「毎年12月になると年賀状の準備に追われてしまう」「正直、LINEやメールで十分やり取りできているのに、なぜわざわざ年賀状を出さなければいけないんだろう」──こんなふうに感じたことはありませんか?実は、同じように思っている方はかなり多いんです。
総務省の調査データを見ると、年賀はがきの発行枚数は2003年の約44億枚をピークに右肩下がりで減少し続けていて、2024年には約14億枚まで落ち込んでいます。ピーク時の3分の1以下という数字を見れば、いかに多くの人が年賀状から離れているかがわかりますよね。LINEやメール、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSが普及したことで、新年の挨拶のスタイルそのものが大きく変化しているんです。
とはいえ、いざ「年賀状をやめよう」と決心しても、「どうやって伝えたら角が立たないんだろう」「相手を傷つけてしまったらどうしよう」「これをきっかけに疎遠になってしまったら嫌だな」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。伝え方を間違えてしまうと、長い時間をかけて築いてきた人間関係にヒビが入ってしまう可能性もゼロではありません。
この記事では、友人・親戚・職場のそれぞれに向けた年賀状をやめる時の伝え方のコツと、コピペしてそのまま使える文例をたっぷりご紹介します。大切な人との関係性を損なうことなく、スムーズに年賀状を「卒業」するためのポイントを詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事で分かること
この記事を読めば、年賀状をやめる際に押さえておきたいポイントが一通り分かります。まず、年賀状をやめる時に守るべきマナーと、伝えるのに最適なタイミングについて解説します。そして、友人への伝え方については関係性や状況に応じた10パターンの文例を用意しました。親戚への伝え方は同世代・目上・高齢者など年代別に8パターン、職場や取引先への伝え方は立場別に8パターンの文例をそれぞれ紹介しています。
さらに、直接伝えるのが気まずいという方のために、自然消滅させる方法についても触れています。絶対にやってはいけないNG例を知っておけば失敗を防げますし、年賀状をやめた後のフォロー方法まで押さえておけば、関係性を良好に保つことができます。
そもそも年賀状をやめるのは失礼なこと?
年賀状をやめる具体的な方法をお伝えする前に、まずは「年賀状をやめることに対する心理的なハードル」について整理しておきましょう。実はこの心理的な部分をクリアにしておくことが、スムーズに年賀状を卒業するための第一歩になります。
年賀状離れが進んでいる背景を知っておこう
かつて年賀状といえば、日本のお正月には欠かせない伝統的な習慣でした。元旦の朝、ポストに届いた年賀状の束を家族で見るのが楽しみだった、という方も多いのではないでしょうか。しかし、デジタル化の波によって、その役割は大きく変化してきています。
年賀状離れが進んでいる理由として、まず挙げられるのがスマートフォンの爆発的な普及です。LINEやメール、各種SNSを使えば、元旦の朝に即座に新年の挨拶を届けることができます。しかも、お気に入りの写真や動画を添えたり、かわいいスタンプで気持ちを表現したりと、紙の年賀状にはない表現の幅があるのも魅力的ですよね。
次に、時間と手間の問題があります。年賀状を作成するには、住所録の整理から始まって、デザインの選定、印刷、宛名書き、そして投函まで、とにかく多くの工程をこなさなければなりません。仕事や家事、育児などで毎日忙しく過ごしている現代人にとって、この負担は決して小さくないんです。12月の慌ただしい時期に、年賀状の準備に何時間も費やすのはなかなか大変ですよね。
環境への配慮という観点も見逃せません。紙の使用量を減らしたい、CO2排出を少しでも削減したいという意識が高まる中、デジタルでの挨拶に切り替える人も増えています。特に若い世代ほど、こうした環境意識を持っている傾向があります。
加えて、個人情報保護の意識の高まりも影響しています。住所や氏名といった個人情報の管理に慎重になり、むやみに個人情報を交換することを避ける傾向が強まっているんです。SNSではつながっていても、住所は知らない(知らせたくない)という関係も珍しくなくなりました。
こうした背景を考えると、年賀状をやめることは決して珍しいことではなく、時代の流れに沿った自然な選択だといえます。「自分だけがやめるのは気が引ける」と感じている方も、安心してくださいね。
適切に伝えれば失礼にはならない
