毎日何気なく使っているお財布。帰宅したあと、どんなふうに扱っていますか?
「バッグに入れっぱなしで、翌朝そのまま出勤」「レシートがどんどん溜まって、パンパンに膨らんでいる」「帰ったらソファにポイっと放り投げている」──もし一つでも当てはまるなら、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいことがあります。
風水や昔からの言い伝えでは、お財布は単にお金を入れておく道具ではなく、金運そのものに影響を与える大切な存在として扱われてきました。私たちが一日の終わりに体を休めるように、お財布にも「休息」が必要だという考え方があるんです。
この記事では、「そもそもなぜ財布を休ませると良いのか」という基本的な考え方から、すぐに始められる実践的な方法、金運を高める保管場所と避けるべきNG場所、さらに日々の習慣として取り入れたいポイントまで、幅広くお伝えしていきます。難しいことは一つもないので、気軽に読み進めてみてくださいね。
財布を休ませると金運が上がると言われる理由
「お財布を休ませる」という習慣には、風水的な観点と心理的な観点の両方から、ちゃんとした理由があります。ただのおまじないや迷信ではないので、その背景を知っておくと納得して取り組めるはずです。
風水で大切にされている「動」と「静」のバランス
風水の考え方では、あらゆるものに「動」と「静」という2種類のエネルギーがあるとされています。
日中、私たちが外出しているとき、お財布は常に「動」の状態にあります。お店で支払いをしたり、電車に乗ったり、様々な場所を移動したり。お金が出たり入ったりして、エネルギーが活発に動き続けているわけです。これは「消費」や「支出」を象徴する状態といえます。
ところが、この「動」の状態ばかりが続くと、エネルギーは使われるばかりで蓄えられることがありません。イメージとしては、ずっと走り続けているマラソンランナーのようなもの。いつかは疲れ切ってしまいますよね。
だからこそ、夜の間に「静」の状態を作ってあげることが大切なんです。お財布をバッグから取り出して、静かで落ち着いた場所に置く。そうすることで、「動」のエネルギーをリセットし、「静」のエネルギー──つまり「蓄える」「育てる」といった力をチャージできると考えられています。
農家さんが畑を休ませて次の収穫に備えるのと同じような感覚ですね。常にフル稼働させるのではなく、あえて休息の時間を設けることで、お財布は再び金運を引き寄せる力を取り戻すことができるというわけです。
お金に対する意識が自然と変わっていく心理的な効果
お財布を休ませる習慣は、私たちの心にもポジティブな影響を与えてくれます。
毎晩、お財布をバッグから取り出して中身を整理し、きれいに拭いてから決まった場所に置く。この一連の行動を続けていると、「自分はお金を丁寧に扱っている」という意識が少しずつ潜在意識に刻まれていきます。
すると、不思議なことにお金の使い方にも変化が現れます。レシートを溜め込まなくなるので支出が把握しやすくなり、無駄遣いが自然と減っていくことも。お財布をきれいに保つことで、お金に対するネガティブなイメージ(「汚いもの」「使うとなくなってしまうもの」など)が薄れて、「ありがたい存在」「自分の生活を支えてくれるもの」というポジティブな気持ちが芽生えやすくなります。
こうしたお金に対する意識の変化は、自己肯定感にもつながっていきます。「私はお金をきちんと管理できる人間だ」という自信が生まれると、仕事への意欲や自己投資への前向きな姿勢にも影響して、結果的に収入アップにつながることも珍しくありません。
つまり、お財布を休ませる習慣は、金運を直接呼び込むだけでなく、「お金に愛される自分自身」を育てるトレーニングでもあるんです。
今日から実践できる!財布の休ませ方5ステップ
難しく考える必要はまったくありません。ちょっとした手間を習慣にするだけで、お財布は金運を呼び込むパワースポットに変わります。ここでは、誰でも簡単に始められる5つのステップを紹介しますね。
ステップ1:帰宅したらまずバッグから出す
これがすべての基本であり、最も重要なステップです。一日中「動」のエネルギーを帯びたバッグの中からお財布を解放して、休息モードに切り替えてあげましょう。
最初は「置き場所を決める」というところから始めるだけでも大丈夫。リビングのテーブルの上でも、玄関近くの棚の上でも、まずは「ここに置く」という一時的な定位置を決めておくと習慣化しやすいですよ。
ステップ2:中身を全部出して整理する
一日の終わりには、お財布の中身をいったん全部取り出してみましょう。溜まったレシートや使っていないポイントカードは、金運の流れを悪くする原因になると言われています。
