旅行のキャンセル料を防ぐ!保険で賢く守る方法と注意点

当ページのリンクには広告が含まれています。

小さなお子さんを持つご夫婦や、「家族で素敵な思い出を作りたい」と考えている方、または「高齢の両親と旅行を計画しているけれども、何かあった時が不安…」と感じている方に朗報です。

旅行を楽しみにしているものの、突然の出来事に対する不安は避けられません。

そんな時、旅行のキャンセル費用が心配になることもありますよね。

家族間でのトラブルや夫婦喧嘩を避けるためにも、「キャンセル保険」が有効です。

しかし、保険の仕組みや必要性がわからないと感じる方も多いでしょう。

そんなあなたのために、旅行保険やキャンセル保険の基本をわかりやすく解説しますので、ご安心ください。

目次

旅行キャンセル時に安心できる保険の比較!3つの選択肢をご紹介

旅行のキャンセルが必要になった場合に利用できる保険の種類を、大きく3つご紹介します。

  1. 旅行傷害保険に「旅行キャンセル費用特約」を追加する
  2. クレジットカードの「キャンセル・プロテクション補償」を利用する
  3. 「旅行キャンセル保険」を契約する(ツアー・航空券・宿泊)

国内・海外旅行傷害保険の「旅行キャンセル費用特約」

国内旅行ではあまり利用されないかもしれませんが、海外旅行に行く際には多くの人が加入する旅行傷害保険。

これは主に旅行中のリスクに備えるための保険です。

海外では日本の健康保険が使えず、医療費を全額自己負担することになる場合もあるため、主契約として非常に重要です。

この保険に「旅行変更費用補償特約」を追加することで、旅行中止によるキャンセル料や帰国費用もカバーすることができます。

特約という言葉は少し難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと、旅行中の問題に加え、出発前のリスクにも対応しているということです。

ただし、メインの旅行傷害保険に加入していないと、「旅行変更費用補償特約」のみを加入することはできません。

以下にそのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

  • 海外旅行を計画している場合、主契約として多くの人が加入する旅行傷害保険に少しの追加費用で特約を追加できる
  • 出発前のキャンセルだけでなく、出発後のキャンセル費用もカバーしてくれる

デメリット

  • 通院や急な体調不良、ケガなどは補償対象外となる
  • 交通機関の遅延や出張などによるキャンセルは補償されない
  • 家族の補償範囲が限られている

保険会社によっては、出発前の旅行キャンセルだけでなく、出発後の急な帰国やキャンセル費用も補償する場合があります。

キャンセル補償特約の基本は「旅行保険」で契約していますので、コンサートやイベントなど旅行以外のキャンセルは対象外となります。

また、病気やケガによる通院も補償の対象外です。急な体調不良やケガが理由で旅行ができなくなった場合でも、保険金が支払われないことがあります。

クレジットカードの「キャンセル・プロテクション補償」利用のメリットと注意点

多くのクレジットカードには、旅行中のトラブルに対応する機能が備わっています。

しかし、旅行そのものをキャンセルする際の補償を提供するカードは少数です。

その中でも、一部のカードは自動的にキャンセル料を補償する機能を持っています。

例えば、「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は、その代表例であり、ゴールドカード以上のランクにはこの補償が付帯しています。

メリット

  • 追加の保険加入や保険料の支払いが不要で、クレジットカードに付帯している。
  • 国内・海外どちらの旅行にも対応している。
  • 旅行だけでなく、チケット代のキャンセルもカバーする。
  • カード会員の家族の病気やケガにも適用される。

デメリット

  • キャンセル補償がついているカードは限られている。
  • キャンセル補償がついているカードは維持費が高い。
  • 自己負担金が必要な場合がある。

キャンセル補償を利用するには、旅行代金やチケット代を事前にそのクレジットカードで支払う必要があります。

宿泊を伴う出張や家族の入院も補償対象となることがありますが、カードによっては維持費が高額です。

「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の年会費は31,900円(税込)とかなり高額であり、年会費が1,000円のカードでさえ退会を検討する人も多いでしょう。

キャンセル発生時には、自己負担金として1,000円またはキャンセル料の10%のいずれか高い方を支払う必要があります。

年会費が12,000円のTRUST CLUBワールドカードなど、より手頃なクレジットカードもありますが、入会基準が設定されている場合があります。

「旅行キャンセル保険」の特徴と利点

近年の需要の高まりにより、多くの保険会社が「旅行キャンセル保険」を提供し始めています。

文字通り、旅行をキャンセルするリスクに対して保障を提供する保険で、主にツアー型旅行に適用されます。

家族に小さな子供や高齢者がいる場合、高額な旅行費や早期予約のチケットが原因で、体調不良や急な入院で旅行を中止する可能性があります。

キャンセル料が発生する前に保険料が返還される場合もあり、旅行申し込み時に保険加入をすることで精神的な負担が軽減されます。

メリット

  • 幅広いキャンセル理由に対応している。
  • 補償割合の選択が可能。
  • キャンセル料発生前のキャンセルの場合、保険料が全額返金される。
  • 家族への補償が手厚い。