「年賀状をやめるのは相手に対して失礼なんじゃないか」と心配している方も多いと思いますが、結論から言えば、適切な伝え方をすれば失礼にはあたりません。
そもそも年賀状の本来の目的は何でしょうか?それは、相手の健康や幸福を願い、日頃の感謝を伝えることですよね。この気持ちは、年賀状というハガキの形式でなくても、十分に伝えることができます。LINEのメッセージでも、メールでも、電話でも、あるいは直接会った時の一言でも、感謝の気持ちは届けられるんです。
大切なのは、相手への敬意を忘れずに、丁寧に事情を説明することです。何も言わずに唐突にやめてしまうと、相手は「年賀状が届かなかったけど、何かあったんだろうか」「怒らせてしまったかな」と心配したり、モヤモヤした気持ちを抱えたりしてしまいます。事前にひと言伝えておくだけで、こうした心配を相手にさせずに済みます。
また、「あなただけに年賀状を出さない」というスタンスではなく、「皆さんへの年賀状をまとめてやめることにした」という形で伝えるのがポイントです。こうすることで、相手に「自分だけが切られた」「自分との関係を終わらせたいのかな」という誤解を与えずに済みます。
年賀状をやめる時に絶対守るべき5つのマナー
年賀状をやめる際には、相手との関係を円満に保つために守るべきマナーがあります。ここでは特に重要な5つのポイントを詳しく解説していきます。どれも基本的なことですが、この5つを押さえておけば、トラブルなく年賀状を卒業できるはずです。
マナー1:必ず事前に伝える
最も重要なマナーは、年賀状を出さなくなる「前に」相手に伝えることです。何も言わずに突然年賀状を出さなくなってしまうと、相手は「何か怒らせてしまったんだろうか」「体調を崩したのではないか」「引っ越して届かなくなったのかな」と不安になってしまいます。
理想的なタイミングは、年賀状の準備が始まる前の10月から11月上旬です。多くの人は11月中旬頃から年賀状の準備を始めるので、それより前に伝えておくと親切です。遅くとも、年賀状が届く時期より前には相手に伝わっているようにしましょう。
マナー2:いつからやめるのか明確にする
「今年から」やめるのか、「来年から」やめるのか、具体的にいつから年賀状を出さなくなるのかを明確に伝えましょう。曖昧な表現は相手を混乱させてしまいます。
たとえば「今後、年賀状を控えさせていただきます」という表現だけでは、今年届くのか届かないのかが相手には分かりません。「来年の年賀状から」「今年(2026年)をもちまして」「次のお正月から」など、具体的な時期を示すことが大切です。相手が「結局いつから届かなくなるの?」と悩まなくて済むように配慮しましょう。
マナー3:理由は相手が納得しやすいものを
年賀状をやめる理由を伝えることで、相手の理解を得やすくなります。ただし、「正直、面倒くさくなった」「ハガキ代がもったいない」「あなたとはそこまでの関係じゃない」といった本音をそのまま伝えるのは絶対に避けましょう。
相手が納得しやすい理由としては、「時代の変化に合わせて連絡方法を見直すことにした」「SNSやメールでのやり取りに一本化することにした」「年齢を重ねて、年賀状の準備が体力的に難しくなってきた」「仕事や育児で忙しく、準備の時間が取れなくなった」といったものが使いやすいです。これらは事実に基づいていることが多いですし、相手も「それは仕方ないよね」と理解してくれやすいでしょう。
マナー4:今後の連絡方法を示す
年賀状をやめた後も関係を続けたい相手には、代わりの連絡方法を伝えておきましょう。メールアドレスやLINEのID、電話番号などを文面に添えることで、「年賀状はやめるけれど、今後もお付き合いを続けたい」「あなたとの縁を切りたいわけではない」という気持ちがしっかり伝わります。
一方で、正直なところ自然に疎遠になってもいいかなと思っている相手には、あえて新しい連絡先を伝えないという選択肢もあります。年賀状だけでつながっていた関係であれば、年賀状をやめることでそのまま自然消滅していくこともあるでしょう。
マナー5:相手との関係性で伝え方を変える
友人、親戚、職場の人など、相手との関係性によって伝え方を変えることが大切です。親しい友人であればカジュアルな言葉遣いで問題ありませんが、目上の方には丁寧な敬語を使って伝えましょう。
また、高齢の方にはLINEやメールではなく、ハガキや手紙で伝える配慮も必要です。スマートフォンを使いこなしていない方にデジタルで連絡しても、そもそも見てもらえない可能性がありますよね。相手が普段使っているコミュニケーション手段に合わせることで、より確実に意図が伝わります。
年賀状をやめたいと伝えるベストなタイミングは?
