津軽海峡って実はすごい!深さ・凍らない理由・驚きの雑学

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テレビの天気予報や演歌の歌詞で耳にする「津軽海峡」。名前は知っていても、どこにあって、どれくらい深いのか、すぐに答えられる人は意外と少ないかもしれません。

この海峡には「冬でも凍らない」「海の底をトンネルが貫いている」「動物の種類が境目で変わる」など、知ると誰かに話したくなる雑学がたくさん詰まっています。

この記事では、津軽海峡の場所や深さといった基本から、思わず驚く豆知識までをやさしくまとめました。読み終えるころには、津軽海峡をちょっと身近に感じてもらえるはずです。

目次

津軽海峡ってどこにあるの?まずは基本をおさらい

津軽海峡は、本州の青森県と北海道の間にある海の通り道です。日本地図でいうと、ちょうど本州のいちばん北と北海道のいちばん南がせまく向き合っている、あのすき間にあたります。

本州(青森)と北海道(函館)の間にある海峡

海峡の南側には青森県、北側には北海道の函館エリアが広がっています。津軽半島と下北半島という二つの半島が、本州側から北海道へ向かって腕を伸ばすように突き出ているのが特徴です。

地元では古くから人や物が行き交う大切なルートでした。今でも青森と函館を結ぶフェリーが毎日運航していて、人々の暮らしを支える身近な海でもあります。

本州と北海道の間に位置する津軽海峡の地図イメージ

太平洋と日本海をつなぐ「通り道」

津軽海峡は、東側で太平洋、西側で日本海とつながっています。つまり、二つの大きな海を東西にむすぶ「通り道」のような役割をもっているのです。

この東西のつながりがあるおかげで、海の水や魚たちが行き来します。後ほど紹介する「凍らない理由」にも、この地形が深く関わってきます。

数字で見る津軽海峡|深さ・幅・長さがすごい

津軽海峡は、見た目以上にスケールの大きな海です。まずは深さと幅という二つの数字から、その大きさを感じてみましょう。

最も深いところは約449m

津軽海峡の平均的な深さはおよそ130mほどですが、最も深い場所では約449mにもなります。449mというと、ビルでいえば100階建てに近い高さがすっぽり沈むほどの深さです。

海峡と聞くと浅い水路をイメージしがちですが、実際にはかなりの深さがあります。この深さこそが、後で触れる青函トンネルの建設を難しくした理由のひとつでもありました。

項目おおよその数値
最も深いところ約449m
平均の深さ約130m
いちばん狭い幅約19km
東西の長さ約130km

いちばん狭い場所でも約19km

本州と北海道がもっとも近づく場所でも、海峡の幅は約19kmあります。歩いて渡れそうな距離感では決してなく、肉眼で対岸はうっすら見える程度です。

東西の長さで見ると約130kmと、横にも長く広がっています。狭く見えて実はゆったり大きい、というのが津軽海峡のスケール感です。

地図だと小さなすき間に見えるのに、実物はこんなに深くて広いんですね。

なぜ津軽海峡は冬でも凍らないの?

結論からいうと、津軽海峡が冬でも凍らないのは、暖かい海水が流れ込んでいるからです。北国の海というイメージとは少し違い、海面が氷で閉ざされることはほとんどありません。

暖かい「津軽暖流」が流れ込んでいるから

日本海側から、対馬暖流という暖かい海の流れが入り込んできます。これが津軽海峡を通るときに「津軽暖流」と呼ばれ、海峡全体に暖かさを運んでいます。

暖かい流れが絶えず通っているおかげで、真冬でも海水の温度が下がりきりません。そのため、流氷が押し寄せるオホーツク海側とは違い、津軽海峡は凍らずに保たれているのです。

ポイント

「北の海=凍る」というイメージがありますが、津軽海峡は暖流のおかげで一年を通して凍りません。同じ北海道まわりでも、流氷が来るオホーツク海側とは事情が大きく異なります。

演歌「津軽海峡・冬景色」のイメージとの違い

津軽海峡と聞くと、雪の降る寒々しい海を思い浮かべる人も多いはずです。これは有名な演歌「津軽海峡・冬景色」の影響が大きいといえます。

歌のとおり、冬の津軽海峡は風が強く波も荒れて、たしかに厳しい表情を見せます。ただし「海が凍る」わけではありません。荒れて寒い海と、凍る海は別もの、と覚えておくと雑学として役立ちます。

知って驚く津軽海峡の雑学

ここからは、津軽海峡がもつ少しマニアックで面白い一面を紹介します。どれも会話のネタになりそうな話ばかりです。

動物の分布が変わる「ブラキストン線」が通っている

津軽海峡には、動物の種類の境目とされる「ブラキストン線」という見えない線が引かれています。これは、本州と北海道で生息する動物が大きく入れ替わることを示した境界線です。

たとえばニホンザルやツキノワグマは本州側まで、ヒグマやナキウサギは北海道側に多く見られます。海峡が深く、長いあいだ陸続きにならなかったことが、動物たちの分布を分けたと考えられています。

領海が”3海里”しかない不思議な海峡

ふつう、国の海のなわばりである領海は岸から12海里(約22km)まで認められています。ところが津軽海峡では、その幅があえて3海里(約5.5km)にとどめられています。

これは「特定海域」と呼ばれる特別な扱いで、海峡の真ん中に外国の船も自由に通れる公海の部分を残すためのものです。日本の重要な海峡でありながら、外国船の通行に配慮した珍しい仕組みになっています。

海の底を貫く青函トンネルが結んでいる

津軽海峡の海の下には、本州と北海道を結ぶ「青函トンネル」が通っています。海底部分だけでも約23kmにおよぶ、世界でも有数の長い海底トンネルです。

海面から海底までの深さに加え、トンネルはさらにその下を掘り進んでいます。深く荒れる海を避けて地中を通すという発想で、長年の夢だった本州と北海道の地続きを実現させました。

海底を貫く青函トンネルの断面イメージ

よくある質問

津軽海峡は歩いたり泳いだりして渡れますか?

幅が約19kmあり、流れも速いため、徒歩で渡ることはできません。通常はフェリー、または青函トンネルを通る鉄道を利用します。

津軽海峡は車で渡れますか?

青函トンネルは鉄道専用のため、車がそのまま走って通ることはできません。車で渡る場合はフェリーを使うか、車を貨物列車に載せるサービスを利用します。

津軽海峡と津軽半島は同じものですか?

別のものです。津軽半島は青森県側に突き出た陸地で、津軽海峡はその先に広がる海を指します。

まとめ|津軽海峡は知れば知るほど面白い

名前はおなじみでも、深さ約449m、暖流のおかげで凍らない海、動物の境目となるブラキストン線など、津軽海峡には驚きの一面がたくさんありました。

海の底を貫く青函トンネルや、3海里にとどめられた領海の話まで知ると、ただの「本州と北海道のあいだの海」では片づけられない奥深さを感じます。

この記事のまとめ
  • 津軽海峡は青森県と北海道のあいだにあり、太平洋と日本海をつなぐ海
  • 最も深い場所は約449m、いちばん狭い幅でも約19km
  • 暖かい津軽暖流が流れ込むため、冬でも凍らない
  • 動物の境目「ブラキストン線」や、海底を貫く青函トンネルがある

天気予報や旅行のニュースで「津軽海峡」と聞いたら、ぜひ今日の雑学を思い出してみてください。いつもの海が、少し違って見えてくるはずです。

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