デメリット

  • 申し込み手続きや保険料の支払いが必要。
  • 申し込みには期限がある。
  • 旅行、チケット、宿泊ごとに個別に加入する必要がある。
  • ツアー型旅行のみに適用される。

旅行キャンセル保険は、国内・海外旅行傷害保険とは異なり、単独で加入することができます。

出発前の急な病気や感染症によるキャンセルも補償され、本人だけでなく、家族のアクシデントによるキャンセルも対象となります。

特に家族へのサポートが充実している点が大きな魅力です。

旅行の急なキャンセルに備える保険の比較表

以下の表では、旅行キャンセルに対応する3種類の保険について、詳細に比較しています。

キャンセルの理由旅行傷害保険の「旅行キャンセル費用特約」クレジットカードのキャンセルプロテクション補償キャンセル保険
本人の死亡・入院対応可対応可対応可
本人の通院対象外カードの種類により異なる対応可
親族の死亡特約で追加可能特約で追加可能特約で追加可能
家族の入院保険商品による保険金支払い条件あり対応可
家族の通院対象外対象外対応可
当日の交通機関の遅延対象外対象外対応可
急な出張対象外カードの種類により異なる1泊以上の場合は対応可
裁判員に任命対応可カードの種類により異なる対応可
イベントやコンサートのみの補償対象外対応可商品によって異なる

この表を見てみると、キャンセル保険がさまざまなキャンセル理由に対応していることがわかります。

例えば、裁判員に任命されるといった珍しいケースにも対応しているのは意外かもしれません。

次回は、旅行のキャンセルリスクに対応するためのキャンセル保険の詳細について、さらに深く掘り下げていきましょう。

旅行の急なキャンセルに備える「キャンセル保険」の3つのタイプ

ここでは、旅行の急なキャンセルに対応する「キャンセル保険」について詳しく解説します。

キャンセル保険には主に以下の3種類があり、それぞれ異なる目的に応じて選ぶ必要があります。

キャンセル保険の種類

  • 旅行キャンセル保険
  • チケットガード保険
  • 宿泊キャンセル保険

旅行キャンセル保険

まずご紹介するのは「旅行キャンセル保険」です。

この保険はツアー旅行に申し込んでいる場合に適用され、旅行ができなくなった場合のキャンセル料をカバーします。

日本で初めて「旅行キャンセル保険」が登場したのは、2014年のAWPチケットガード少額短期保険株式会社によるもので、続いて2019年2月にはエイチ・アイ・エスと三井住友海上火災保険が協力し、「海外旅行キャンセル保険」が開発・販売されました。

チケットガード保険

次に「チケットガード保険」です。

この保険は、イベントやコンサートに行けなくなった場合や、飛行機に搭乗できなかった場合のチケット代を補償します。

別名「不使用チケット費用補償保険」とも呼ばれています。

チケット購入に関連する保険を提供している主な企業には、以下の4社があります。(2024年9月現在)

宿泊キャンセル保険

最後に「宿泊キャンセル保険」をご紹介します。

旅行キャンセル保険がツアー型の旅行にしか適用されないため、個別にホテルを予約する際に不便に感じることがあるかもしれませんが、宿泊キャンセル保険がその解決策となります。

この保険は、2019年5月にAWPチケットガード少額短期保険株式会社から発売されたもので、宿泊に関するキャンセル料を補償します。

詳細は以下のリンクからご覧いただけます: https://www.tgssi.jp/portal/hotel/vr/index.html

これらの保険は、保険適用期間内に発生した事故や予期しない理由でキャンセルが必要になった場合に、キャンセル料が保険金として支払われる仕組みです。

「旅行キャンセル保険」の補償プランについて

AWPチケットガード少額短期保険株式会社が提供する「旅行キャンセル保険」の補償プランについて説明します。

この保険には、旅行代金の100%または50%を補償する2つのプランがあります。

選択するプランによって、保険会社が支払う保険金額が異なります。

非常にシンプルな2種類の補償プランは以下の通りです: https://www.tgssi.jp/portal/trip/tokyo6c/index.html

例えば、30万円の予算でパリ旅行を計画していた場合、出発当日にキャンセルすることになった場合の返金額は次のようになります。

  • 連絡する場合: 旅行会社からの返金15万円 + 「補償プラン50%」で15万円 = 合計30万円
  • 連絡しない場合: 旅行会社からの返金0円 + 「補償プラン100%」で30万円 = 合計30万円

いずれのケースでも旅行代金が全額返金されます。

保険会社が定めた期間内でのキャンセルであれば、保険料が全額返還されるため、早期に申し込んでも安心です。

「チケットガード保険」とは?