年賀状をやめることを伝えるタイミングは、実はとても重要です。早すぎると相手が忘れてしまうかもしれませんし、遅すぎると相手にすでに年賀状を準備させてしまうかもしれません。ここでは、具体的にいつ頃伝えるのがベストなのかを詳しく解説します。
10月から11月上旬がベストタイミング
年賀状をやめることを伝えるベストなタイミングは、ずばり10月から11月上旬です。この時期をおすすめする理由はいくつかあります。
まず、多くの人は11月中旬から年賀状の準備を始めます。年賀状は例年11月1日に販売が開始されるので、それ以降に購入して準備を始める方が多いんですね。10月から11月上旬のうちに伝えておけば、相手があなた宛ての年賀状を準備する手間を省くことができます。「せっかく作ったのに」という残念な思いをさせずに済みますよね。
また、この時期であれば年末の慌ただしさの前なので、お互いに落ち着いてやり取りができます。12月に入ってしまうと、仕事の締め切りや忘年会、大掃除など、何かとバタバタしがちです。余裕のある時期に伝えておく方が、相手も心穏やかに受け止めてくれるでしょう。
避けた方がいいタイミング
逆に、以下のタイミングで伝えるのは避けた方が良いでしょう。
12月中旬以降は避けましょう。この時期になると、相手がすでに年賀状を準備し終えている可能性が高いです。せっかくの配慮が無駄になってしまいますし、最悪の場合、相手が年賀状を投函した後に「来年から年賀状をやめます」という連絡を受けることになり、気まずい思いをさせてしまいます。
年が明けてから伝えるのも避けた方が良いでしょう。「今年から年賀状をやめます」という連絡を元旦以降に送るのは、タイミングとしてベストではありません。相手からすると、年賀状を出した後に「来年からやめます」と言われることになり、「え、じゃあ私が送った年賀状は迷惑だったのかな」と少し残念な気持ちになる可能性があります。
相手が忙しい時期も配慮しましょう。相手の仕事が繁忙期である時期や、引っ越し・結婚・出産などのライフイベントが重なっている時期は、なるべく避けた方が良いです。お祝いごとの真っ最中に「年賀状やめます」と言われても、相手は対応に困ってしまうかもしれません。
その年の年賀状で伝える方法もある
もし10月から11月に連絡するのが難しい場合は、その年の年賀状に「来年から年賀状を控えます」という一文を添える方法もあります。年賀状そのものを使って伝えるので、別途連絡を取る手間が省けます。
この方法であれば、相手にしっかりと意図が伝わりますし、翌年以降に年賀状が届かなくても相手が心配することはありません。「最後の年賀状」として、これまでの感謝の気持ちを込めて送ることができますね。
【文例】年賀状に添える一文
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は大変お世話になりました。
誠に勝手ながら、本年をもちまして皆様への年賀状でのご挨拶を最後とさせていただきます。
今後はメールやお電話にてご挨拶させていただければ幸いです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
連絡手段別|伝え方のメリット・デメリット
年賀状をやめることを伝える手段は、主にハガキ・手紙、メール・LINE、電話の3つがあります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、相手との関係性に合わせて最適な方法を選びましょう。
ハガキ・手紙で伝える場合
ハガキや手紙で伝える方法は、最も丁寧で正式な印象を与えることができます。紙の手紙というのは、それだけで相手に対する敬意を示す確実な方法なんです。また、スマートフォンを使わない高齢の方にも問題なく届きますし、形として残るので相手も忘れにくいというメリットがあります。
一方で、デメリットとしては時間と手間がかかることが挙げられます。手紙を書いて投函するまでに時間がかかりますし、ハガキ代や切手代といった費用も必要です。届くまでに数日かかるため、タイミングを見計らって早めに出す必要があります。
この方法が適しているのは、親戚の年配の方、職場の上司や先輩、取引先、フォーマルな関係を維持したい相手などです。
メール・LINEで伝える場合
メールやLINEは、思い立ったらすぐに送れる手軽さが魅力です。リアルタイムで相手に届きますし、費用もかかりません。返信をもらいやすいので、相手の反応もすぐに確認できます。
ただし、目上の方には軽い印象を与えてしまい、失礼と感じられることもあります。また、たくさんのメッセージに埋もれて見落とされる可能性があることや、高齢でスマートフォンを使わない方には届かない可能性があることには注意が必要です。
この方法が適しているのは、親しい友人、同世代の親戚、同僚、普段からLINEやメールでやり取りしている相手などです。
電話で伝える場合
電話は、直接声を聞いて伝えられるので、ニュアンスが伝わりやすいのが大きなメリットです。声のトーンで誠意を伝えられますし、相手の反応をすぐに確認でき、誤解が生じにくいという利点もあります。
デメリットとしては、相手の都合に合わせる必要があることです。仕事中や忙しい時間帯は避けなければなりません。また、記録が残らないので、後から「言った・言わない」のトラブルになる可能性もゼロではありません。電話が苦手な方は、緊張してうまく伝えられないかもしれませんね。
この方法が適しているのは、親しい親戚、日頃から電話でやり取りしている相手、高齢で手紙やメールの確認が難しい相手などです。
【友人向け】年賀状をやめる時の伝え方と文例10選
友人への伝え方は、相手との親密度によって大きく変わってきます。毎日のようにLINEでやり取りしている親しい友人と、年に一度年賀状だけで近況を報告し合っている友人では、適切なアプローチが異なります。ここでは、関係性に応じた様々なパターンの文例を紹介しますので、ご自身の状況に合ったものを参考にしてください。
親しい友人への文例
頻繁に会ったり、LINEで日常的にやり取りしたりしている友人には、かしこまった表現は必要ありません。普段の会話の延長のような自然な伝え方で大丈夫です。むしろ、重々しく伝えると相手も構えてしまいますので、軽いタッチで、でもしっかり意図が伝わるように心がけましょう。
【文例1】シンプルに伝えるパターン
来年から年賀状出すのやめることにしたよ!
これからは今まで通りLINEで連絡取り合おうね。
よろしく!
