目隠し効果抜群!虫がつきにくい鉢植え樹木3選【初心者向け】

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家のプライバシーを守るためには、庭やベランダの視線対策が必要です。

フェンスや塀を設置するのも一つの方法ですが、樹木を使った目隠しは庭やベランダに自然な美しさを加えることができます。

樹木を利用した目隠しは、風や光を通すことで自然な景観を楽しめるのが魅力です。

しかし、虫の問題が気になる方もいるでしょう。

完全に虫がつかない木は存在しませんが、比較的虫が付きにくい樹木を選ぶことは可能です。

隣家との境に目隠し用の樹木を植える場合は、できるだけ虫がつかない木を選ぶことが大切です。

この記事では、目隠し用の樹木を選ぶ際のポイントや、虫が付きにくい樹木、さらにベランダや玄関にも適した鉢植えの目隠し木についてご紹介します。

目隠し木選びの参考にしてみてください!

目次

目隠し用樹木の選び方とポイント

目隠しに適した樹木を選ぶ際のポイントを解説します。

  • 害虫がつきにくい種類
  • 葉が密集した常緑樹
  • 剪定に強く、萌芽力が高い木
  • 家の立地条件に適した木(地域、土壌、日照条件)
  • お手入れのしやすさ

これらのポイントをしっかり押さえて、あなたの庭にぴったりの目隠し木を見つけましょう!

害虫が付きにくい樹木を選ぶ

庭に樹木を植える際には、害虫の問題が気になります。

害虫は樹木を枯らす可能性があり、土壌を汚染することもあります。

害虫がつくと駆除が大変になることもありますので、目隠し用の樹木は比較的虫が付きにくい木を選ぶことが重要です。

隣家との境に目隠し用の樹木を植える場合も、虫が繁殖して隣家に影響を及ぼすと困ります。

中には、虫が嫌う香りを持つ植物もあります。

特に強い香りを放つハーブなどは、防虫効果があることがあります。

葉密度が高い常緑樹を選ぶ

目隠し用の樹木には、常緑樹で葉密度が高いものが最適です。

常緑樹とは、一年を通じて緑の葉を保つ樹木で、目隠し木として非常に適しています。

ただし、常緑樹も全く葉が落ちないわけではありません。

葉の入れ替わりがあるため、葉密度が重要です。

常緑樹は葉が一度に落ちることはありませんが、多くは1年から3年のサイクルで新しい葉が出て古い葉が落ちます。

葉が密集していないと目隠しとしての機能を果たせないため、葉密度は目隠し木選びの重要な指標です。

剪定に強く、萌芽力が高い木を選ぶ

目隠し用の樹木を選ぶ際には、ただ葉が大きい木を選ぶだけでは不十分です。

樹木は成長し続けるため、定期的な剪定や刈り込みが必要です。

剪定を行うことで葉の数が減少し、目隠しの効果が薄れることがあります。

そこで、剪定後に枝が再生する「萌芽力」が重要になります。

萌芽力が高ければ、剪定を繰り返すことで葉密度の高い木に育てることができます。

剪定のメリット

  • 木の成長をコントロールし、過度に大きくならないようにする
  • 枯れた枝や病害虫に侵された枝を取り除く
  • 木内部の日光と風通しを改善し、病気や害虫の発生を予防する
  • 樹形を美しく保つ
  • 花や実の付き具合を改善する

樹木を美しく保つためだけでなく、特に害虫対策の観点からも剪定は欠かせません。

自宅の立地条件に合わせた樹木の選び方

目隠し用の樹木を選ぶ際には、耐寒性、耐暑性、耐陰性などを考慮し、自宅の環境に適した常緑樹を選ぶことが重要です。

立地条件に合わない樹木は育成が難しく、目隠しとしての役割を果たせなくなります。

樹木の種類によって、成長速度や根の広がり方、適した土壌や日当たり条件が異なります。

樹木の外観だけでなく、性質や成長後の樹形も考慮して、最適な目隠し木を選びましょう。

お手入れがしやすい樹木を選ぶ

樹木のお手入れがしやすいかどうかを確認し、木の特性に合わせて慎重に選ぶ必要があります。

成長が早い樹木は目隠しの効果を早く発揮しますが、葉が繁茂しすぎて道路に広がることもあり、剪定の頻度が増えることがあります。

花が咲く樹木や実がなる樹木は、季節ごとの掃除が必要になることがあります。

また、常緑樹でも落ち葉が完全にないわけではありません。落ち葉の掃除は天候により頻繁に発生します。

比較的虫がつきにくい樹木を選んでも、完全に虫がつかない木は存在しません。

必要な害虫対策については事前に確認しておきましょう。

どんなに育てやすい樹木でも、適切なお手入れは必須です!

