ザーサイはご存知でしょうか?
あまりメジャーではないかもしれませんが、実は栄養豊富で、様々な料理に活躍する素敵な食材です。
一般的に漬物としてよく食べられますが、実はさまざまなレシピで使えるんですよ。
この記事では、ザーサイの魅力をたっぷりとご紹介します。
ザーサイとは
ザーサイの正体
ザーサイは、ナタネ科のからし菜の一種で、主に中国で栽培されています。
見た目は大きな青菜に似ていて、漬物に使うのは茎の太い部分です。
日本で販売されているザーサイは、ほとんどが味付け済みでスライスされているため、元の形を知る人は少ないかもしれません。
漬物とは、食材を塩、酢、酒粕などに漬け込んで保存性を高め、風味を向上させた食品です。
漬け込み材料は、浸透圧を生じさせたり、pHを下げたりして、漬物の種類によっては乳酸発酵を促すことで「保存性と風味の向上」をもたらします。
もともとは野菜などの保存が目的で、特に冬に野菜が不足する地域で重宝されてきました。
その保存食が進化して、今の漬物が生まれました。
ザーサイの風味
ザーサイはカブに似た風味があり、生で食べると美味しく、マヨネーズや味噌との相性も良いです。
市販の漬物としてのザーサイは、醤油や砂糖、ごま油で味付けされています。
ザーサイの栄養価
ザーサイは「鉄分とカリウム」を豊富に含んでいます。
<ザーサイ100gあたり>
- 鉄分 2.9mg
- カリウム 68mg
小松菜の鉄分は100gあたり2.1mgであるのに対し、ザーサイはそれを上回る鉄分を含み、貧血や妊娠中の方におすすめです。
また、カリウムは体内の余分な塩分や水分を排出し、夏バテを予防する効果があります。
カリウムは細胞の水分調節や神経伝達の調整に重要で、心臓機能や筋肉の収縮をサポートし、血圧を下げる効果もあります。
しかし、過剰摂取は注意が必要で、特に腎機能が低下している場合は高カリウム血症のリスクがあります。
ザーサイを使ったレシピ
ザーサイのサラダ
材料:
- ザーサイ 適量
- レタス 適量
- キュウリ 1本
- トマト 1個
- ドレッシング お好みで
作り方:
- ザーサイは細切りにします。
- レタス、キュウリ、トマトを適当な大きさに切ります。
- 全ての材料を混ぜ合わせ、ドレッシングで味付けします。
このサラダは、ザーサイのシャキシャキ感がアクセントになり、食感を楽しめます。
ザーサイの炒め物
材料:
- ザーサイ 適量
- 豚肉 100g
- にんにく 1片
- 醤油 大さじ1
- ごま油 小さじ1
作り方:
- 豚肉は薄切りにし、にんにくはみじん切りにします。
- フライパンにごま油を熱し、にんにくを炒め香りが出たら豚肉を加えて炒めます。
- 豚肉に火が通ったら、ザーサイを加えてさっと炒め合わせ、醤油で味付けします。
ザーサイのピリッとした辛みが豚肉と相性抜群で、ご飯のおかずにぴったりです。
まとめ
ザーサイは見た目は地味かもしれませんが、栄養価が高く、さまざまな料理に活用できる万能食材です。
生食も可能で、サラダや炒め物など、簡単に美味しくいただけます。
この機会にぜひ、ザーサイを食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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