【文例2】理由を軽く添えるパターン
ちょっと相談なんだけど、来年から年賀状やめようと思ってるんだ。
毎年バタバタしちゃうし、LINEで十分やり取りできてるからね。
今後ともよろしく!
【文例3】グループLINEで一斉に伝えるパターン
みんなにお知らせ!
来年から年賀状出すのやめることにしました。
これからはこのグループで新年の挨拶するね。
引き続きよろしく!
少し距離のある友人への文例
学生時代の友人や、以前は親しかったけれど最近は疎遠になっている友人には、もう少し丁寧な表現が適しています。いきなりくだけた調子で連絡すると唐突な印象を与えてしまうこともあるので、相手への敬意を示しつつ、今後も良好な関係を続けたいという気持ちを伝えましょう。
【文例4】丁寧に伝えるパターン
お久しぶりです。お元気ですか?
突然ですが、来年から年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにしました。
時代の流れもあり、新年のご挨拶はメールやSNSに切り替えようと思っています。
これからも変わらずお付き合いいただけると嬉しいです。
連絡先を載せておきますので、いつでも気軽にご連絡ください。
メールアドレス:○○○@○○.○○
【文例5】近況報告を添えるパターン
ご無沙汰しております。
私事ですが、このたび生活スタイルを見直す中で、来年から年賀状を卒業することにしました。
毎年あなたからの年賀状を楽しみにしていたので、少し寂しい気持ちもありますが、ご理解いただけると幸いです。
今後はLINEやメールでやり取りできたら嬉しいです。
お時間があるときに、ぜひ近況を聞かせてくださいね。
【文例6】久しぶりの連絡を兼ねるパターン
お久しぶりです。○○です。
元気にしていますか?
実は来年から、皆さんへの年賀状を控えさせていただくことにしました。
LINEやメールが主流になってきたこともあり、そちらに一本化しようと思っています。
年賀状でしか近況を報告し合えていなかったので、これを機にまた連絡を取り合えたら嬉しいです。
よかったらLINEで友達追加してね。
LINE ID:○○○○
SNSやLINEに切り替える場合の文例
年賀状からデジタルでの挨拶に移行する場合は、新しい連絡先やSNSアカウントをはっきり明記することで、スムーズに切り替えられます。「年賀状をやめる」というネガティブな印象ではなく、「新しいつながり方を提案する」というポジティブな形で伝えられるのがこの方法の良いところです。
【文例7】LINE移行を提案するパターン
こんにちは!
来年の年賀状から、LINEでの新年挨拶に切り替えることにしました。
元旦にはLINEでメッセージ送るね!
まだLINEで繋がってなかったらぜひ追加してね。
ID:○○○○
これからもよろしく!
【文例8】メール移行を提案するパターン
突然のご連絡失礼します。
来年より、年賀状でのご挨拶をメールに切り替えさせていただくことにしました。
今後は下記のメールアドレスにて、新年のご挨拶をお届けできればと思います。
メールアドレス:○○○@○○.○○
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
【文例9】SNS移行を提案するパターン
お元気ですか?
来年から年賀状をやめて、SNSでのやり取りに切り替えることにしました。
InstagramやX(旧Twitter)では日常を発信しているので、よかったらフォローしてね。
Instagram:@○○○○
X:@○○○○
今後ともよろしくお願いします!
【文例10】複数の連絡先を提示するパターン
こんにちは!
私事で恐縮ですが、来年から年賀状を卒業することにしました。
今後は以下のいずれかで連絡を取り合えたら嬉しいです。
LINE ID:○○○○
メール:○○○@○○.○○
Instagram:@○○○○
連絡しやすい方法でいつでもご連絡くださいね。
これからも変わらず仲良くしてください!
【親戚向け】年賀状をやめる時の伝え方と文例8選
親戚への年賀状をやめる場合は、友人よりも丁寧な対応が求められることが多いです。特に、年上の親戚や高齢の方には、失礼のないよう十分に配慮した文面を心がけましょう。親戚付き合いは長く続くものなので、ここで変な印象を与えてしまうと、その後の関係にも影響が出る可能性があります。
同世代の親戚への文例
いとこなど、同世代の親戚には比較的カジュアルに伝えても問題ありません。ただし、友人ほどくだけた表現は避けて、ある程度の丁寧さは保つようにしましょう。親戚という間柄を意識した、適度な距離感が大切です。
【文例11】シンプルに伝えるパターン
お久しぶりです。○○です。
突然ですが、来年から年賀状を出すのをやめることにしました。
時代の流れもあり、新年の挨拶はLINEやメールに切り替えようと思っています。
次に会えるのを楽しみにしています。
これからもよろしくね!