お手入れ確認ポイント

  • 剪定の頻度
  • 枯れ葉や花、実の処理
  • 害虫の駆除
  • 肥料の散布
  • 薬剤の散布(害虫対策)

虫がつきにくい目隠し木のおすすめ5選

ここでは、虫がつきにくい目隠し用の樹木を厳選してご紹介します。

選び方のポイントを参考にしながら、おすすめの樹木をチェックしてみてください。

金木犀(キンモクセイ)

秋になると、金木犀(キンモクセイ)の甘い香りが漂い、秋の訪れを感じさせます。

金木犀は、その芳しい香りと小さなオレンジ色の花で知られる常緑樹です。

栽培難易度★★(5段階)
分類常緑小高木
高さ5~6m
耐寒性やや弱い
耐暑性普通
耐陰性普通
病害虫比較的少ない
葉密度高い
萌芽力高い
生育環境日当たりと風通しが良い場所
剪定時期秋の花が終わった後
花色オレンジ
開花時期9月~10月
花言葉「真実」「謙遜」「気高い人」

金木犀は非常に丈夫で、病害虫の影響を受けにくい特長があります。

その強い香りが害虫を寄せ付けにくいとされています。

ただし、風通しが悪いと褐斑病が発生することがあるため、適切な剪定で風通しを改善することが重要です。

おすすめポイント

  • 秋にオレンジ色の花と素晴らしい香りを楽しめる
  • 成長が速く、大きくなる(剪定で調整可能)

注意ポイント

  • 花が散った後の掃除が必要
  • 寒さや過度の湿度を嫌う
  • 成長が早いため、風通しを良くするための剪定が重要

ギンヨウアカシア(ミモザ)

ミモザは、春に咲く黄色い花と銀色がかった緑の葉のコントラストが美しい樹木です。

ポンポンのような可愛らしい黄色の花が枝にたくさん咲きます。

イタリアでは3月8日を「女性の日」として、男性が女性にミモザの花を贈る習慣があります。

栽培難易度★★★(5段階)
分類常緑高木
高さ5~10m
耐寒性普通
耐暑性強い
耐陰性普通
病害虫比較的少ない
葉密度高い
萌芽力高い
生育環境風通しと日当たりが良い半日陰
剪定時期花が終わった後、5月~6月
花色黄色
開花時期3月~4月
花言葉「優雅」「友情」「思いやり」「エレガンス」「堅実」

ミモザは葉や枝の密度が高く、目隠し木としても適しています。

見栄えが良いため、家のシンボルツリーとしても人気があります。

ただし、成長が非常に早く、大きくなるため、植える場所の選定が重要です。

おすすめポイント

  • 春にたくさんの黄色い花と優しい香りを楽しめる
  • 痩せた土壌でも育つ
  • 成長が速く、大きくなる(剪定で調整可能)

注意ポイント

  • 強風で枝が折れることがある
  • 病害虫の影響を受けにくいが、カイガラムシに注意が必要
  • 成長が早いため、定期的な剪定が重要

フェイジョア

フェイジョアは南国原産のエキゾチックな植物で、美しい緑の葉と香り高い果実が魅力です。

別名パイナップルグアバとして知られ、果肉はパイナップルに似た香りを持ち、生食やジャムに加工することができます。

栽培難易度★★★(5段階)
分類常緑小高木 果樹
高さ1.5m~6m
耐寒性やや弱い
耐暑性強い
耐陰性弱い
病害虫比較的少ない
葉密度高い
萌芽力高い
生育環境日当たり良好で水はけの良い場所
剪定時期発芽前の3月~4月
花色ピンク
開花時期7月~8月
実がなる時期10月~11月
花言葉「実りある人生」「満ち足りた」「情熱に燃える心」

