車の表面に虫が付着すると、洗車機だけでは落ちない頑固な汚れになることがあります。
「虫の汚れは早めに洗い流さないと困難になる」
確かにその通りですが、「すぐに洗車するのは難しい」というのが実際のところです。
しかし、以下で紹介する方法を用いれば、車に密着した虫も簡単に除去できます。時間が経過しても問題ありません。
休日にさっと洗うだけで綺麗になり、焦りを感じることもなくなります。
車に付着した虫の除去方法
手持ちのアイテムで車の虫汚れを簡単に取り除く方法があります。
そのアイテムとは…。
「家庭用洗剤」です。
家庭用洗剤があれば、専用の虫取りクリーナーや特別な洗車を依頼する必要がありません。
さらに、虫取りクリーナーのように車のコーティングを傷める心配もなく、安心して使用できます。
ただし、この方法には少し注意が必要なので、正しいやり方を説明します。
家庭用洗剤で虫を除去する方法
家庭用洗剤を使って車の虫汚れを除去できます。
中性洗剤の使用が必須ですが、油汚れに強い洗剤の方が効果的です。
実際の手順は以下の通りです。
家庭用洗剤で虫を除去する方法の手順
1.ホースで水をかける
2.バケツに洗剤を入れ、シャワーで水を注ぐ
3.洗剤水を含んだスポンジで車を磨く
まず、ホースで車に水をかけます。可能なら高圧洗浄機を使って汚れを落としておくと、洗車時の傷が減ります。
高圧洗浄機がない場合は、ホースをつぶして水圧を高めることで代用できます。
次に、バケツに洗剤を入れ、シャワータイプのノズルで水を注ぎます。
これにより泡立ちが良くなり、車への傷がつきにくくなります。
洗剤の適量は、食器を洗う程度の泡立ちで十分です。
個人的には、市販のカーシャンプーよりも落ちやすいと感じます。
(窓ガラスに関してはこの方法でほぼ落ちるはずです)
また、ガラスコーティングやワックスが剥がれる可能性がある場合は、アルカリ性洗剤を使用すると良いでしょう。
車の虫汚れはお湯で取るべき?
前述の方法で高圧洗浄機の使用を推奨しましたが、お湯を使うと効果が若干向上します。
しかし、お湯でなければ取れないわけではないので、準備が簡単なら使っても良いです。
お湯を使えば虫汚れが格段に取れやすくなるわけではないので、車の傷を防ぐためにできることは何でも行うべきです。
稀にお湯を使ってスポンジでこすると虫汚れが取れるという意見もありますが、お湯に過度な期待はしない方が無難です。
車の虫取りクリーナーはコーティング車に適さない?
虫取りクリーナーは、虫汚れをふやかして取りやすくする製品です。
虫汚れは取りやすくなりますが、洗浄成分が含まれているため、ガラスコーティングやワックスが剥がれる可能性があります。
しかし、最近ではガラスコーティングに対応した虫取りクリーナーも登場していますので、そういった製品を選択するのも一つの方法です。
プラスチッククリーナーが必要な場合は?
車の中にはプラスチックで構成されている部分があります。
プラスチック部分には、虫取りクリーナーやアルカリ洗浄剤、酸性洗剤の使用は避けるべきです。
プラスチッククリーナーにはプレクサスという製品があり、これはプラスチックを傷めずに汚れを取り除くことができます。
その他にもプラスチック専用のクリーナーがあり、研磨剤を含まないものも多いので、プラスチック部分にはそういった製品を使用すると良いでしょう。
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