【文例12】家族の状況を理由にするパターン
ご無沙汰しています。
実は来年から、家族で相談して年賀状をやめることにしました。
子どもたちも大きくなり、生活スタイルを見直す良い機会かなと思っています。
今後はメールやLINEで連絡を取り合えたら嬉しいです。
またゆっくりお話しできる機会を楽しみにしています。
年上の親戚への文例
叔父叔母や年上のいとこなど、目上にあたる親戚には、より丁寧な言葉遣いを心がけましょう。敬語をしっかり使い、理由もきちんと説明することで、「礼儀をわきまえた上での決断なんだな」と理解してもらえます。
【文例13】丁寧に理由を説明するパターン
平素より大変お世話になっております。
このたび、時代の移り変わりに伴いまして、どなた様に対しましても年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことになりました。
誠に勝手ではございますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
今後ともお電話やメールにて変わらぬお付き合いをいただけますよう、お願い申し上げます。
電話番号:○○○-○○○○-○○○○
メールアドレス:○○○@○○.○○
【文例14】節目を理由にするパターン
いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。
私事で恐縮ですが、このたび○○歳を迎えるにあたり、生活全般を見直すことにいたしました。
その一環として、来年より皆様への年賀状を控えさせていただくことにしました。
これまで長年にわたりお心のこもった年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願いいたします。
【文例15】多忙を理由にするパターン
平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に恐れ入りますが、このところ多忙を極めておりまして、年賀状のご準備が難しくなってまいりました。
つきましては、来年より皆様への年賀状でのご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
身勝手なお願いではございますが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
今後ともお電話等で変わらぬお付き合いをいただけますと幸いです。
高齢の親戚への文例
高齢の親戚には、特に丁寧な配慮が必要です。LINEやメールを使わない方も多いため、電話番号を伝えたり、お盆やお正月に会う機会があることを強調したりすることで、安心感を与えることができます。「連絡手段がなくなってしまうわけではない」ということを伝えることが大切です。
【文例16】電話での連絡を提案するパターン
いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。
私事で恐縮ですが、来年より皆様への年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました。
年賀状でのやり取りがなくなりましても、お電話やお盆・お正月の帰省の際にお会いできることを楽しみにしております。
何かございましたら、いつでもお電話ください。
電話番号:○○○-○○○○-○○○○
末永いお付き合いを、どうぞよろしくお願いいたします。
【文例17】健康への配慮を示すパターン
ご無沙汰しております。お変わりなくお過ごしでしょうか。
突然のご連絡となりますが、来年より年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました。
毎年いただいておりましたお心のこもった年賀状、大変励みになっておりました。
年賀状は卒業いたしますが、○○さんのお元気なお姿を拝見できることを何より楽しみにしております。
どうぞお体を大切に、お健やかにお過ごしください。
【文例18】感謝の気持ちを強調するパターン
平素より温かいお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。
このたび、年齢を重ねるにつれ年賀状の準備が難しくなってまいりましたため、来年より皆様への年賀状を卒業させていただくことにいたしました。
長年にわたり心温まる年賀状をお送りいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
くれぐれもお体をお大事になさってください。
【職場向け】年賀状をやめる時の伝え方と文例8選
職場関係者への年賀状をやめる場合は、ビジネスマナーを踏まえた対応が必要になります。特に上司や取引先など、仕事上の関係がある相手には慎重に伝えましょう。プライベートの友人関係とは違い、仕事への影響も考慮する必要があります。
同僚への文例
同僚や後輩など、比較的対等な立場の相手には、丁寧さを保ちつつも堅くなりすぎない文面が適しています。職場での人間関係は日常的に顔を合わせるものなので、変に気まずくならないよう、さらっと伝えるのがポイントです。
【文例19】社内の同僚へシンプルに伝えるパターン
いつもお世話になっています。
来年より、年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにしました。
今後は社内のメールやチャットでやり取りさせていただければと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
【文例20】元同僚へ丁寧に伝えるパターン
ご無沙汰しております。お元気でいらっしゃいますか。
私事で恐縮ですが、来年より年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにしました。
時代の変化に合わせて、新年のご挨拶はメールに切り替えようと思っております。
今後ともお付き合いいただけますと幸いです。
メールアドレス:○○○@○○.○○
上司・目上の方への文例
上司や先輩など目上の方には、最大限の敬意を払った丁寧な文面が求められます。また、LINEやメールではなく、ハガキや手紙で伝える方が望ましいでしょう。日頃お世話になっている感謝の気持ちも忘れずに伝えることが大切です。
【文例21】上司へ丁寧に伝えるパターン