フェイジョアは剪定に強く、病害虫にも比較的耐性があります。

そのため、庭木として育てやすい果樹です。

日光がよく当たる場所に植えると、より元気に育ちます。

おすすめポイント

  • 果実を楽しむことができる
  • 剪定が容易で扱いやすい
  • 病気や害虫の心配が少ない

注意ポイント

  • 強風や雪により枝が折れやすい
  • 日光は好むが乾燥には弱い

ソヨゴ

ソヨゴは光沢のある緑の葉と鮮やかな赤い実が特徴の樹木です。

枝葉が少なめですが、高い萌芽力があり、目隠しとしても適しています。

枝葉の間から柔らかい光が差し込み、風通しも良好です。

栽培難易度★★(5段階)
分類常緑広葉樹 小高木
高さ5m~10m
耐寒性強い
耐暑性強い
耐陰性強い
病害虫比較的少ない
葉密度高い
萌芽力高い
生育環境日当たり良好から半日陰まで
剪定時期3~5月または7~8月
花色
開花時期5月~6月
実がなる時期10月~11月
花言葉「先見の明」

ソヨゴは成長が緩やかで、あまり場所を取らずに育てられるため、初心者にもおすすめの樹木です。

病害虫の被害が比較的少なく、特に毛虫がつきにくいことで知られています。

ただし、完全に害虫がつかないわけではなく、日光や風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。

ソヨゴの赤い実は雌株にのみ付き、雄株が近くにないと実がならないため、実を楽しみたい場合は雌雄の配置に注意が必要です。

おすすめポイント

  • 秋に赤い実と緑の葉のコントラストを楽しめる
  • 日陰でも育つ
  • 成長が緩やかで管理しやすい

注意ポイント

  • 強い西日で葉が焼けることがある
  • 成長には時間がかかる

ギンバイカ(マートル)

ギンバイカは春に梅の花に似た美しい花を咲かせることから、この和名が付けられています。

葉は鮮やかなグリーンで光沢があり、香りが良いことから、ハーブとしても親しまれています。

ヨーロッパでは古くからマートルが神聖視され、「祝いの木」と呼ばれ、結婚式などの儀式で使われてきました。

神話や伝説にもよく登場し、不死や再生の象徴として崇拝されている樹木です。

ギンバイカは生命力が強く、萌芽力も高いため、シンボルツリーや目隠し、また生垣など、さまざまな用途で人気があります。

栽培難易度★★★(5段階)
分類常緑広葉樹 低木
高さ1m~3m
耐寒性やや弱い
耐暑性強い
耐陰性普通
病害虫比較的少ない
葉密度高い
萌芽力高い
生育環境日当たりの良い場所から半日陰まで幅広い環境に適応
剪定時期花後の6~7月
花色
開花時期5月~6月
実がなる時期10月~11月
花言葉「愛」「愛のささやき」

ギンバイカは成長が旺盛で、障害物が少ない自由な場所で育てるのに適しています。

また、ハーブとしての芳香が虫を寄せ付けにくい特性もあります。

おすすめポイント

  • 長期間楽しめる美しい花
  • 芳香のある葉でハーブとしても利用できる

注意ポイント

  • 成長が速いため、定期的な剪定が必要
  • 強風や雪で枝が折れることがある

芳香のある木は虫が寄りにくいので、香りを楽しみながら一石二鳥の効果が期待できます!

目隠し木におすすめの鉢植え3選!虫がつきにくい樹木

ここでは、ベランダなどで目隠し対策として適した鉢植えの木を紹介します。

鉢植えでも目隠し効果が期待でき、虫がつきにくい樹木を選びましたので、ぜひ参考にしてください。

オリーブ

オリーブは「平和」や「安らぎ」を象徴する花言葉があり、家のシンボルツリーや観葉植物として人気があります。

葉の表面はスモーキーなグリーン、裏面はシルバーがかった色合いで、美しいコントラストを生み出し、スタイリッシュな雰囲気を演出します。

栽培難易度★★(5段階)
分類常緑高木、果樹
高さ2m以上
耐寒性普通
耐暑性強い
耐陰性普通
病害虫比較的少ない
葉密度高い
萌芽力高い
生育環境日当たりの良い場所
剪定3~4月 または 9~10月
花色白、黄白色
開花時期5月~6月
実がなる時期9月~11月
花言葉「勝利」「平和」「知恵」「安らぎ」

