乙卯とは?読み方・意味と「何年生まれ」がわかる早見表

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乙卯(きのとう)とは?読み方と基本の意味

「乙卯」は「きのとう」と読み、暦で使われる干支(えと)の組み合わせの一つです。十干(じっかん)の「乙(きのと)」と、十二支の「卯(う)」を合わせた言葉で、60通りある干支のうちの一つにあたります。

ふだん私たちが「今年の干支はうさぎ」と言うときは十二支だけを指しますが、本来の干支は十干と十二支をセットにした「六十干支(ろくじっかんし)」を意味します。乙卯は、その中の一つというわけです。

「乙卯」って占いの言葉だと思っていましたが、もともとは暦のための区切りなんですね。

「きのとう」と読む|別の読み方も

乙卯のもっとも一般的な読み方は「きのとう」です。これは「乙(きのと)」と「卯(う)」をつなげた呼び方になります。

このほか、音読み風に「いつぼう」と読むこともあります。また占いの分野などでは「おつぼくのうさぎ」と表現される場合もありますが、暦の話題では「きのとう」と覚えておけば十分です。

十干「乙」と十二支「卯」を組み合わせた言葉

乙卯を理解するには、二つの要素に分けて考えると分かりやすくなります。

  • 乙(きのと)…十干の2番目。甲・乙・丙・丁…と続く順番のうちの一つ
  • 卯(う)…十二支の4番目。ねずみ(子)から数えてうさぎにあたる

この二つを組み合わせることで、年や日に固有の名前を付けることができます。乙卯は、まさにその一例です。

乙卯は何年生まれ?西暦の早見表

乙卯の年は、60年に一度めぐってきます。直近では1975年(昭和50年)が乙卯の年でした。次に訪れるのは2035年です。下の早見表で、過去と未来の乙卯の年を確認してみましょう。

西暦和暦備考
1915年大正4年
1975年昭和50年直近の乙卯
2035年令和17年次の乙卯
2095年その次の乙卯
カレンダーと干支を連想させる和風のイメージ

過去の乙卯の年(1975年など)

直近の乙卯は1975年(昭和50年)です。この年に生まれた方は、2026年現在で数えると満50〜51歳ごろになります。その前は1915年(大正4年)で、ちょうど60年ごとにめぐってきていることが分かります。

次の乙卯は2035年

次に乙卯の年がやってくるのは2035年(令和17年)です。1975年から数えてちょうど60年後にあたります。十二支の「卯(うさぎ)」だけなら12年ごとにめぐりますが、十干まで合わせた「乙卯」は60年に一度しか巡ってこない、特別な組み合わせなのです。

自分が乙卯か調べる計算方法

ある年が乙卯かどうかは、簡単な計算で確かめられます。

乙卯の年の見分け方

西暦の年を60で割り、余りが「55」になれば乙卯の年です。たとえば1975 ÷ 60 = 32 あまり 55、2035 ÷ 60 = 33 あまり 55 となり、どちらも乙卯にあたります。

計算が面倒なときは、上の早見表で1975年や2035年を基準にして、そこから60年ずつ足し引きするだけでも見つけられます。

六十干支のなかでの乙卯の位置づけ

乙卯は、六十干支(六十通りある干支の組み合わせ)の中の一つです。ここでは、その仕組みと乙卯がどこに位置するのかを見ていきます。

六十干支とは?60年で一巡する仕組み

六十干支とは、十干(10種類)と十二支(12種類)を順番に組み合わせていったものです。10と12の最小公倍数は60なので、組み合わせは全部で60通りになります。

この60通りが一巡すると、また最初の「甲子(きのえね)」に戻ります。つまり、生まれた年の干支がふたたびめぐってくるのが60年後。これが「還暦(かんれき)」の由来です。「暦が還る(かえる)」ことから、満60歳のお祝いを還暦と呼ぶのですね。

乙卯は前後の干支(甲寅・丙辰)にはさまれた一つ

六十干支を順番にたどると、乙卯の一つ前は「甲寅(きのえとら)」、一つ後は「丙辰(ひのえたつ)」になります。十干が一つ進み、十二支も一つ進むことで、次の組み合わせへと移っていきます。

このように、六十干支はひとつずつ規則的にずれながら60年かけて一巡するため、同じ「乙卯」が二度続けて現れることはありません。

乙卯の意味と由来(陰陽五行の考え方)

乙卯という言葉の背景には、古くから伝わる「陰陽五行(いんようごぎょう)」という考え方があります。占いというより、自然のうつろいを表す東洋の思想として知っておくと、干支がぐっと身近に感じられます。

「乙」が表すもの・「卯」が表すもの

十干の「乙」は、五行では「木(き)」の性質に分類されます。同じ木でも、まっすぐな大木の「甲」に対して、「乙」は草花やつる草のような、しなやかな草木のイメージとされています。

一方、十二支の「卯」も五行では「木」に当たり、季節でいえば春を表します。芽吹いた草木がのびのびと育っていく、生命力にあふれた時期のシンボルです。

陰陽五行で見た乙卯のイメージ

乙卯は「乙」も「卯」もどちらも木の性質を持つ組み合わせです。そのため、陰陽五行の考え方では、春のやわらかな日差しの中で草花がのびやかに育つような、しなやかでおだやかなイメージで語られることが多くなっています。

大木ではなく、春の草花。同じ「木」でもイメージがずいぶん違うんですね。

乙卯にまつわる豆知識

最後に、乙卯にまつわる話題をいくつか紹介します。性格や運勢の話は占いの世界の見立てなので、あくまで「そういう見方もある」という一説として読んでみてください。

四柱推命では性格をどう見る?

東洋の占いの一つである四柱推命では、生まれた日の干支から性格や運勢を読み解きます。乙卯生まれの人については、おだやかでやさしい雰囲気を持つ、といった見立てが紹介されることが多いようです。

ただし、これは占いの分野での一つの解釈です。同じ乙卯生まれでも人それぞれですから、性格を決めつけるものではありません。話のタネとして楽しむくらいがちょうどよいでしょう。

「乙」と「卯」が日常で使われる場面

「乙」という字は、契約書などで「甲・乙」と当事者を表すときにも使われます。これは十干の順番(甲が1番目、乙が2番目)に由来する使い方です。

また「卯」は、午前6時ごろを指す「卯の刻」や、東を表す方角としても使われてきました。干支は年だけでなく、時刻や方角を表す道具としても、昔の暮らしに深く根づいていたのです。

まとめ:乙卯は六十干支の一つ、次は2035年

乙卯について、ここまでの内容を振り返ります。

この記事のまとめ
  • 乙卯は「きのとう」と読み、十干の「乙」と十二支の「卯」を合わせた干支の一つ
  • 乙卯の年は60年に一度めぐる。直近は1975年、次は2035年
  • 西暦を60で割って余りが55なら乙卯の年
  • 六十干支が一巡する60年が、還暦の由来になっている
  • 陰陽五行では、春の草花のようなしなやかなイメージで語られる

普段はあまり意識しない「乙卯」も、ひも解いてみると暦や昔の暮らしとのつながりが見えてきます。次に乙卯がめぐってくる2035年を、ちょっと心に留めておくのも楽しいかもしれませんね。

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