保育園のお迎えに行きたくない…心が折れる原因と今日からできる対処法

当ページのリンクには広告が含まれています。

仕事が終わる時間が近づくと、なんとも言えない重たい気持ちが湧き上がってくる。「よし、今日も一日頑張った!」という達成感よりも、「これから保育園に迎えに行って、帰ったらご飯作って、お風呂入れて、寝かしつけて…」という、これから始まる怒涛のスケジュールが頭をよぎる。

本当は、このまま一人でふらっとカフェにでも寄って、温かいコーヒーを飲みながらぼんやりしたい。誰にも話しかけられず、何も考えずに、ただ静かに座っていたい。でも現実はそうもいかず、時計とにらめっこしながら職場を飛び出す毎日。

「子どものことは大好きなのに、どうしてお迎えがこんなに憂うつなんだろう」「こんなこと思う自分は、親として失格なのかもしれない」そんな風に、自分を責めてしまっていませんか?

でも安心してください。お迎えを「つらい」「しんどい」と感じているのは、あなただけではありません。仕事と育児を両立しながら毎日を必死に乗り越えている多くの保護者が、同じような気持ちを抱えています。この記事では、その「つらさ」がどこから来ているのかを丁寧にひも解きながら、今日から実践できる具体的な対処法をたっぷりお伝えしていきます。

目次

まず知っておいてほしいこと:その感情は「当たり前」です

最初にはっきりお伝えしておきたいのは、「お迎えに行きたくない」という感情を抱くことは、決して異常なことでも、恥ずかしいことでもないということ。

子どもへの愛情が足りないわけでもなければ、親としての責任感が欠けているわけでもありません。むしろ逆です。毎日、子どものために、家族のために、そして仕事のために全力で走り続けているからこそ、心と体が悲鳴を上げているのです。それは、あなたが頑張りすぎているサインであり、「少し休んで」という心からのメッセージなのです。

世の中には「完璧な親」のイメージがあふれていますが、実際にそんな人はどこにも存在しません。笑顔でいられない日、優しくできない日、逃げ出したくなる日があるのは、人間として自然なこと。まずは「自分は今、相当疲れているんだな」と、その状態を素直に認めてあげることから始めましょう。

お迎えが「つらい」と感じてしまう背景にあるもの

では、なぜ保育園のお迎えがこれほどまでに負担に感じられるのでしょうか。その背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。自分がどのパターンに当てはまるかを把握することで、効果的な対策が見えてきます。

体力的な限界:休む暇がない日々の蓄積

朝は目覚ましが鳴る前から子どもに起こされ、バタバタと朝食を用意し、着替えさせ、自分の身支度も済ませて、なんとか時間通りに家を出る。日中は仕事に集中し、終業時刻になったら猛ダッシュで保育園へ。帰宅後は夕食の準備、食べさせ、お風呂、歯磨き、寝かしつけ…。気がつけば自分の時間はほとんどなく、そのまま眠りに落ちる。

こんな毎日が続けば、どんなに体力に自信がある人でも疲弊してしまいます。慢性的な睡眠不足と、常に何かに追われているような緊張状態が続くことで、体は確実にダメージを蓄積していきます。お迎えの時間帯は、ちょうど一日の疲れがピークに達するタイミング。「つらい」と感じるのは、体が正直に限界を訴えているということなのです。

心のエネルギー切れ:「自分のための時間」の喪失

一日を振り返ったとき、「自分だけのために使えた時間」は何分ありましたか?ゆっくりお茶を飲む時間、好きな音楽を聴く時間、何も考えずにぼーっとする時間。そういった、自分を回復させるための時間が極端に少なくなっていませんか?

人間は、誰かのために尽くし続けるだけでは、いつか心のエネルギーが枯渇してしまいます。自分自身を満たす時間がなければ、他の誰かに与え続けることはできません。「何もしたくない」「全部投げ出したい」という気持ちは、心のガソリンが空っぽになりかけているサインです。

お迎えという「場面」特有のプレッシャー

保育園のお迎えという短い時間には、独特のストレス要因が詰まっています。

たとえば、他の保護者との顔合わせ。別に苦手というわけではなくても、疲れ切った状態で笑顔を作り、当たり障りのない会話をするのは、思った以上にエネルギーを使います。また、先生への挨拶や、その日の子どもの様子を聞くやりとりも、短い時間だからこそ気を遣ってしまうことがあります。

