コーヒーのカフェインは目覚めや集中力の向上に効果がありますが、過剰摂取はマイナスの影響も。
ここでは、カフェインの含有量や効果、副作用について解説します。
カフェイン含有量の違い
コーヒーの楽しみ方によってカフェイン含有量は変わります。
以下に各種コーヒーのカフェイン量を紹介します。
ドリップコーヒーのカフェイン量
ドリップコーヒーは、コーヒー豆10gにつき約60mgのカフェインが含まれています。
焙煎度合いによりカフェイン量は異なり、深煎りより浅煎りの方が少なめです。
缶コーヒーのカフェイン量
缶コーヒーはサイズによって異なり、約90~160mgのカフェインが含まれています。
眠気防止を目的とした高カフェインの商品もあるため、選択時は注意が必要です。
インスタントコーヒーのカフェイン量
インスタントコーヒーでは、粉末2gに約60mgのカフェインが含まれます。
濃い味を好む人は粉末を多く使うため、カフェイン量も増えます。
カフェインの効能
カフェインは植物の害虫防御に役立つ天然のアルカロイドです。
以下にその効果を挙げます。
疲労や眠気の軽減
脳への作用により、眠気や疲労を和らげます。
集中力や意欲の向上
ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促し、集中力や意欲を高めます。
利尿作用
利尿作用があり、コーヒー摂取後は尿量が増えることがあります。
過剰摂取は脱水に注意が必要です。
ダイエット効果
脂肪燃焼を助け、基礎代謝を上げる効果があり、ダイエットに役立ちます。
カフェインの効果持続時間
カフェインの効果は個人差がありますが、一般的には約2時間から4時間程度続くとされています。
摂取後約3時間がピークで、その後徐々に効果が減少します。
毎日カフェインを摂取している人は、効果が感じられなくなることもあります。
1日に飲んでいいのは何杯まで?飲みすぎはどれくらい?
カフェインの摂取量の目安は、コーヒーカップで1日6杯以上を避けることです。
カフェイン過多になると血圧が上昇し、心疾患のリスクが22%も上がる可能性があります。
飲み過ぎた時の副作用・デメリットは?
カフェインを適量摂取すると良い影響をもたらしますが、過剰になると興奮作用が強まり、怒りっぽさや吐き気を引き起こすことがあります。
また、自律神経が活発になり、動悸が起こることもあります。
動悸は少量であれば問題ありませんが、大量に摂取すると症状が頻繁に現れたり、長時間続いたりするため注意が必要です。
妊娠中でも飲める?
コーヒーに含まれるカフェインは妊娠中に控えるべき成分ですが、絶対に飲んではいけないわけではありません。
妊娠中でも少量であれば、カフェインを含む飲み物を飲んでも問題ありません。
まとめ
コーヒーは適切な量を摂取することで、疲労や眠気の軽減、集中力の向上などの効果が期待できます。
しかし、過剰摂取は副作用や健康リスクを引き起こす可能性があるため、摂取量には注意が必要です。
特に妊娠中の方や心臓疾患のリスクがある方は、カフェインの摂取に十分注意しましょう。
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