レシートや領収書は、その日のうちに家計簿アプリに入力するか、専用のボックスやファイルに移すようにして、お財布の中には残さないのがポイントです。これらは「過去に使ったお金」を象徴するものなので、お財布に入れっぱなしだと金運が停滞しやすくなると考えられています。
ポイントカードも、本当によく使うものだけに厳選しましょう。お財布がカードでパンパンに膨らんでいる状態は、お金にとって居心地の良い環境とは言えません。あまり使わないカードは別のカードケースにまとめておくと、お財布の中がすっきりします。
ステップ3:感謝を込めて優しく拭いてあげる
お財布の表面には、一日の活動で付いた目に見えないホコリや汚れがついています。柔らかい乾いた布で、「今日も一日ありがとう」と心の中で声をかけながら、優しく拭いてあげましょう。
この一手間が、お財布への愛着を深めて、金運を呼び込むエネルギーを高めてくれます。革用のクリームを使った本格的なお手入れは、週末に一度やるくらいで十分です。毎日は軽く乾拭きするだけでOKですよ。
ステップ4:決まった場所で静かに休ませる
整理が終わったら、お財布を専用の保管場所に置きます。「ここがお財布の定位置」という場所を決めておくことが、エネルギーを安定させるうえでとても大切です。どんな場所が良いかは、次の章で詳しく説明しますね。
ステップ5(余裕があれば):方角を意識してみる
さらに金運を高めたい方は、保管する方角にも意識を向けてみてください。風水では、お金は「北」の方角で育ち、「西」からやってくると言われています。
理想的なのは、家の中心から見て北側にある部屋の収納スペースに、お財布の頭(開く側)を北か西に向けて置くこと。ただ、これはあくまで「さらに効果を高めたい人向け」なので、最初からここまで気にする必要はありません。まずはステップ1~4を習慣にすることを優先しましょう。
金運が上がる保管場所と避けるべきNG場所
お財布を休ませる場所は、どこでも良いわけではありません。運気を着実に育ててくれる場所と、逆に運気を下げてしまう場所があるので、しっかり覚えておきましょう。
お金が好むのは「静かで暗い場所」
お金は、騒がしくて明るい場所よりも、静かで暗く落ち着いた場所を好む性質があるとされています。これは、お金が風水で「水」の気と関連付けられていることに由来しています。水が静かな場所で満ちていくように、お金も落ち着いた環境で増えていくという考え方ですね。
おすすめの保管場所
では、具体的にどんな場所が良いのでしょうか。代表的なものを3つ紹介します。
まずおすすめなのが、寝室のタンスやクローゼットの中です。寝室は一日のエネルギーをリセットして運気を再生させる場所。その中にある木製のタンスやクローゼットは、エネルギーを安定させて育てるのにぴったりの環境といえます。
次に良いのが、書斎や仕事部屋の引き出しです。仕事運や財運を司る部屋の引き出しは、金運アップに効果的。特に、大切な書類や通帳などと一緒に保管すると、「お金の仲間」が集まりやすい環境を作れるとも言われています。
3つ目は、リビングの蓋付き収納ボックスです。家族が集まるリビングは「陽」の気が強い場所ですが、専用の蓋付きボックスを用意して、その中を「静」の空間として区切ることで、良い保管場所にすることができます。
絶対に避けたいNG場所
反対に、ここには置いてはいけないという場所もあります。知らずに置いていると金運を下げてしまうので、注意してくださいね。
最も避けるべきなのが、キッチンやコンロ周りです。風水でキッチンは「火」の気が非常に強い場所とされています。お金や財産を象徴する「金」の気は「火」に弱く(火は金を溶かすため)、キッチンにお財布を置くことは、文字通りお金を燃やしてしまう行為と同じ。最も避けるべき場所と覚えておいてください。
床の上や玄関のタタキもNGです。床は様々な気が乱雑に行き交う場所で、低い位置は運気が停滞しやすいとされています。特に玄関のタタキ(靴を脱ぐ場所)に置くのは、お財布を踏みつけるのと同じ行為と見なされ、金運を大きく損なうと言われています。
トイレや洗面所などの水回りも避けましょう。これらの場所は「水」の気が強いですが、同時に「不浄の気」や「厄」を洗い流す場所でもあります。良い運気まで一緒に流されてしまうと考えられているので、お財布の置き場所としては適していません。
お財布の保管に使えるアイテムと選び方
お財布をそのまま置くだけでも効果はありますが、専用のアイテムを使うことで、より丁寧に扱っているという意識が高まり、金運アップの効果も期待できます。いくつかのタイプを紹介しますね。
本格派には「桐箱」がおすすめ
着物の保管に桐箪笥が使われてきたように、桐は古くから高級品の保管に使われてきた素材です。優れた調湿作用があるため、湿気に弱い革製品を最適な状態で保ってくれます。防虫効果や防火効果も高く、デリケートなお財布を物理的にも守れるというメリットがあります。