さらに厄介なのが、子どもの「まだ帰りたくない!」攻撃。友だちと遊ぶのが楽しくて、帰り支度をしようとしても全然言うことを聞いてくれない。園庭から動かない、靴を履かない、泣き出す…。早く帰って夕食の準備をしたいのに、という焦りと、子どものぐずりへの苛立ちで、心がすり減っていきます。

見落としがちな要因:季節や天候の影響

意外と見落とされがちですが、季節や天候もお迎えのつらさに大きく影響します。

冬の寒い時期、暗くなるのが早い季節は、気持ちも沈みがち。逆に、真夏の猛暑の中でのお迎えは体力を奪われます。雨の日は傘をさしながら子どもの手を引いて歩くだけで一苦労ですし、荷物が多い日は本当に大変です。「今日は特につらいな」と感じたら、天気や気温のせいかもしれません。自分を責めずに、「こういう日もあるよね」と割り切ることも大切です。

今日からできる!お迎えのストレスを軽くする具体的な方法

原因がわかったところで、ここからは具体的な対処法を紹介していきます。すべてを一度に実践する必要はありません。「これならできそうかも」と思えるものから、少しずつ取り入れてみてください。

体力的にキツいときは「仕組み」で解決する

体が悲鳴を上げているなら、気合いや根性で乗り切ろうとするのは得策ではありません。物理的に負担を減らす仕組みを作ることが大切です。

お迎えを誰かに任せる日を作る

週に一度でも、月に数回でも構いません。「今日は自分がお迎えに行かなくていい日」を作るだけで、心身の負担は驚くほど軽くなります。

パートナーがいる場合は、まず協力体制を見直してみましょう。「お迎えをお願いできないかな」と切り出すのはハードルが高いかもしれません。そんなときは、具体的な提案とセットで伝えるのがコツです。

「水曜日のお迎え、お願いできると助かるんだけど、どうかな?その代わり、朝の準備は全部私がやるから」

「週に一回でいいから、私が少し遅くまで残業できる日があると、仕事がすごく楽になるんだよね」

「最近ちょっと疲れが溜まってて…。月に2回くらい、お迎えを代わってもらえたら本当にありがたいんだけど」

このように、曜日や頻度を具体的に示しながら、自分の状況も正直に伝えると、相手も協力しやすくなります。お願いした後は「本当に助かった、ありがとう」と感謝を言葉にすることも忘れずに。

近くに祖父母が住んでいる場合は、遠慮せずに頼ってみましょう。「孫の顔を見られて嬉しい」と喜んでくれるケースも多いものです。遠方に住んでいる場合でも、月に一度来てもらうなど、工夫次第で協力を得られることがあります。

外部サービスを活用する

「パートナーも忙しいし、近くに頼れる親族もいない」という状況でも、諦める必要はありません。送迎をサポートしてくれるサービスは、実はたくさんあります。

まずチェックしてほしいのが、自治体が運営する「ファミリー・サポート・センター」です。地域の協力会員さんが、保育園の送迎や一時預かりなどを手伝ってくれる制度で、比較的リーズナブルな料金で利用できます。「お住まいの市区町村名 ファミリーサポート」で検索すると、詳しい情報が見つかるはずです。

民間のベビーシッターサービスや送迎代行サービスも選択肢の一つ。「お金がかかるから…」と躊躇してしまうかもしれませんが、これは浪費ではなく、自分の心と体の健康を守るための「投資」です。心身が壊れてしまってからでは遅いのです。月に一度でも、自分を休ませる日を作ってみてください。

職場の制度を見直してみる

会社によっては、育児中の従業員をサポートする制度が用意されていることがあります。時短勤務、フレックスタイム、在宅勤務など、利用できる制度がないか、改めて確認してみましょう。

たとえば、週に一度だけでも在宅勤務ができれば、通勤時間がなくなる分、お迎えの時間に余裕が生まれます。フレックスタイムを使って、朝早く出勤して夕方早めに退勤するという働き方も、お迎えのプレッシャーを軽減してくれるかもしれません。

「言い出しにくい」「迷惑をかけるかも」と遠慮してしまう気持ちはわかります。でも、制度として存在しているなら、使う権利があるのです。人事や上司に相談してみる価値は十分にあります。

心が疲れているときは「自分を甘やかす」ことを許可する

心のエネルギーが枯渇しているときは、意識的に「自分のための時間」を確保することが必要です。「そんな余裕ない」と思うかもしれませんが、だからこそ、あえて時間を作る努力をしてほしいのです。

