「こたつって、いつまで出しておくのが正解なんだろう?」と毎年迷いますよね。暖かい日が続いたかと思えば、急に冷え込む日もあって、片付けるタイミングを逃してしまいがちです。
この記事では、こたつを片付ける時期の目安を「最低気温15℃」という分かりやすい基準で解説し、地域別のおすすめ時期、片付け前のお手入れ方法、上手な保管のコツまでをまとめました。
結論:最低気温15℃が3日続いたら片付けどき。ただし梅雨入り前には必ず収納しておくのがおすすめです。
こたつを片付ける時期の目安は「最低気温15℃」
こたつをしまう時期に迷ったら、外の気温を目安にするのが一番シンプルです。室内の体感だけで判断すると、ついダラダラと出しっぱなしになってしまうので、客観的な数字を基準にすると決断しやすくなります。
気温15℃が目安とされる理由
こたつを片付ける目安として広く知られているのが、最低気温が15℃を安定して上回るタイミングです。気象庁の平年値を見ると、最低気温15℃前後というのは、ちょうど春から初夏に切り替わる時期にあたります。
この気温になると、朝晩でも厚手の上着が不要になり、室内では足元の冷えを感じにくくなります。日中の最高気温が20℃を超える日が増え、暖房そのものを使う頻度がぐっと下がるタイミングでもあります。
梅雨入り前に片付けるべき理由
気温の目安と同じくらい大切なのが、「梅雨入り前にしまう」というルールです。梅雨に入って湿度が上がってからこたつを片付けると、布団に湿気を閉じ込めたまま収納してしまい、カビやダニの温床になりやすくなります。
こたつ布団は厚みがあるため、一度湿気を吸うと内部まで乾燥させるのが大変です。次のシーズンに出したときに「なんだか臭う」と気づくケースも少なくありません。梅雨入りの予想時期を確認し、その2〜3週間前までには収納を済ませておくと安心です。
地域ごとの梅雨入り予想は、梅雨2026年いつからいつまで|地域別予想と洗濯・カビ対策で詳しく解説しているので、片付けスケジュールを立てる際の参考にしてください。
判断に迷ったときの3つのサイン
気温だけでは決めきれないときは、暮らしのなかの変化に目を向けると判断しやすくなります。下記の3つのサインが揃ったら、片付けを始めるタイミングです。
- こたつに入る回数が1日1〜2回まで減ってきた
- こたつの中に入ると、しばらくしてから足や背中に汗ばむ感覚がある
- 朝起きたときに、布団から手を出しても冷たく感じない
こうした感覚が2〜3日続けば、もうこたつの出番はほぼ終わりと考えてよいでしょう。「もう少し使うかも」と先延ばしにすると、結局しまいそびれて電気代だけが増えてしまいがちです。
【地域別】こたつをしまうおすすめ時期
日本は南北に長いため、こたつをしまうのに適した時期は地域によってかなり違います。お住まいのエリアの気候特性に合わせて、無理のないスケジュールを組みましょう。

| 地域 | 片付けのおすすめ時期 | ポイント |
|---|---|---|
| 北海道 | 6月中旬〜下旬 | 遅霜があるため油断は禁物 |
| 東北 | 5月中旬〜6月上旬 | 朝晩の冷え込みに注意 |
| 関東・甲信 | 4月下旬〜5月上旬(GW明け) | 連休を片付けの目安に |
| 北陸・東海 | 4月下旬〜5月上旬 | 梅雨入り前を意識 |
| 近畿 | 4月中旬〜下旬 | 気温の上昇が早め |
| 中国・四国 | 4月中旬〜下旬 | 瀬戸内側は早めでもOK |
| 九州 | 3月下旬〜4月上旬 | 南北で時期に1〜2週間の差 |
| 沖縄 | そもそも使わない家庭が多い | 使う場合は2月下旬までが目安 |
北海道・東北:5月中旬〜6月
北海道や東北では、5月でも朝晩は10℃を下回る日があり、地域によっては6月に入ってから片付けるご家庭も多いエリアです。とくに北海道は遅霜のリスクがあるため、ゴールデンウィークごろに「もういらないかな」と思っても、すぐに片付けてしまうと寒の戻りで困ることがあります。
このエリアでは、こたつ布団だけ先に洗ってクローゼットに入れ、本体だけ部屋に残しておく「段階的な片付け」が現実的です。本体の上に薄い布をかけておけば、急に寒い日が戻ってきても対応できます。