平素より格別のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、私事ではございますが、来年より皆様への年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことになりました。
日頃より大変お世話になっておりますにもかかわらず、このようなお願いとなり誠に恐縮でございます。
何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【文例22】退職した元上司へ伝えるパターン
ご無沙汰しております。○○でお世話になりました○○でございます。
突然のご連絡となり恐縮ですが、来年より年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました。
在職中は大変お世話になり、いただいたご恩は今でも忘れません。
年賀状は卒業いたしますが、○○様のますますのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
何かの折にはぜひお声がけいただけますと幸いです。
電話番号:○○○-○○○○-○○○○
メールアドレス:○○○@○○.○○
取引先への文例
取引先など社外の関係者には、特に慎重な対応が必要です。個人的な年賀状をやめる場合でも、ビジネス上の礼儀は絶対に欠かさないようにしましょう。仕事への影響が出ないよう、業務上のお付き合いは今まで通り続けることを明確に伝えるのがポイントです。
【文例23】取引先の担当者へ伝えるパターン
平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
私事で恐縮ではございますが、このたび個人的な年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました。
業務上のお付き合いにつきましては、これまでと変わらず誠心誠意対応させていただきます。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
【文例24】長年お付き合いのある取引先へ伝えるパターン
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、私的な年賀状のやり取りを整理させていただくことになりました。
長年にわたりお心のこもった年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。
業務上のお付き合いにつきましては、これまでと変わらず誠実に対応させていただく所存でございます。
引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
職場の年賀状をやめる際の注意点
職場関係者への年賀状をやめる際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
まず、会社の慣習を確認することが大切です。年賀状のやり取りが暗黙のルールになっている職場も存在します。そのような環境で一人だけ年賀状をやめると、「協調性がない」「常識がない」と思われてしまう可能性があります。最近は年賀状を会社として廃止している企業も増えていますので、まずは周囲の状況を見極めてから判断しましょう。
上司への年賀状は特に慎重に判断しましょう。年賀状は本来、お世話になった方への感謝を示すものです。上司に対して年賀状をやめたいと申し出ることで、場合によっては印象が悪くなる可能性もあります。評価や昇進に影響する恐れがある場合は、無理にやめない方が賢明かもしれません。
取引先への対応は、必ず会社の方針に従いましょう。取引先との年賀状のやり取りは、個人的な判断ではなく会社の方針に基づいて行うべきです。勝手に年賀状をやめることで、取引関係に悪影響が出てしまう可能性もあります。上司や営業部門に相談してから決めるようにしてください。
直接伝えるのが気まずい…自然消滅させる方法
「わざわざ年賀状をやめると宣言するのは気が引ける」「自然にフェードアウトしたい」という方もいらっしゃるでしょう。ここでは、直接伝えずに年賀状のやり取りを終わらせる方法をいくつか紹介します。ただし、この方法にはリスクもあるので、状況をよく見極めて判断してください。
徐々にフェードアウトする方法
年賀状のやり取りを自然消滅させる方法として、いくつかのアプローチがあります。
ひとつは、返事を遅らせる方法です。相手から年賀状が届いたら、すぐに返事を出すのではなく、松の内(1月7日)を過ぎてから寒中見舞いとして返事を出します。これを何年か続けていると、お互いに「年賀状」という形式にこだわらなくなっていくことがあります。
もうひとつは、年賀状の内容を簡素化していく方法です。毎年、年賀状の内容を徐々にシンプルにしていきます。手書きのコメントを減らして印刷だけにする、近況報告を省略する、など少しずつ手を抜いていくと、自然とやり取りが薄れていくことがあります。
また、相手からの年賀状を待つスタンスに変える方法もあります。自分からは年賀状を出さず、相手から届いた場合のみ返事を出すようにします。相手も同じことを考えていれば、自然とやり取りがなくなっていきます。
ただし、これらの方法にはリスクがあることを覚えておいてください。相手が毎年あなたからの年賀状を楽しみにしている場合、「何かあったのだろうか」「怒らせてしまったかな」と心配させてしまう可能性があります。また、何の説明もなく突然年賀状が届かなくなることで、関係が悪化する恐れもあります。
寒中見舞いに切り替える方法
年賀状の代わりに寒中見舞いを送るという選択肢もあります。寒中見舞いとは、松の内(1月7日)を過ぎてから立春(2月4日頃)までの期間に送る季節の挨拶状のことです。
寒中見舞いを送ることで、「年賀状という形式は卒業するけれど、あなたのことは忘れていない」というメッセージを伝えることができます。また、寒中見舞いの文面の中で「来年からは年賀状を控えさせていただきます」と伝えることも可能です。
【文例25】寒中見舞いで年賀状終了を伝えるパターン
寒中お見舞い申し上げます。
厳しい寒さが続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
私事で恐縮ですが、来年より年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにしました。
今後は寒中見舞いにてご挨拶させていただければと存じます。