少し値段は張りますが、お財布を「大切な財産」として丁重に扱う姿勢が、さらなる金運を呼び込むきっかけになるかもしれません。
手軽に始めたいなら「布製の袋」
まずは気軽に試してみたいという方には、布製の袋がおすすめです。シルクやコットン(綿)などの天然素材は通気性が良く、お財布を優しく包み込んでくれます。
高価なものである必要はありません。肌触りが良くて、自分が心地よいと感じる袋を選べばOKです。旅行や出張のときにも、この袋を持っていけばどこでも簡易的な「休息場所」を作ってあげることができて便利ですよ。
楽しみながら金運アップ「お財布ふとん」
最近注目されているのが、文字通りお財布を寝かせるための小さなお布団です。見た目にも可愛らしく、願掛けの要素が強いアイテムですが、「お財布を人格のある存在として丁重に扱う」という意識を最も高めてくれる方法かもしれません。
金色や黄色など、金運を象徴する色で作られていることが多く、毎晩お布団に寝かせるという行為自体が、金運アップへの楽しい儀式になります。
意外と使える「ブランドの箱や保存袋」
ルイ・ヴィトンやエルメスなど、ブランド財布を購入したときに付いてくる箱や保存袋を保管場所にするのも良い方法です。これらにはブランドの世界観や高級感が凝縮されています。
お財布を「元の居場所」に戻してあげることで、その格にふさわしいエネルギーを保てると考えられています。もし手元にない場合でも、フリマアプリなどで箱や袋だけが出品されていることもあるので、探してみる価値はあるかもしれません。
金運と財布の色の関係について
金運アップといえば「金色」を思い浮かべる方が多いですよね。確かに金色は太陽や豊穣、富の象徴であり、最も金運を引き寄せるパワーが強い色とされています。
ただ、「金色はちょっと派手すぎて苦手」「なんだか落ち着かない」と感じる方もいるでしょう。もしそう感じるなら、無理に金色の財布を持つ必要はありません。まずはキーホルダーやボールペン、アクセサリーなど、小さなアイテムで金色を日常に取り入れてみてください。金色に慣れ親しむことで、お金に対する抵抗感が薄れ、豊かさを受け取る準備が自然と整っていきます。
金色以外にも、金運に良いとされる色はたくさんあります。
黄色は金色に次いで金運アップ効果が高いとされる色です。特に、変化や楽しみごとを通じてお金が入ってくる「循環」のエネルギーを持つと言われています。
茶色やベージュは大地を象徴する色で、お金を「育てる」「安定させる」パワーがあるとされています。つい使いすぎてしまう傾向がある方には特におすすめです。
緑色は「再生」や「健康」を象徴する色。出ていったお金がまた戻ってくる、再生のエネルギーがあると言われています。
黒色は「格」を高め、お金や秘密を守る色。無駄遣いを防いで財産を守るパワーがあるとされています。
今の自分が心地よいと感じる色、あるいはなりたい自分を象徴する色のお財布を選ぶことが、金運アップへの第一歩です。
金運をさらに高めるために取り入れたい3つの習慣
お財布を休ませる習慣に加えて、以下の3つを意識することで、金運アップの効果をさらに高めることができます。
新しい財布は使い始める前に「寝かせる」
新しいお財布を使い始める前には、金運の初期設定をするための「寝かせる」儀式を行うと良いとされています。
やり方はシンプルです。まず、新札で普段お財布に入れている金額の2~3倍のお金を入れます。そのお財布を白い布や半紙で包み、先ほど紹介した「おすすめの保管場所」で9日間以上寝かせます。
こうすることで、お財布が最初に記憶するお金の量が「満ち足りた状態」となり、その状態を維持しようとする働きが生まれると言われています。
財布の中に入れて良いもの・良くないものを知っておく
お財布の中は、お金にとっての「住環境」です。居心地の良い環境を作るために、入れるものにも気を配りましょう。
入れて良いとされるものは、神社などで授かった種銭(たねせん)や金運のお守り、蛇の抜け殻やフクロウのモチーフなど縁起の良い小物です。
一方、入れない方が良いとされるものは、レシート類(過去の支出を象徴)、大量のポイントカード(お金の居場所を圧迫)、他人からもらったお守り(気が混ざる可能性)、家族以外の写真(その人との縁が強すぎると、お金との縁が弱まることも)などです。
財布の寿命と買い替えのタイミングを意識する
風水では、お財布の寿命は約3年(およそ1000日)と言われています。どんなに大切に使っていても、3年を過ぎるとお金を呼び込むパワーが徐々に落ちてくると考えられています。表面がボロボロになってきたり、型崩れしてきたりしたら、寿命のサインかもしれません。