関東・中部:4月下旬〜GW明け
関東・中部エリアは、4月の下旬になると最低気温が15℃前後で安定し始める日が増えてきます。ゴールデンウィークの大型連休を「片付け強化週間」にしてしまうと、まとまった時間が取れて作業もはかどります。
都市部はヒートアイランド現象で郊外より2〜3℃ほど気温が高くなる傾向があります。マンションの中層階以上にお住まいの場合は、もう少し早めに片付けても問題ないことが多いです。
近畿・中国・四国:4月中旬〜下旬
近畿・中国・四国エリアは、4月中旬を過ぎると一気に春らしくなります。瀬戸内海に面した地域は冬でも比較的温暖なので、4月中旬には片付けを始めて、ゴールデンウィークまでに完了させるリズムが向いています。
日本海側や山間部は寒暖差が大きいため、少しだけ遅らせて4月下旬を目安にすると安心です。
九州・沖縄:3月下旬〜4月上旬
九州では3月下旬から春本番を迎える地域が多く、4月に入るとこたつを使わない日のほうが増えてきます。南九州ではさらに早く、3月のうちに片付けてしまうご家庭も珍しくありません。
沖縄ではそもそもこたつを使わない家庭が多いですが、寒がりな方が冬場に使っている場合は、2月下旬には収納の準備を始めるとちょうどよい時期です。
片付け前にやっておきたいお手入れ
こたつを長く愛用するためには、しまう前のひと手間が大切です。湿気・汚れ・ホコリをしっかりリセットしておくと、次のシーズンに気持ちよく出してきて使えます。
こたつ布団の洗濯・乾燥
こたつ布団は、シーズン中に飲み物をこぼしたり、食べこぼしが付いたりと意外と汚れています。目に見える汚れがなくても、汗や皮脂で繊維の奥が汚れているため、片付ける前に必ず洗濯しましょう。
布団についている品質表示タグで、家庭で洗えるかどうかを必ず確認します。「水洗い不可」のマークがある場合は、無理に洗わずクリーニング店に出しましょう。
布団は厚みがあるので、二つ折りや三つ折りにして大きな洗濯ネットに入れます。コインランドリーの大型洗濯機を使うなら、ネットなしでもOKです。
おしゃれ着用などの中性洗剤を使い、ドライコースや手洗いコースで洗います。漂白剤は繊維を傷めるので避けましょう。
中までしっかり乾燥させるのが最重要ポイントです。風通しのよい場所で2〜3日陰干しするか、コインランドリーの大型乾燥機を使います。中綿が湿ったままだとカビの原因になります。
本体(ヒーター部分)の掃除と点検
こたつ本体のヒーター部分には、シーズン中にホコリがどんどん溜まっていきます。このホコリは、次のシーズンに通電した瞬間に発火するリスクがあるため、片付け前のチェックは欠かせません。
電源コードを抜いたうえで、ヒーターの吸気口や吹き出し口を掃除機で吸い取り、固く絞った布で本体表面を拭きます。コードに被覆の破れや断線がないかも、この機会にチェックしておきましょう。火災リスクの詳しい注意点はこたつの火災リスク徹底解説!安全に暖を取るための予防法とは?でまとめているので、あわせて読むと安心です。
こたつをきれいに保管する方法
お手入れが終わったら、湿気とホコリから守る形で保管しましょう。保管方法ひとつで、こたつ布団のふっくら感や本体の寿命が変わってきます。
圧縮袋を使うときの注意点
クローゼットや押入れのスペースに余裕がないご家庭では、圧縮袋を使うとこたつ布団の体積を半分以下にできて便利です。ただし、圧縮しすぎると中綿の弾力が戻りにくくなる素材もあるので、商品ごとの注意書きをチェックしましょう。
- 羽毛・羊毛素材は圧縮NG:繊維がつぶれて元に戻らなくなります
- ポリエステル中綿は圧縮OKですが、圧縮率は5〜6割程度にとどめる
- 圧縮袋に入れる前に、布団が完全に乾いていることを必ず確認する
こたつ布団用に大きめの圧縮袋を選ぶときは、布団のサイズより一回り大きいものを選ぶと出し入れがスムーズです。
保管場所の選び方
保管場所は、温度と湿度の変化が少ない場所を選ぶのが基本です。直射日光が当たる場所は、布団の色あせや本体プラスチック部分の劣化につながるので避けましょう。