「自分のため」だけに休暇を取る

有給休暇を、子どもの体調不良や行事のためだけに使っていませんか?たまには、「自分が休むためだけ」に有給を取ってみてください。

子どもを保育園に送り届けた後、家に帰らずにそのまま映画館へ。気になっていたカフェで、時間を忘れて読書に没頭する。美容院に行ってゆっくりヘアケアしてもらう。マッサージや整体で凝り固まった体をほぐしてもらう。

「子どもを預けておいて自分だけ遊ぶなんて…」と罪悪感を覚える必要はまったくありません。これは「サボり」ではなく、戦略的な「セルフケア」です。心と体をリセットすることで、また明日から頑張るためのエネルギーを充電しているのです。自分を大切にすることは、結果的に子どもや家族のためにもなります。

家事の「完璧」を手放す

「母親だから、ちゃんとしなきゃ」「手作りのご飯を食べさせなきゃ」そんな思い込みに縛られていませんか?その呪縛から、今日をきっかけに自分を解放してあげましょう。

食事に関しては、週に何日かは「火を使わない日」と決めてしまうのがおすすめです。スーパーやコンビニのお惣菜、冷凍食品、デリバリー、テイクアウト…。今は美味しくて栄養バランスも考えられた選択肢がたくさんあります。「今日は疲れたから、お惣菜にしよう」は、立派な選択です。

最近人気のミールキットも便利です。必要な食材が必要な分だけ届くので、献立を考える手間も買い物の時間も大幅にカット。調理も簡単なものが多いので、疲れていても無理なく夕食を用意できます。

掃除や洗濯も、毎日完璧にこなす必要はありません。ロボット掃除機、乾燥機付き洗濯機、食洗機。これらは単なる便利家電ではなく、あなたの貴重な「時間」を生み出してくれる相棒です。初期投資はかかりますが、長い目で見れば十分に元が取れます。導入を検討する価値は大いにあります。

日常に「小さなご褒美」を仕込む

大きな楽しみを計画する余裕がなくても、日常の中に小さな喜びを散りばめることはできます。

通勤電車の中で、大好きなアーティストの新曲を聴く。お昼休みに、ちょっと贅沢なスイーツを食べる。仕事の合間に、お気に入りの香りのハンドクリームを塗って深呼吸する。子どもが寝た後、5分だけ目を閉じて、温かいハーブティーをゆっくり味わう。

こうした小さな「ご褒美タイム」を一日の中にいくつか仕込んでおくと、「あの楽しみがあるから頑張ろう」と思えるようになります。すり減った心に、少しずつ潤いを与えてくれます。

お迎えの「現場」でのストレスをかわすテクニック

お迎えの場面そのものが苦痛に感じるときは、ちょっとした工夫でストレスを軽減できます。

他の保護者との距離感をコントロールする

保育園の送迎時に他の保護者と顔を合わせるのが気疲れする、という声は少なくありません。でも、無理に仲良くなろうとしたり、社交的に振る舞おうとしたりする必要はないのです。

目指すのは「感じの良い、忙しそうな人」というポジション。笑顔で明るく「こんにちは」「お疲れさまです」と挨拶したら、「今日は寒いですね」「雨、大変でしたね」など、天気の話をひとこと添えるだけで十分。それだけで、失礼にならずに会話を短く済ませられます。

もし長話になりそうな気配を感じたら、子どもを上手に活用しましょう。「あ、○○くん、お荷物持とうね」「靴、履こうか」と子どもに声をかけて意識を向ければ、自然な流れで会話を切り上げられます。

物理的に距離を取るのも有効です。スマホでメールをチェックしているふりをする、子どもと手遊びを始める、連絡帳を熱心に読んでいるふりをする。「今は話しかけないでねオーラ」を出すことで、無用な会話を避けられます。ただし、挨拶だけはしっかりと。それさえ押さえておけば、「感じの悪い人」とは思われません。

「帰りたくない!」への対処法

お迎えに行ったら「まだ帰りたくない!」と泣かれる、園庭から動こうとしない、靴を履いてくれない…。疲れている時にこれをやられると、本当にイライラしますよね。でも、怒りで対抗しようとすると、かえって状況が悪化することがほとんど。試してほしいアプローチがあります。