「チケットガード保険」とは、20万円未満のチケットを購入する際に利用できる保険です。

特にオペラや人気アーティストのコンサートなど、高額で入手困難なチケットに対して便利です。

この保険の保険料は、一般的にチケット代金の10%を目安としていますが、チケット代が高額になるほど保険料の割合は低くなります。

注意点として、一度の手続きで購入した複数枚のイベントチケットのうち、一部のチケットにのみ保険を適用することはできません。

例えば、出張が多い友人と倍率の高いライブチケットを申し込む場合、この保険が役立ちますが、キャンセル時には保険が対応できないこともあります。

また、航空券の代金を補償する保険も存在します。

急な病気やケガで飛行機に乗れなくなった場合、払い戻し不可のキャンセル料や違約金が保険金として支払われます。

ただし、AWPチケットガード少額短期保険株式会社のチケットガード保険は、特定の航空券にのみ対応しています。

対象となるのは、以下のサイトで購入した航空券です。

日本から出発する航空券に限定されており、キャンセル手数料無料の航空券と比較して保険料が割安です。

また、旅行代金を支払った時点で保険に加入し、キャンセル料が発生しない期間に旅行を取りやめる場合、旅行初日(搭乗日)までに14日以上残っていれば保険料が全額返金されます。

計画を立てる際はカレンダーで確認しながら進めることをお勧めします。

「宿泊キャンセル保険」は個別予約にも対応!

「旅行キャンセル保険」がツアー旅行に限られているのに対し、個別に予約したホテルにも対応する「宿泊キャンセル保険」があります。

この保険は、急な病気や怪我、交通機関の遅延などで予約した宿泊施設にチェックインできなかった場合のキャンセル料を補償します。

宿泊代金を事前に支払った予約のみが対象です。

特にインフルエンザなどの感染症が流行する時期に旅行やコンサートを計画している場合、急な体調不良が発生する可能性があります。

そのため、診断書が発行されない場合には補償対象外となることがあるため、事前に確認することが重要です。

保険料と補償金額の目安として、例えば5,000円の宿泊代には約300円の保険料、200,000円の宿泊代には約12,000円の保険料が必要です。

なお、保険料は1室ごとに計算されます。

急な旅行キャンセルに役立つ「キャンセル保険」の補償内容と注意点

キャンセル保険に関する補償対象とその注意点について、以下に詳しく解説します。

  • 旅行の前日や当日に急な発熱や体調不良が発生した場合、または家族や本人が入院や通院する必要があるとき。旅行出発の前日またはその前後1日以内に医師の診断を受けた場合には補償が適用されます。

入院の場合には、旅行初日に入院するか、旅行初日から遡って30日以内に3日以上入院していた場合が対象です。

  • 本人または親族の死亡時も補償対象となります。ここでの「親族」とは、配偶者および3親等以内の親族を指します。
  • 公共交通機関が2時間以上遅延または運休した場合にも対応します。キャンセル保険に加入していれば、こうした事態でも安心です。

例えば、台風の影響で最寄り駅からの電車やバスが運休し、空港にたどり着けない場合でも、旅行をキャンセルせざるを得ない時には補償が受けられます。

  • 旅行当日から遡って30日以内に火災や地震などで家屋に損害を受けた場合も補償対象です。
  • 急な業務出張が発生した場合も対象です。これは勤務先の出張命令に基づき、海外または国内で宿泊を伴う出張が前提です。

