引越しの際、旧居と新居の近隣住民へあいさつをすることは、最初の印象を左右する重要な機会です。挨拶品につける熨斗(のし)の記載に迷う方は多いかもしれませんが、旧居と新居では表書きや名前の書き方が異なるため、正しいマナーを把握することが大切です。ここでは、引越し挨拶で使用する熨斗の書き方をわかりやすく解説します。
引越し挨拶の基本|熨斗の水引きは「蝶結び」
旧居・新居いずれの場合でも、水引は「蝶結び」が適しています。何度あっても良い出来事に使うもので、結婚式などで用いられる「結び切り」とは異なる点に注意しましょう。表書きと名前の扱いには違いがありますので、次の項目を参考にしてください。
旧居での引越し挨拶|熨斗の書き方
表書きは「御礼」がおすすめ
旧居での挨拶では、これまでお世話になった感謝を示す意味で「御礼」と書くのが一般的です。贈る側も受け取る側も自然な形で気持ちを伝えられるため、円滑にあいさつを行えます。
名字だけ?フルネーム?名前の記載方法
基本的には名字だけを記すことが多いですが、同じ苗字の人が近所にいる場合はフルネームにするなど臨機応変に対応してください。複数の同姓世帯がある地域では、誤解を避けるためにフルネームが安心です。
外のしか内のしか
- 外のし:品物を包装した上から熨斗をかける
- 内のし:品物に熨斗をかけ、その後に包装する
引越し時の手土産には、外のしを用いることが一般的です。ただし習慣は地域性もあるため、周囲に相談するなど柔軟に対応しましょう。
新居での引越し挨拶|熨斗の書き方
表書きは「御挨拶」で新たな関係づくりを
新居の場合は、新しいご近所との縁を大切にする意味で「御挨拶」と書きます。訪問時間は午前10時~午後5時くらいが無難で、夜間の訪問は避けるのがマナーです。自己紹介を丁寧に行い、相手とのコミュニケーションを大切にしてください。
名前は基本的に名字を記載
新居でも旧居同様、名字のみ書くことが多いです。結婚を機に名字が変わった場合を除き、特別な理由がなければシンプルな記載で問題ありません。
熨斗は本当に必須?
「熨斗がない挨拶品をもらったことがあるけれど、特に問題なかった」という声もあります。必須ではないものの、相手がマナーに厳しい可能性を考えると、つけておく方が安心です。特に家族で引っ越す場合や挨拶回りを重視するなら、熨斗を用意することをおすすめします。
円滑な引越し挨拶のポイント
旧居でのポイント
長年の付き合いがある方々には、直接会って感謝を伝えるとともに「御礼」の熨斗をつけると気持ちが伝わりやすいでしょう。顔見知りであっても、正式な挨拶マナーを守ることで好印象を残せます。
新居での注意点
- 訪問時間は先方の生活リズムを考慮する
- 自己紹介は簡潔でわかりやすく
- 「御挨拶」の熨斗をつけた手土産を用意
- 長居は避け、手短に済ませる
新しいコミュニティでは第一印象が大切です。ルールや習慣を意識して挨拶することで、今後の関係をスムーズに築けるでしょう。
引越し先での良好な近所付き合いは、快適な暮らしの土台となります。ぜひ熨斗付きの挨拶品を手に、笑顔で新たな一歩を踏み出してください。
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