駄菓子の代表格と言えば、うまい棒ですね。
子どもが手軽に購入できる価格でありながら、しっかりとした食べ応えがあり、今も昔も遠足やおやつタイムには欠かせない存在です。
味のバリエーションが豊富で、パッケージも華やかで飽きが来ないおやつとして知られています。
しかし、うまい棒、私が子どもの頃に食べていたものよりも、小さくなったのではないでしょうか…?
大人になったから体が大きくなり、そう感じるだけかもしれませんが、他のお菓子もサイズダウンしていると聞きます。
うまい棒もその一つかもしれません。実際には、うまい棒は発売当初から約3g小さくなっています。
今回は、うまい棒が小さくなった経緯やその価格、さらに種類について調査しました。
うまい棒がサイズダウンしたのは本当! その理由とは?
うまい棒はどのくらい小さくなった?
結論として、うまい棒は残念ながら発売当初よりサイズが小さくなっています。
うまい棒は1979年に「株式会社やおきん」によって発売されました。
当初のサイズは7~9gでしたが、現在では5~6gに変更されています。
約3gの減少には驚きです。
食べると美味しさに気づきにくいですが、この3gの違いがほんの少し物足りなさを感じさせるのかもしれません。
とはいえ、サイズの変化はわずかであり、言われなければ気づかない程度でしょう。
サイズダウンの原因は原材料費の高騰!
うまい棒のサイズが小さくなったのは2010年頃からで、その背景には原材料費の高騰があります。
私たちの家計にも影響を与える食料品の価格上昇ですが、食品メーカーも同様にダメージを受けているようです。
最近では、小麦粉や油、さらには卵までもが値上がりしています。
お菓子のサイズが小さくなっているのもこの影響であり、仕方がないことと言えるでしょう。
それでも、発売から約30年間同じサイズで、かつ10円という驚きの価格で提供し続けているのは、企業の努力の賜物ですね!
うまい棒のフレーバーは何種類? 内容量や人気の味も徹底解説!
突然ですが、お気に入りのうまい棒の味は何ですか?
私はめんたい味が好きです!
それに、甘いシュガーラスク味も捨てがたい…。
選ぶのが難しいですね。
たとえサイズが小さくなっても、うまい棒はいろいろなフレーバーで楽しませてくれます。
そこで、どれほど多くの種類があるのか調査しました。
実は一部の味だけ内容量がわずかに変わっていることがわかったので、詳細を紹介します。
うまい棒にはどれくらいの種類があるのか?
コンビニやお菓子屋でよく見かけるうまい棒ですが、実際にはどれだけの味がラインナップされているのでしょうか?
うまい棒にはプレミアムや限定パッケージを除くと、全15種類の味があります。
ここでは、そのすべてのフレーバーをご紹介します♪気になる味があれば、ぜひ試してみてください!
- チーズ味 – チーズの濃厚な香りが魅力のチーズ味。以前はプロセスチーズに似た味わいでしたが、現在はチェダーチーズの風味に変わりました。時代に合わせて少しずつ味が進化しており、チェダーチーズの濃厚な味がクセになります。
- サラミ味 – サラミスティックの風味を再現したサラミ味。開発のきっかけは、やおきんの社員が居酒屋で食べた美味しいサラミに感動したことです。本格的なサラミの風味が、酒のおつまみにぴったりで、大人も子供も楽しめる味です。
- とんかつソース味 – 濃厚なソースの味わいが特徴のとんかつソース味。1979年当時は醤油味のスナックが主流でしたが、焼きそばからインスパイアを受けて開発されました。当初は中濃ソースに近い味で、名前も「ソース味」として販売されていました。
- テリヤキバーガー味 – テリヤキソースの甘じょっぱい風味が特徴のテリヤキバーガー味。日本にハンバーガーチェーンが上陸し流行した頃に「バーガー味」として開発されましたが、後にテリヤキバーガー味が人気となり、名称も変更されました。テリヤキは日本独自の味ですね!