寒さはまだ続きます。くれぐれもお体をお大事になさってください。
これだけは避けて!絶対にやってはいけないNG例
年賀状をやめる時に、相手を不快にさせたり関係を悪化させたりしてしまうNG行動があります。以下のポイントには十分注意しましょう。知らず知らずのうちにやってしまいがちなことも含まれていますので、しっかり確認しておいてください。
NG1:何も言わずに突然やめてしまう
これまで毎年年賀状を送り合っていたのに、何の説明もなく突然年賀状を出さなくなるのは、最も避けるべき行動です。相手は「何か怒らせてしまったんだろうか」「体調を崩したのではないか」「住所が変わって届かなくなったのかな」と様々な心配をしてしまいます。最悪の場合、「関係を断絶されたんだ」と誤解されることもあります。
NG2:本音をストレートに伝えてしまう
「年賀状を書くのが面倒くさくなった」「ハガキ代がもったいない」「正直、あなたとは年賀状を交換するほどの関係じゃないと思う」など、本音をそのまま伝えるのは絶対にNGです。たとえそれが事実であったとしても、相手を傷つける表現は避けましょう。年賀状をやめる理由は、もっとソフトな言い方に言い換えることができます。
NG3:特定の人だけにやめると伝える
「あなただけ年賀状をやめることにしました」という伝え方は、相手に「自分だけ切られた」「嫌われているのかな」という印象を与えてしまいます。実際には特定の人とのやり取りだけをやめたい場合であっても、「皆さんへの年賀状をやめることにしました」という形で伝える方が角が立ちません。
NG4:SNSで一斉告知する
FacebookやInstagramなどのSNSで「来年から年賀状やめます!」と一斉に告知するのは、親しい間柄の人には問題ないかもしれませんが、目上の方や年配の方に対しては失礼にあたる可能性があります。また、その投稿を見た人と見ていない人で情報格差が生じてしまうのも問題です。SNSを見ていない相手には別途連絡が必要になります。
NG5:届いた年賀状に返事もお礼もしない
相手から年賀状が届いたのに、返事も出さず、お礼の連絡もしないのは明らかなマナー違反です。もし年賀状をやめることをまだ伝えていなかった場合は、寒中見舞いとして返事を出すか、LINEやメールでお礼を伝えましょう。その際に、来年から年賀状を控える旨を一言添えておくと良いでしょう。
NG6:上から目線で伝える
「年賀状なんて時代遅れだからやめます」「今どき年賀状を出している人って少ないですよね」など、年賀状を送っている相手を否定するような表現は避けましょう。年賀状に対する価値観は人それぞれです。年賀状を大切にしている人を傷つけないよう、配慮のある言葉選びを心がけてください。
年賀状をやめた後のフォロー方法
年賀状をやめた後も、相手との良好な関係を維持するためのフォローは大切です。「年賀状をやめる=関係を終わらせる」ではないことを、態度で示していきましょう。
新年の挨拶は別の方法で届けよう
年賀状をやめても、新年の挨拶そのものをやめる必要はありません。LINEやメールで簡単な挨拶を送るだけでも、「今年もよろしくお願いします」という気持ちは十分に伝わります。むしろ、デジタルでの挨拶なら元旦の朝に即座に届けられるので、タイムリーなコミュニケーションが可能です。
【文例26】LINEでの新年挨拶
あけましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
【文例27】メールでの新年挨拶
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
他の機会を活用して関係を維持する
年賀状をやめたからといって、人間関係が終わるわけではありません。むしろ、年賀状以外の方法で交流を続けることで、より深い関係を築けることもあります。
たとえば、相手の誕生日にメッセージを送るのは良い方法です。年賀状は誰にでも同じタイミングで送るものですが、誕生日のお祝いはその人だけのためのメッセージです。より特別感があって、喜ばれることが多いですよ。
暑中見舞いや寒中見舞いを送ることで、季節の挨拶を続けることもできます。年賀状はやめても、他の季節の挨拶状を送ることで繋がりを維持できます。
SNSでのやり取りを継続するのも効果的です。InstagramやFacebookで日常的に近況を共有し合えば、年に一度の年賀状よりもずっと頻繁にコミュニケーションが取れます。
そして何より、直接会う機会を大切にしましょう。年に一度でも会って話をすれば、年賀状何枚分にも相当するコミュニケーションになります。「年賀状の代わりに、今度ご飯でも行きましょう」と誘ってみるのも良いですね。
相手から年賀状が届いた場合の対応
年賀状をやめることを伝えていたのに、相手から年賀状が届くこともあります。これは、相手が伝えた内容を忘れている場合もありますし、「やめると言っていたけど、一応送っておこう」という気持ちで送ってくれている場合もあります。いずれにしても、相手の好意に対してはきちんとお礼を伝えるのがマナーです。
この場合は、寒中見舞いとして返事を出すか、LINEやメールでお礼を伝えましょう。その際、再度「来年からは年賀状を控えさせていただきます」と伝えておくと、翌年以降の混乱を防ぐことができます。
【文例28】届いた年賀状へのお礼と再確認
お心のこもった年賀状をいただき、ありがとうございました。
先日お伝えしたとおり、今年から年賀状でのご挨拶を控えさせていただいておりますが、いただいた年賀状、大変嬉しく拝見しました。
来年以降も年賀状のお送りは控えさせていただきますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
よくある質問(FAQ)
年賀状をやめることに関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。気になる疑問があれば、ぜひ参考にしてください。
- 相手から返事がなかった場合はどうすればいい?
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返事がなくても、あまり気にする必要はありません。相手は「了解しました」という意味で、あえて返事をしていない可能性が高いです。翌年から年賀状を送らなくても問題ありません。どうしても心配な場合は、「先日お送りした連絡、届きましたか?」と軽く確認してみても良いでしょう。
- 一斉送信のメールやLINEで伝えても失礼にならない?
