公的データをもとにしたものです。
大切なのは、平均はあくまで「真ん中あたりの目安」だということ。平均をはさんで上下数cmの幅に多くの人が収まっているので、平均との差で一喜一憂しすぎる必要はありません。自分や家族の数字を、ひとつの参考としてとらえてみてくださいね。
ちなみに、身長そのものではなく「見え方」を工夫したい方には、スタイリングで印象を変える方法もあります。気になる方はこちらもどうぞ。











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