- コーンポタージュ味 – コーンの自然なまろやかさが感じられるコーンポタージュ味。外食でしか味わえなかったコーンポタージュを「手軽に家庭で楽しめるように」として開発されました。コーンの素材の味を生かす工夫がされています。ちなみに、私の祖父もコーンポタージュ味が好きで、よく食べていた記憶があります!
- やさいサラダ味 – 「やさい」の味ではなく、ドレッシングの風味を再現したやさいサラダ味。ガーリックのほのかな香りが食欲をそそります。「やさいサラダ」とは言っても、ビタミンの補給にはならないそうです!
- めんたい味 – 明太子といえばピリ辛ですが、うまい棒のめんたい味は辛さ控えめで子供でも楽しめます!開発のきっかけは、やおきん社員が食べた九州の明太子が美味しかったことです。実は、明太子味のお菓子はうまい棒が初めてなんです!
- たこ焼き味 – カリっとした食感で、かつおぶしとソースの風味が特徴のたこ焼き味。一口食べると本場大阪のたこ焼きを食べているような気分に!「とんかつソース味」とは異なるソースの味を出すために、タレかけ用の機械を導入し、2度かけ製法を採用しています。このたこ焼き味はうまい棒の中でも最も手間暇かけて作られています!
- エビマヨネーズ味 – 2001年にWEBでの一般公募から誕生したエビマヨネーズ味。公募結果では、1位がマヨネーズ味、2位がエビフライ味でしたが、両者の組み合わせによってさらにインパクトのあるフレーバーになると考えられ、開発されました。2つの味を融合させて美味しさを引き出すという発想は素晴らしいですね!
- 牛タン塩味 – レモンの酸味とブラックペッパーのスパイシーさ、さらに牛タンの風味が絶妙に組み合わさった牛タン塩味。2007年に発売されて以来、その再現度の高さで根強い人気を誇り、今では定番のフレーバーとなっています。爽やかなレモンの香りと肉々しい牛タンの味が堪りません!
- 納豆味 – 納豆パウダーが含まれ、食べると粘り気があり、本物の納豆を食べているような感覚になる納豆味。1993年に発売されてから製造が何度も中断しながらも、4度の復活を遂げて現在に至るフレーバーです。納豆好きの方にはぜひ試していただきたい一品です!
- やきとり味 – 炭火焼きの香ばしさとタレの甘じょっぱさがクセになるやきとり味。タレを2度かけすることがその美味しさの秘訣です。高い再現度で、密かにファンが増えているとか!大人のお酒のおつまみにも最適かもしれませんね。
- のり塩味 – 香り豊かなあおさと焼き海苔、そしてほどよい塩気がクセになるのり塩味。2020年に開発されたこのフレーバーは、生地に乾燥ポテトを練り込み、ポテトチップスに近い味わいを再現しています。ポテトチップス好きの方にはぴったりな味です!
- シュガーラスク味 – うまい棒といえば中心に空いた穴が特徴ですが、このフレーバーには穴がありません。ラスクのザクザク感を再現するために穴を開けていないそうです。うまい棒なのに甘いというのは驚きですが、食べてみると本当にラスクの食感と味が楽しめます。うまい棒の中では唯一の甘いレギュラーフレーバーです!
- うまい棒チョコレート – 生地にもココアパウダーが練り込まれ、外側には贅沢にチョコレートがコーティングされたチョコレート味。他のうまい棒よりも小さくなっていますが、ミルクチョコレートの濃厚な味わいが楽しめます。夏の暑い時期にはチョコレートが溶けるため、冬季限定の商品です。冬季限定ながらも絶大な人気を誇るフレーバーで、サクサクしたコーンパフで食感も楽しめます♪
参考: https://www.yaokin.com/products_search/umaibo
レギュラーの味だけでもこれだけの種類があります。
新たに知った味や気になるフレーバーはありましたか?
うまい棒を購入する際の参考にしてみてください!
うまい棒の中で内容量が異なるフレーバーは?