オリーブは強い生命力を持ち、幹を切っても新芽がよく出るため、目隠し木としても適しています。

その強い生命力から、風水的にも良いとされています。

葉が一年中緑で、性質が強く育てやすいことも人気の理由です。

オリーブは日光を好むため、1日中日が当たる場所で育てることをおすすめします。

おすすめポイント

  • 強い性質で育てやすい
  • おしゃれな外観

注意ポイント

  • 1日中日が当たる場所で育てる必要がある
  • 過湿に弱いため水はけに注意が必要

南天(ナンテン)

南天は日本の気候にぴったりの、古くから栽培されてきた樹木です。

晩秋から初冬にかけて鮮やかな赤い実を付けるのが特徴で、「難を転ずる」という言葉に由来し、縁起の良い木とされています。

家庭での魔除けや新年の飾りとしても広く使われ、日本の文化に深く根付いています。

栽培難易度★★(5段階)
分類常緑低木
高さ2m~3m
耐寒性強い
耐暑性普通
耐陰性強い
病害虫比較的少ない
葉密度高い
萌芽力高い
生育環境強い西日を避け、半日陰を好む
剪定果実が終わった2月~3月
花色
開花時期6月~7月
実がなる時期11月~2月
花言葉赤い実…「幸せ」「私の愛は増すばかり」「よき家庭」

南天は耐寒性があり、育てやすい環境を選べばほとんど手間がかからず育ちます。

葉の密度や萌芽力が高く、目隠し木としてもおすすめです。

抗菌作用があり、病害虫の被害が少なく、植えた場所の衛生にも良い影響があります。

ただし、まれにカイガラムシが発生することがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

おすすめポイント

  • 日本の気候に適しており、初心者でも育てやすい
  • 縁起が良い

注意ポイント

  • 強い西日を避ける必要がある
  • 乾燥に弱い

シマトネリコ

シマトネリコの葉は、小さな葉が密に生えており、明るく軽やかな緑色のトーンが特徴です。

洋風にも和風にもよく合い、非常に人気のある樹木です。

栽培難易度★★(5段階)
分類常緑小高木
高さ10m~15m
耐寒性やや弱い
耐暑性強い
耐陰性強い
病害虫比較的少ない
葉密度普通
萌芽力高い
生育環境日光が良く当たる場所から半日陰まで幅広く適応
剪定時期開花後の7月~11月
花色
開花時期5月~7月
花言葉「偉大」「高潔」「思慮分別」「荘厳」

シマトネリコは一定の耐陰性を持ち、鉢植えでも育てることができます。

日光の当たる場所から半日陰まで幅広く適応するため、育てやすいです。

葉が小さく、日光を通しやすいことに加え、丈夫で樹高の管理も容易で、病害虫にも強いことが魅力です。

常に葉が茂りすぎないように剪定し、風通しを良くすることが大切です。

おすすめポイント

  • 屋内でも育てやすい
  • 初心者でも簡単に剪定できる
  • 樹形が美しい

注意ポイント

  • 寒さにやや弱い
  • 落ち葉が多い
  • 成長が早く、定期的な剪定が必要

まとめ

目隠しのために適した樹木は、虫がつきにくいものを選ぶことが重要です。

常緑樹や萌芽力のある木、立地や手入れがしやすい樹木を選ぶと良いでしょう。

香りの強いハーブなどは虫が寄りにくい傾向があります。

鉢植えでも育てられますが、大きくなった場合は植え替えが必要になります。

今回紹介した樹木は虫がつきにくいものに焦点を当て、目隠しに適した樹木をご紹介しました。

しかし、完全に虫がつかない木は存在しません。

木の種類によって寄ってくる虫が異なるため、ケムシやカイガラムシなどが発生することがあります。

それぞれの木に合った害虫対策を講じることが重要ですので、自分に合った樹木を選ぶ際にはその点も考慮してください。

お庭やベランダに合った目隠し木を選び、素敵な空間を演出してみてください♪

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