出発日(宿泊日)が業務出張の開始日から終了日の間に含まれる必要があります。

  • 旅行者が裁判員に任命された場合も補償対象です。

保険の補償内容や範囲は保険会社によって異なるため、契約前に保険会社のホームページや約款をしっかり確認することが重要です。

私の友人Aさんの話ですが、彼女はゴールデンウィークに5歳の子どもと初めての母子二人旅を計画していました。

しかし、出発前日にお子さんが急遽入院し、医師から旅行の中止を勧められたため、泣く泣くキャンセルすることになりました。

インフルエンザが流行していない時期に計画していたので非常に残念だったそうです。

バタバタしてホテルへの連絡が当日になり、全額のキャンセル料を支払うことになりました。

幸い1泊だったため、宿泊先には約25,000円のキャンセル料がかかりました。

新幹線代の払い戻しは、Aさんが自分のクレジットカードで支払っていたため、JRの窓口で手続きを行いました。

その間、子どもの世話は旦那さんに任せられたおかげで、新幹線代の払い戻しも宿泊先のキャンセル料の処理も問題なく済んだようです。

しかし、キャンセル手続きに慣れておらず、かなり混乱したとのことです。

Aさんは国内旅行に関して保険を考えていなかったため、キャンセルの可能性は想定外だったそうです。

キャンセル保険やチケットガード保険に加入していれば補償が受けられたと考えたようです。

急な体調不良での旅行キャンセルは十分に予測できるため、旅行保険よりもキャンセル保険の加入をおすすめします。

特に冬季にはインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行しやすいので、年末年始の帰省や旅行にはキャンセル保険やチケットガード保険が安心です。

急な出張にも対応できるかもしれません。

保険金を請求する際には、以下の書類を提出するだけで済みます。

  • 当日受診した場合:当日の日付の領収証のコピー
  • 前日または翌日に受診した場合:医療機関発行の診断書または保険会社指定の診断書

診断書料は実費で3,000円まで保険会社が負担してくれるため、領収証も忘れずに保管してください。

旅行予約後に妊娠が判明!キャンセル保険は使えるの?

妊娠が判明すると、初期には流産のリスクやつわり、出血などのトラブルが発生する可能性があり、非常に辛い状況になることがあります。

しかし、妊娠そのものは病気ではないため、一般的な海外旅行傷害保険やキャンセル保険(旅行キャンセル保険、チケットガード、宿泊キャンセル保険)は、妊娠を理由に適用されることは通常ありません。

広範囲に対応しているキャンセル保険であれば、妊娠によるキャンセルでも補償される可能性がありますが、基本的にはそうではないことが多いです。

ただし、妊娠後に切迫早産で3日以上入院する場合には、通常の旅行保険やキャンセル保険が適用されることがあります。

私の友人の奥さんが新婚旅行で宮古島に行った際、妊娠がわかりながらも旅行をキャンセルせずに海を楽しんでいたという話があります。

臨月間近で切迫早産となったものの、今では元気な3歳の男の子が成長しているとのことです。

ツアー旅行や宿泊予約後5日以内に契約が必要!

キャンセル費用を補償してくれる保険があると知れば、契約をギリギリまで考えてしまう気持ちも理解できます。

しかし、実際には申し込みには限られた時間があるため、旅行代金の一部または全額を支払った日から5日以内に保険加入を行う必要があります。

また、契約には旅行の搭乗日までに7日以上の残日数が必要です。

即日や翌日の申し込みはできないので注意が必要です。

契約手続き自体はインターネットで簡単に行うことができます。

旅行の急なキャンセルに備える!キャンセル料の基本ポイント

キャンセル保険について詳しく解説しましたが、ここではキャンセル料の基本的なポイントを再確認しておきましょう。

キャンセル料とは、旅行会社が企画したツアーや個人で手配した宿泊、航空券、新幹線チケットなどをキャンセルした際に発生する費用を指します。

パッケージツアーのキャンセル料に関する規定は「旅行業約款」に記載されており、ツアーパンフレットの裏表紙やネット予約サイトにも必ず記載されています。

必ず確認するようにしましょう。

旅行を決める際には、ホテルや観光地の情報に注目しがちですが、キャンセル料に関する細かい規定も確認しておくことが大切です。

旅行商品によっては、キャンセル料が発生する時期が決まっており、その期間内にキャンセルするとキャンセル料が発生します。

キャンセル料の支払い方法は?

旅行契約が成立する基本的な考え方は、申込み金を支払った時点で契約が成立するというものです。

キャンセル料は契約が成立した場合に発生し、申込み金または全額の支払いが前提となります。

そのため、キャンセル時には支払い済みの金額からキャンセル料が差し引かれ、残額が返金されます。

返金の方法は決済手段によって異なります。

クレジットカード決済の場合は、クレジットカード会社を通じて返金され、銀行振込の場合は指定口座に返金されます。

「キャンセル料が発生する期間でも、日程変更ならキャンセル料がかからないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実際にはキャンセルとして扱われ、新たに契約し直す必要があることがあります。

商品によって異なる場合もありますが、意外に誤解しやすい点です。

規則が複雑ですが、一度理解してしまえば、旅行の達人になること間違いなしです!

航空券のキャンセル料はいつから発生する?