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親しい友人や同僚であれば、グループLINEやメーリングリストで一斉に伝えても問題ありません。ただし、目上の方や年配の方には個別に丁寧な文面で伝える方が良いでしょう。相手との関係性に応じて使い分けることが大切です。
- 年賀状をやめたら人間関係が悪くなる?
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適切な伝え方をすれば、人間関係が悪くなることはほとんどありません。大切なのは、相手への敬意を持って丁寧に伝えること、今後も関係を続けたいという気持ちを示すこと、そして代わりの連絡方法を提案することです。むしろ、きちんと伝えることで誠意が伝わり、関係が良好に保たれることの方が多いです。
- 喪中の場合、年賀状をやめることを伝えるべき?
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喪中の場合は、まず喪中はがきを送るのが一般的です。その喪中はがきの中に「来年以降も年賀状を控えさせていただきます」と一文添えることで、自然に年賀状を終了することができます。ただし、喪中はがきは本来その年だけの欠礼を伝えるものなので、恒久的に年賀状をやめる場合は別途連絡した方が丁寧かもしれません。
- 会社で年賀状の廃止が決まった場合、個人的な年賀状もやめるべき?
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会社として年賀状を廃止することと、個人的な年賀状は別の問題です。会社の取引先への年賀状は会社の方針に従いますが、個人的にお世話になった方への年賀状は、ご自身の判断で続けることができます。ただし、元上司など会社関係者への個人的な年賀状については、会社の方針に合わせた方がスマートな場合もあります。
- 年賀状を出す相手と出さない相手を分けても大丈夫?
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分けること自体は問題ありませんが、やめる相手には「皆さんへの年賀状をやめることにしました」と伝える方がスムーズです。「あなただけやめます」という印象を与えないように配慮しましょう。また、同じグループの中で一部の人だけ年賀状を続けると、後々気まずい思いをすることもあるので注意が必要です。
- 高齢の親戚にはどう伝えればいい?
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高齢の方にはLINEやメールではなく、ハガキや手紙で丁寧に伝えるのがベストです。また、電話番号を明記して、何かあれば電話で連絡できることを伝えると安心感を与えられます。お盆やお正月の帰省時に会う予定があれば、その機会を楽しみにしていることも伝えると良いでしょう。
- 一度やめた年賀状を再開してもいい?
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もちろん再開しても全く問題ありません。「久しぶりに年賀状を送らせていただきます」と一言添えれば、違和感なく再開できます。結婚、出産、引っ越しなど、人生の節目をきっかけに年賀状を再開する方も少なくありません。一度やめたからといって、二度と送れないわけではないので、気軽に考えて大丈夫ですよ。
- 年賀状をやめたい本当の理由を聞かれたらどう答える?
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正直に「時間的に余裕がなくなった」「デジタルでのやり取りに一本化したい」などと答えて問題ありません。ただし、「面倒だから」「あなたとは続けたくない」といった相手を傷つける表現は避けましょう。本当の理由をそのまま言うのではなく、少しソフトな表現に言い換えるのがコツです。
- 年賀状をやめたいけど、相手から届いたら返さないといけない?
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年賀状をやめることを事前に伝えていた場合でも、相手から届いた場合はお礼を伝えるのがマナーです。返事として年賀状を出す必要はありませんが、LINEやメール、寒中見舞いなどで「ありがとうございます」の一言を伝えましょう。その際に、改めて「来年からは年賀状を控えさせていただきます」と伝えておくと良いでしょう。
まとめ
年賀状をやめることは、決して悪いことではありません。時代の変化に合わせてコミュニケーションの形を見直すのは、むしろ自然な流れだといえます。大切なのは、相手への敬意を忘れずに、丁寧に伝えることです。
この記事のポイントを改めて整理すると、まず伝えるタイミングは10月から11月上旬がベストです。年賀状の準備が始まる前に伝えることで、相手への配慮になります。
伝え方は相手との関係性に合わせて変えましょう。親しい友人にはカジュアルに、目上の方には丁寧に、高齢の方にはハガキや電話で伝えるのが適切です。
理由は相手が納得しやすいものを選びましょう。「時代の変化」「生活スタイルの見直し」「年齢を重ねて準備が難しくなった」などが使いやすい理由です。
「皆さんへの年賀状をやめる」という形で伝えることで、特定の相手だけをやめるのではないことが伝わり、角が立ちません。
今後も関係を続けたい相手には、メールアドレスやLINE ID、電話番号などの連絡先を伝えておきましょう。
そして、何も言わずに突然やめることだけは避けてください。相手を心配させたり、関係を悪化させたりする原因になります。
年賀状は、日本の美しい伝統文化のひとつです。しかし、人との繋がりは年賀状だけで保たれるものではありません。LINEやメール、SNS、直接会っての交流など、様々な形で人間関係を大切にすることができます。
年賀状をやめる決断をした方は、この記事で紹介した文例やポイントを参考に、相手との関係を大切にしながら、新しいコミュニケーションの形へと移行していただければ幸いです。年賀状を「卒業」した後も、大切な人との繋がりはきっと続いていくはずです。

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