買い替えに適した時期は、春と秋です。立春(2月4日頃)から春分の日(3月21日頃)までに購入するお財布は「春財布」と呼ばれ、「(お財布がパンパンに)張る」という縁起担ぎで金運上昇に良いとされています。秋分の日(9月23日頃)から立冬(11月7日頃)までに購入するお財布は「秋財布」と呼ばれ、「(お金が貯まる)実りの秋」を意味します。
古いお財布の正しい手放し方
新しいお財布に買い替えたあと、古いお財布をどうするか迷う方も多いのではないでしょうか。実は、お財布の手放し方も金運に影響すると言われています。
感謝を込めて処分するのが基本
長い間お金を守ってくれたお財布には、きちんと感謝の気持ちを伝えてから手放しましょう。ゴミ袋にポイっと捨てるのではなく、白い紙や布に包んでから処分するのがおすすめです。塩を少量振りかけてから包むと、浄化の意味も込められます。
神社でお焚き上げしてもらう方法も
お財布のお焚き上げを受け付けている神社もあります。金運に関する神社(東京の小網神社、京都の御金神社など)では、古いお財布を持参すると供養してもらえることがあるので、近くに該当する神社があれば利用してみるのも良いでしょう。
雨の日に処分すると良いという説も
風水では、お金は「水」の気と関連があるため、雨の日にお財布を手放すと良いという考え方もあります。水がお財布の役目を穏やかに終わらせ、次の持ち主(新しいお財布)へとバトンタッチする流れを作ってくれるというイメージです。
お財布と金運についてよくある質問
ここでは、お財布を休ませる習慣について、よく寄せられる疑問にお答えしていきます。
- 長財布じゃなくても効果はありますか?
-
はい、もちろん効果はあります。二つ折り財布でもミニ財布でも、休ませることで同じような効果が期待できます。大切なのはお財布の形ではなく、それを丁寧に扱う心がけです。
ちなみに、二つ折り財布を休ませるときは、お札が伸びるように少し広げてあげると良いとされています。 - キャッシュレス派であまり現金を持ち歩きません。どうすれば?
-
キャッシュレス決済がメインの場合は、スマートフォンやカードケースが「現代のお財布」と言えます。スマートフォンも一日の終わりには専用の置き場所を決めて、画面をきれいに拭いてあげましょう。カードケースも同様に、中身を整理して定位置で休ませる習慣をつけると良いですよ。
- 旅行や出張のときはどうしたらいいですか?
-
旅行先でも基本は同じです。ホテルの部屋に着いたらバッグからお財布を出して、サイドテーブルの引き出しやセーフティーボックスの中など、静かで安全な場所に保管しましょう。
布製の袋を持参しておくと、どこでも簡易的な「聖域」を作れて便利です。 - 毎日続けるのが正直しんどいです…
-
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは「バッグから出す」だけでもOKです。週末だけ丁寧にお手入れする「週末リセット習慣」から始めるのもおすすめ。
大切なのは義務感でこなすことではなく、「今日も一日ありがとう」という感謝の気持ちを持つこと。それだけで十分です。 - お財布を休ませる時間帯は決まっていますか?
-
特に決まりはありませんが、帰宅後できるだけ早く休ませるのが理想的です。夜の間に「静」のエネルギーをチャージする考え方からすると、就寝前には保管場所に置いておきたいところ。
朝起きてから慌てて準備するよりも、前夜のうちに整理しておくと、翌日の金運の流れもスムーズになると言われています。
まとめ:お財布を大切にすることが金運アップの第一歩
今回は、お財布を休ませることで金運を向上させる方法と考え方について、詳しくお伝えしてきました。
お財布を休ませることは、エネルギーをチャージしてお金への意識を変える大切な儀式です。「バッグから出す」「中身を整理する」「拭く」「専用の場所で休ませる」という基本ステップを、できる範囲で取り入れてみてください。
保管場所は、寝室の北側にあるタンスの中など、静かで暗い場所が理想的です。反対に、キッチンや床の上、玄関のタタキなどは金運を下げてしまうので避けましょう。
桐箱や布袋、お財布ふとんといった専用アイテムを使うと、お財布への敬意がより高まります。ただ、アイテムにこだわるよりも先に、まずは習慣を身につけることが大切です。
金運アップは、お財布をいかに大切にできるかという、あなたの心のあり方が反映されるもの。難しく考えず、今夜から少しだけ意識を変えてみませんか?
ベッドに入る前に、お財布をバッグからそっと取り出して、「いつもありがとう」と声をかけながら柔らかい布で優しく拭いて、静かな場所で休ませてあげてください。その小さな行動が、あなたの金運を大きく変える第一歩になるはずです。

コメント