航空券のキャンセル料には、払い戻し手数料と取り消し手数料が含まれます。

  • 払い戻し手数料:発券後にキャンセルした場合に発生する一律の料金で、航空券1枚(1区間)ごとに必要です。
  • 取り消し手数料:規約で定められた時期にキャンセルした場合に発生する料金で、航空会社によって「運賃の〇%」や「出発前まで一律〇万円」など、異なる場合があります。

また、早期割引が適用されるお得な航空券(PEX)は、予約・入金と同時に航空券が発券されるため、出発日とは関係なく発券後に取り消し手数料が発生する点に注意が必要です。

払い戻し不可の航空券もあるので、事前に確認しておくことをお勧めします。

ホテルのキャンセル料はいつから発生する?

ホテルのキャンセル料は、予約方法や宿泊するホテルによって異なります。

中には、予約時点で決済が完了した場合にキャンセル料が発生するホテルもあれば、宿泊日の7日前からキャンセル料が発生するホテルもあります。

また、セール時に予約した場合には、全額のキャンセル料が発生することもあるため注意が必要です。

特に安価な宿泊施設では、キャンセル料が高くなるリスクがあるため、慎重に選ぶ必要があります。

私自身もついお得なプランに飛びつくことがありますが、自分を戒めるために、予約時にはキャンセル料の規定をしっかり確認しています。

繁忙期などのキャンセル料の規定がどうなっているかも確認し、WEB予約の場合はキャンセル料の発生日や金額が明記されているので、しっかりとチェックしましょう。

海外ツアーのキャンセル料発生日と料金

海外パッケージツアーのキャンセル料は、以下のように定められています。

キャンセル料の基準となるのは「旅行開始日の前日から遡って」であり、旅行開始日の前日を1日目として、それ以前の日数を数えます。

キャンセルする日キャンセル料
31日前まで無料
30日前~3日前まで旅行代金の20%
2日前から当日まで旅行代金の50%
旅行開始後または連絡なしでのキャンセル旅行代金の100%

このキャンセル料の基準は少し専門的に感じるかもしれませんが、旅行の際には覚えておくと良いでしょう。

国内ツアーのキャンセル料の発生日と料金について

国内ツアーのキャンセル料は、海外旅行よりも高額になることもあります。

国内ツアーのキャンセル料については、以下の表の通りです。

基本的には、旅行開始日の前日から逆算してカウントします。

キャンセルする日キャンセル料
21日前まで無料
20日~8日前まで旅行代金の20%
7日~2日前まで旅行代金の50%
旅行開始日前日旅行代金の100%

日帰りツアーの場合、11日前までのキャンセルは無料ですが、それ以降は上記の表に従ってキャンセル料が発生します。

また、国内外を問わず、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などのピーク時期には、キャンセル料が早めに発生することに注意が必要です。

例えば、40日前から31日前までのキャンセルで旅行代金の10%が発生することがあります。

さらに、旅行代金によっては固定額のキャンセル料が設定されている場合もあります。

また、チャーター便やクルーズツアーなどの特別な商品には、異なるキャンセル規定が設けられていることがありますので、申し込み時に各商品の規約を確認しておくのが賢明です。

まとめ

  • 旅行をキャンセルする際に役立つ「旅行キャンセル保険」という保険があります。
  • この旅行キャンセル保険は、ツアー型の旅行に対応しており、個別手配の旅行には適用されません。
  • 旅行キャンセル保険やチケットガード、宿泊キャンセル保険は、旅行傷害保険やクレジットカード付帯の補償よりも広範囲な補償を提供するのが特徴です。
  • しかし、妊娠が判明した場合には、この保険の適用外となりますので注意が必要です。
  • キャンセル保険に加入するには、旅行代金の決済日から5日以内に申し込む必要があります。
  • 「キャンセル料」とは、予約した旅行会社が企画したツアーや、個別手配した宿泊施設、航空券、新幹線のチケットなどをキャンセルする際に発生する料金のことです。
  • キャンセル料の計算は、「旅行開始日の前日から遡って」行うのが基本です。

保険料の高低は個々の感覚によるものですが、旅行の出発時期に合わせて安心を確保することは賢明な選択です。

よく言われる「保険は安心の投資」という言葉の通り、旅行の計画や手続きには手間がかかるものです。

万が一の事態に備え、このような保険で安心を確保するのも一つの方法です。

最近では、台風などの自然災害が深刻な影響を及ぼしているため、保険の需要は今後さらに高まると考えられます。

「備えあれば憂いなし」という言葉通り、万が一に備えてトラブルを未然に防ぎ、安心して旅行を楽しむようにしましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次