まず、子どもの気持ちに徹底的に共感することから始めます。「そうだよね、まだ遊びたいよね」「お友だちとバイバイするの、寂しいよね」と、子どもが感じていることを言葉にして代弁してあげましょう。「わかってもらえた」と感じるだけで、子どもの興奮は少し収まります。

次に、終わりの時間を具体的に示して約束します。「じゃあ、あの黄色いすべり台を3回すべったら、おうちに帰ろうね」「お母さんが10数える間だけ、お砂場で遊んでいいよ」のように、数字や具体的な行動でゴールを明確にするのがポイント。漠然と「もう少しだけね」と言うより、はるかに効果的です。

そして、「帰り道」や「帰宅後」に楽しみを作って、子どもの興味を次に向けさせます。

「今日はどっちの道から帰ろうか?○○ちゃんが決めていいよ」

「おうちに帰ったら、昨日買ったシールで遊ぼうよ」

「今日はスーパーに寄って、好きなおやつを1つ選んでいいよ」

「帰ったらアニメ見ようか。何が見たい?」

このように「帰ったら○○できる」という楽しみを提示することで、子どもの意識が「帰りたくない」から「早く帰りたい」にシフトしやすくなります。

この3ステップを意識するだけで、お迎え時の親子バトルはかなり減らせるはずです。もちろん、毎回うまくいくわけではありませんが、「こういう方法がある」と知っているだけで、気持ちに余裕が生まれます。

それでも気持ちが晴れないときに、思い出してほしいこと

ここまでいろいろな対処法を紹介してきましたが、それでも「やっぱりつらい」という日はあります。そんなときに、心に留めておいてほしいことをお伝えします。

SNSの「キラキラ」と自分を比べない

SNSを開けば、完璧に見える育児の様子がたくさん流れてきます。手の込んだキャラクター弁当、ピカピカに片付いたリビング、いつも笑顔のママと子ども…。そういう投稿を見て、「自分はなんでこんなにダメなんだろう」と落ち込んでしまうことはありませんか?

でも、SNSに投稿されているのは、誰かの生活の「一番いい瞬間」を切り取ったものにすぎません。その裏側では、きっとあなたと同じように悩んだり、疲れ果てたりしているはずです。見えている部分だけで他人と自分を比較するのは、自分を苦しめるだけ。「人は人、自分は自分」と割り切って、自分のペースで進んでいけばいいのです。

「まあ、いっか」を合言葉にする

真面目で責任感が強い人ほど、「ちゃんとしなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い詰めがち。でも、その真面目さが自分を苦しめていることもあります。

今日は疲れたから、夕食は冷凍うどんでいいや。部屋が散らかってるけど、まあ、いっか。洗濯物、明日畳めばいいか。子どもの服、上下ちぐはぐだけど、まあ、いっか。

「まあ、いっか」を自分に許可してあげてください。少しくらい手を抜いても、子どもは元気に育ちます。完璧を目指すより、「これでよし」と思えることの方が、ずっと大切です。

つらいときは「つらい」と言っていい

一人で抱え込まないでください。パートナーや家族、友人、職場の同僚…。信頼できる誰かに「最近ちょっとしんどくて」と打ち明けてみましょう。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなることがあります。

もし身近に話せる人がいなければ、自治体の子育て相談窓口を利用する方法もあります。保健センターや子育て支援センターなどで、専門のスタッフが話を聞いてくれます。「こんなことで相談していいのかな」と躊躇する必要はありません。あなたの「つらい」という気持ちは、相談に値する大切なことです。

おわりに:自分を大切にすることが、家族の幸せにつながる

保育園のお迎えに行きたくないと感じるのは、あなたが弱いからでも、親として失格だからでもありません。それは、毎日一生懸命に頑張っているからこそ、心と体が疲れ切っているということ。むしろ、それだけ頑張っている自分を、もっと褒めてあげてください。

この記事で紹介した方法の中から、一つでも「これならできそう」と思えるものがあれば、ぜひ試してみてください。小さな工夫の積み重ねが、日々の負担を確実に軽くしてくれます。

そして、忘れないでほしいのは、あなたが自分自身を大切にすることが、結果的に家族の幸せにもつながるということ。疲れ果てて余裕のない状態では、子どもにも優しくできません。自分を満たすことは、決してわがままではないのです。

あなたが心からの笑顔を取り戻せますように。無理せず、自分のペースで、一日一日を乗り越えていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次