| 条件 | おすすめの目安 |
|---|---|
| 温度 | 20〜25℃程度の室温 |
| 湿度 | 相対湿度50〜60% |
| 場所 | 直射日光が当たらない・風通しがよい |
| 収納形態 | 不織布カバーや収納ケースに入れる |
押入れや物置に入れる場合は、月に1度ほど扉を開けて空気を入れ替えると湿気がこもりにくくなります。防虫剤を併用すると虫食いの予防にもつながり、より安心です。
こたつのほかに春の収納で迷うのが衣類です。スーツの衣替えはいつから?気温20度が目安!2025年版タイミングと収納術では衣替えの時期も解説しているので、こたつ片付けと同じタイミングでまとめて作業するとラクです。
こたつにまつわる豆知識「亥の日」
「こたつをいつ出すか」については、江戸時代から続く面白い風習があります。それが「亥の日(いのひ)」というもので、旧暦10月の最初の亥の日にこたつ開きをすると、その冬は火事に遭わないと信じられていました。
亥(イノシシ)は、陰陽五行思想で「水」の気を持つ動物とされ、火を抑える力があると考えられていたためです。現代の暦に当てはめると、おおむね11月の上旬〜中旬にあたります。
「片付ける日」については決まった風習はありませんが、新しいシーズンを気持ちよく迎えるために、ぜひ自分なりの「こたつ仕舞いの日」を決めて、毎年同じリズムでお手入れする習慣にするのもおすすめです。
こたつを片付けたあとに役立つ豆知識
こたつを片付けたあとも、寒の戻りや夜の冷え込みでちょっとした暖が欲しくなる日があります。そんなときは、すぐに使える小型の暖房器具があると便利です。
たとえばオイルヒーターは、こたつのように足元だけを温める使い方とは異なり、部屋全体をじんわり暖められる暖房器具です。電気代と使い方のコツはオイルヒーターの電気代は1ヶ月いくら?節約する8つの使い方と選び方で解説しています。こたつとセットで、季節の境目を快適に乗り切りましょう。
よくある質問
- こたつを夏の間も出しっぱなしにしてもいい?
-
家具としてテーブルがわりに使うなら問題ありませんが、こたつ布団をかぶせたままにするのはおすすめできません。湿気がこもってカビや臭いの原因になるため、布団だけは必ず洗って収納しましょう。
- こたつを片付けたあとに寒い日が戻ってきたらどうする?
-
無理に出し直す必要はありません。電気毛布やひざ掛け、小型のセラミックヒーターなどで一時的に対応すれば十分です。数日の寒さのために大物のこたつを出すと、また片付ける手間が二度かかってしまいます。
- こたつ布団をクリーニングに出す目安の費用は?
-
店舗にもよりますが、こたつ布団1枚あたり3,000〜5,000円程度が一般的な相場です。羽毛素材や大判サイズの場合はもう少し高くなることもあるため、事前に見積もりを取りましょう。
- 古くなったこたつを処分するにはどうすればいい?
-
多くの自治体では、こたつ本体は粗大ごみとして数百円〜千円程度で回収してもらえます。新しいこたつに買い替える場合は、購入店で引き取りサービスがないか確認するとスムーズです。
- 梅雨入り前に間に合わなかった場合はどうすればいい?
-
晴れて湿度の低い日を狙って、布団をしっかり乾燥させてから収納しましょう。布団乾燥機やコインランドリーの大型乾燥機を使うと、梅雨時期でも安心して片付けられます。
まとめ
こたつを片付けるベストなタイミングと、長く使うためのお手入れ・保管のコツをまとめました。
この記事のポイント
・最低気温15℃が3日続いたら片付けどき
・梅雨入り前に必ず収納を済ませる
・地域別の目安:北海道は6月、関東はGW明け、九州は3月下旬
・布団は完全乾燥が最重要。圧縮袋は素材を選ぶ
・本体のヒーター部分のホコリ掃除は次シーズンの火災予防にもつながる
今年は気温と梅雨入り予想を確認しながら、自分のエリアにぴったりの「こたつ仕舞いの日」を決めてみてはいかがでしょうか。お手入れと収納をていねいにしておけば、来シーズンも気持ちよくこたつを迎えられます。

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