多くのうまい棒のフレーバーについてご紹介しましたが、実は一つだけ内容量が異なるフレーバーがあります。
それが「とんかつソース味」です。
このフレーバーは他のうまい棒と比較して、1g少ないのです。
通常のうまい棒は内容量が6gですが、「とんかつソース味」は5gです。
濃厚でスパイシーな「とんかつソース味」がほんの少し小さいのは意外ですよね。
「少しでも多くのサクサク感を楽しみたい」という方には、とんかつソース味以外のフレーバーをおすすめします。
しかし、1gの差なので、あまり気にしないでも良いかもしれませんね。
うまい棒人気投票の結果は?
2022年10月20日から11月30日まで、やおきんの公式HPで「うまい棒総選挙」が行われました。
このイベントでは、自分の好きなうまい棒のフレーバーに投票して応援することができるWEBイベントでした。
また、出口調査や投票者への抽選プレゼントといった豪華な内容も用意されていました。
各フレーバーにはマニフェスト(宣言)も用意され、本格的な投票イベントとなっていました。
単にお気に入りのフレーバーに投票するだけでなく、プレゼントのチャンスもあるのは魅力的ですね。
次回のうまい棒総選挙では、ぜひあなたの推し味に投票してみてはいかがでしょうか。
うまい棒総選挙の結果発表!
2023年1月11日に「うまい棒総選挙」の結果が発表されました。
以下は注目のトップ3です♪
- 第1位: コーンポタージュ味 – 2328票
- 第2位: めんたい味 – 1985票
- 第3位: チーズ味 – 1020票
参考:https://www.yaokin.com/lp_selection.html
いかがでしたか?
あなたの好きな味はトップ3に入っていましたか?
やはりトップ3には、長年愛されている定番のフレーバーが揃っていますね。
1位の「コーンポタージュ味」は、ハロウィンやクリスマスシーズンに季節限定パッケージが発売されるなど、根強い人気を誇っています。
他のフレーバーも美味しいので、選ぶのが難しいですね。
トップ3以外の結果は公式ページで確認できるので、ぜひチェックしてみてください!
うまい棒は価格が上がっても依然としてお財布に優しいおやつ!
「うまい棒」と聞くと、10円という価格が真っ先に思い浮かぶ方が多いでしょう。
お小遣いで気軽に購入できるおやつとして、多くの子どもたちに愛されています。
10円で満足感を得られるおやつと言えば、やはりうまい棒が代表格です!
しかし、2022年1月27日に製造元のやおきんが公式ツイッターで、うまい棒の価格改定について発表しました。
2022年4月1日から、原材料費や運搬費の高騰により、これまでの10円から2円の値上げが実施され、「12円」での販売となります。
たった2円の値上げですが、昨今の経済状況を考えるとやむを得ない措置と言えるでしょう。
それでも、42年間にわたり手に取りやすい価格で美味しいおやつを提供し続けているやおきんには、感謝の気持ちを伝えたいですね!
うまい棒の変遷と現状まとめ
- うまい棒は2010年の発売当初と比較して、約3g小さくなりました。
- サイズが小さくなった背景には、原材料費の高騰が影響していると考えられます。
- プレミアムや期間限定パッケージを除けば、うまい棒には15種類のフレーバーがあります。
- その中で「とんかつソース味」のみが、1g少ない内容量で製造されています。
- 2022年4月1日より、価格が10円から12円に引き上げられました。
- 価格引き上げの理由は、原材料費と運搬費の高騰によるものです。
今回は、長年愛され続けてきたうまい棒の変遷とそのバリエーションについて詳しく調査しました。
最近の食料品価格の上昇は、やおきんのような老舗メーカーにも影響を及ぼしていることが明らかになりました。
それでも、40年以上変わらぬ美味しさを保ちながら、新しいフレーバーを次々と生み出し続けるうまい棒は、多くの人々に喜びを届けています。
世代を超えて楽しめる、日本を代表するお菓子だと思います!
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