冬眠する動物について知りたい方におすすめの記事です。
以下のトピックをお届けします。
- 冬眠する動物の種類・15種!
- 冬眠する理由
- 冬眠する動物としない動物の違い
- 冬眠の時期と期間
- 冬眠中の過ごし方
- ペットに冬眠はNGな理由
結論として、冬眠する動物は体温調整がうまくできない動物が多いという特徴があります。
ペットブームが続く中で、冬眠する動物について悩んでいる方が意外と多いのです。
この記事では、冬眠する動物とその特徴、冬眠の時期などを解説していきます。
冬眠という現象は私たちにとって謎が多く、意外と知られていないことが多いですよね。
その疑問を解消するため、まずは冬眠する動物の一覧をご紹介します!
冬眠する動物・厳選15種!
クマをはじめとした多くの動物が登場しますが、その中には意外な動物もあります。
クマ
冬眠する動物として最もよく知られているのがクマです。
クマは冬の間、約4~5ヶ月間眠り続けるため、秋のうちに十分な食料を確保して冬支度を整えます。
ハムスター
ペットとして親しまれているハムスターも、野生では冬眠をします。
しかし、飼っているハムスターを冬眠させるのは避けるべきです。
コウモリ
コウモリも冬眠します。
食料が見つけにくい冬の間、コウモリは家の天井裏など人目に付かない場所で過ごし、春になると活動を再開します。
シマリス
シマリスは約200日間という長い期間、冬眠します。
冬眠前に食料を集め、目覚めるたびに食事を摂るのが特徴です。
ヘビ
ヘビは変温動物で、気温が約5度前後になると、3ヶ月間の冬眠に入ります。
カエル
カエルは土や泥の中で冬眠します。
秋から春にかけて、寒さをしのぎながら過ごします。
カメ
カメは土や水の中で冬を過ごし、春になると顔を出します。
冬眠する種類としない種類が存在します。
ハリネズミ
ハリネズミは10月から4月の間、冬眠します。
ヤマネ
ヤマネはネズミ科の動物で、10月から3月の間に冬眠します。
体温を0度近くまで下げ、極限のエネルギー消費を行いながら冬を越します。
マルハナバチ
マルハナバチは女王蜂のみが冬眠し、他のハチは冬を越せません。
プアーウィルヨタカ
冬眠する唯一の鳥、プアーウィルヨタカはアメリカに生息しています。
岩の間に身をひそめ、体温、呼吸、心拍を大幅に下げ、約3ヶ月間の冬眠を行います。非常に貴重な存在です。
フトオコビトキツネザル
フトオコビトキツネザルは、乾季のあるマダガスカルの熱帯乾燥林で冬眠します。
通常、サルは冬眠しないため、このサルは特異な存在と言えるでしょう。
ドジョウ
ドジョウは栄養を蓄え、10度以下の水温になると土に潜り、冬眠に入ります。
テントウムシ
テントウムシは集団で冬眠します。寒さをしのぐために仲間と一緒に過ごします。
オオクワガタ
カブトムシは冬眠しませんが、オオクワガタは気温が低くなると冬眠します。
これは意外に思う方も多いでしょう。
動物が冬眠する理由とは?
人間にとって食料の確保は一年中簡単に行えますが、動物たちにとって冬を越すことは非常に厳しい挑戦です。
冬になると、草や木の実が枯れ、昆虫などの食料源も減少します。
これにより、食料が不足する厳しい環境を乗り越えるために、動物たちは夏の間に栄養をしっかり蓄え、寒さに耐える方法を身につけています。
冬眠する動物としない動物の違いとは?
冬眠する動物としない動物の違いは、「体温調整能力」にあります。
動物は、大きく分けて恒温動物と変温動物に分類されます。
恒温動物は、周囲の気温に関係なく自分の体温を一定に保つことができますが、変温動物は気温に合わせて体温が変動します。
変温動物は寒くなると体温調整がうまくできず、自らエネルギーを作り出すことが難しくなります。
そのため、冬眠をしてエネルギー消費を抑え、生命を維持しています。
一方、恒温動物の中でも例外はあります。
例えば、リスのように体が小さい恒温動物は熱を逃しやすく、冬の寒さに対応するために、巣に食べ物を貯めておき、食事をしながら寝るという方法で冬を乗り越えます。
クマは恒温動物で体温調整に問題はありませんが、冬には餌が不足し動けなくなることを防ぐために冬眠します。
冬眠の時期と期間
動物たちが冬眠の準備を始めるのは、気温が下がり始める10月下旬からです。
冬眠の期間は通常、12月から4月にかけての数ヶ月間にわたります。
ただし、気候や動物の種類によって、冬眠の開始時期や期間には若干の違いがあります。
冬眠中、動物たちはどのように過ごすのか?
冬眠中、動物はエネルギーを節約するために、呼吸や心拍、体温を周囲の温度に合わせて下げることで最大限の省エネ状態にします。
冬眠の代表的な動物であるクマは、食事や排泄もせず、ただひたすら眠り続けます。
一方で、体が小さなシマリスは冬眠中でも目を覚まし、食事を摂ることがあります。
このように、冬眠のスタイルは動物ごとに異なりますが、どの動物も最低限の活動でエネルギーを消費しないようにしています。
【知っておきたい】ペットを冬眠させるべきでない理由
ペットを冬眠させることは避けるべき理由は2つあります。
寿命を縮める
冬眠は非常に多くの体力を消耗するため、その負担はペットにとって大きく、寿命を縮める原因となります。
餓死のリスク
冬眠に入る前には十分なエネルギーを蓄えておく必要がありますが、ペットは飼い主がその準備を整えることが難しいため、エネルギー不足で餓死するリスクが高まります。
野生の動物とペットでは、冬眠に向けた準備が大きく異なるため、ペットに冬眠をさせることは非常に危険です。
まとめ
クマをはじめ、多くの動物や昆虫が冬眠することがわかりました。
冬眠の主な理由は「体温調整がうまくできない」という点です。
しかし、冬眠の方法や期間は動物によって異なり、その仕組みには多くの違いがあります。
また、冬眠に関してはまだ解明されていないことが多く、今後新たな発見がある可能性もあります。
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