幼稚園や保育園の先生として、卒園を迎える子どもたちに感動的なメッセージカードを贈りたいと思っても、どのように書けばよいのか迷うことがありますよね。
今回は、感動を与えるメッセージの書き方やコツ、実際の例文を紹介します。
また、避けるべき表現やカードの選び方、贈り方についても詳しく解説します。
こんな疑問を解決します
卒園を迎える子どもたちに、どんなメッセージを伝えるべきでしょうか?
先生から子どもたちへのメッセージは、ただの言葉ではなく、心に残るものにしたいものです。
そうするためには、少し工夫が必要です。
年齢に合った言葉を選び、子どもたちが理解しやすい内容にすることが大切です。
例えば、
- 保育園や幼稚園児に向けては、ひらがなを使い読みやすくする
- 成長を祝う言葉や進学・進級への期待を込める
- 希望に満ちた未来を描いた言葉を添える
これらの工夫を取り入れて、子どもたちの心に響くメッセージを書きましょう。
また、メッセージカードにイラストを加えるなど、先生らしいアレンジを加えることで、さらに温かみが増します。
この記事では、先生から子どもたちに贈る「卒園メッセージカード」の書き方や内容を詳しく解説します。
教育者の方々は、ぜひ最後までご覧いただき、実際に役立ててください!
【卒園メッセージカード】先生から子どもへ贈る!書き方のポイントとコツ・基本的な例文
「卒園」という言葉だけではなく、保育園や幼稚園から卒園するにあたってのメッセージの書き方について、先生が気をつけるべきポイントを詳しく説明します!
ひらがなを使って書く
子どもたちが自分で読めるように、基本的にはひらがなを使って書きます。
また、伝えたいメッセージは簡潔にまとめ、わかりやすい文章になるように、大きめの文字で書くことがポイントです。
子どもの成長を称賛する
それぞれの子どもがこれまで頑張ってきたことを具体的に褒めたり、思い出を振り返ったりして、どのように成長したのかを伝えましょう。
メッセージは子どもだけでなく保護者も読むため、園生活の思い出や成長に関する言葉を入れると、より感動的になります。
小学校入学に向けた応援メッセージを込める
保育士や幼稚園の先生にとって、子どもたちが卒園を迎えることは、共に過ごしてきた時間の終わりを意味し、寂しさを感じる瞬間でもあります。
私も保育士として働いていますが、卒園式では、子どもの成長に喜びとともに、感動の涙が溢れてしまうことがあります。
例えば、
「しょうがっこうにいっても、素敵な笑顔を忘れずにがんばってね」
というように、子どもたちが新しい生活を迎える際に、応援の言葉を添えると、非常に温かいメッセージになります。
子どもたちが自信を持って新たなステージに進むために、年長組の担任として心温まる言葉をかけることが大切です。
可愛く装飾してメッセージカードを華やかに彩る
メッセージカードにただ文字だけを書いたり、黒いペンで書かれていると、どうしても物足りなさを感じてしまうことがありますよね。
そんな時は、カードに少し工夫を加えて、より魅力的に仕上げてみましょう。
今回は、メッセージカードを可愛く装飾する方法を紹介します。
簡単なイラストや装飾でカードを華やかに!
卒園メッセージカードには、リボンやシール、花束などのイラストを加えることで、温かみが増し、全体の印象がグッと良くなります。
こうした装飾は、カードをさらに華やかに演出し、受け取った子どもたちにも喜ばれることでしょう。
子ども一人ひとりに合ったデザインを作成
個別にメッセージカードを作る際、その子どもの個性に合ったカラーやデザインを選ぶことで、受け取る側の喜びがさらに増します。
例えば、好きなキャラクターや色を使ったデザインにするなど、一人ひとりにぴったりのカードを作成しましょう。
「卒園おめでとう!」のメッセージは必須
卒園メッセージカードには、全員に向けて「卒園おめでとう!」という祝福の言葉を必ず入れるようにしましょう。
この言葉があることで、カード全体が一層温かく、祝福の気持ちが伝わります。
【体験談】似顔絵を描いた知人の保育士のエピソード
私の知人である保育士は絵が得意で、卒園メッセージカードに一人ひとりの似顔絵を描き、その周りをシールで飾ることで、非常に可愛らしく仕上げていました。
そのカードは、大人が見ても本当に魅力的で、手書きの似顔絵が描かれているので、まさに世界に一つだけの特別なものとなり、もらった子どもたちもきっと嬉しく感じたことでしょう。
イラストが得意な先生には、私も大いに憧れました!
そのような心のこもったカードは、受け取る子どもたちにとっても忘れられない思い出となることでしょう。
【基本的な例文】先生から子どもたちへの卒園メッセージカード
これまでご紹介したポイントやコツを踏まえ、卒園メッセージカードにぴったりな基本的な例文をご紹介します。
以下に例文を示しますので、参考にしてみてください。
基本例文
〇〇くみのみんな、卒園おめでとう! あっという間の一年だったかな?
悲しくて泣いたり、友達と喧嘩をしたり、みんなで楽しいことをたくさん経験したり・・・ 〇〇くみで過ごした一年は、先生にとって本当に楽しい時間でした!
元気で頑張り屋さんの皆さんの力で、これからの小学校生活も頑張ってくださいね。先生はずっと応援しています!
園児たちはまだ幼いため、その成長を温かく見守りながら、良い点を盛り込んだメッセージを書くことが大切です。
子どもたちが自信を持って新しい生活に進んでいけるよう、心を込めてメッセージを届けましょう。
次は、さらに具体的なケース別の例文をご紹介しますので、参考にしてください。
卒園メッセージの【4つのケース別】例文
以下に示す4つのケースに分けた例文を順にご紹介します。
ペンと紙を用意し、実際に書きながら読んでみてください。
- 担任からクラス全体へ
- 担任から子ども一人ひとりへ
- クラス担任でない先生から
- 下級生の担任から
それぞれのケースを順番に見ていきましょう。
担任からクラス全体へ
クラス全体に向けて、みんなの成長を喜ぶ言葉をかけることが大切です。
〇〇くみのみんな、卒園おめでとうございます。
いつも仲良しの〇〇くみのみんな、たまにはお友達とケンカをしたり、涙を流したりすることもありましたね。
でも、「ごめんね」を言って許し合ったりできる優しい心を持っていたみんな、素晴らしいですよ。
その優しさをずっと忘れず、たくさんの友達を作ってくださいね。
担任から子ども一人ひとりへ
それぞれの個性や成長を褒めることが大切です。
〇〇くみの△くん(ちゃん)、卒園おめでとうございます。
△くん(ちゃん)の元気で素敵な笑顔に、先生はいつも元気をもらっていました!
鉄棒をいつも頑張っていて、やっとできるようになったときは本当に嬉しかったね。その頑張る気持ちを忘れずに、これから小学校に行っても、諦めずに色々なことに挑戦してくださいね。
先生はずっと応援しています!
担任ではない先生から
卒園おめでとう!〇〇くみのみんなは、本当に元気で活気に満ちていましたね。
素晴らしい〇〇くみの皆さんとお別れするのは少し寂しいですが、これから素敵な小学生になって、いつかまた会える日を楽しみにしています!
これからも頑張ってくださいね!!
下級生の担任から
共に過ごした時間を振り返りながらメッセージを考えてみましょう。
〇〇くみのみなさん、卒園おめでとうございます。
△クラスの友達と一緒に遊んでくれたり、困っているお友達を優しく助けてくれたり、とても素敵なお兄さん、お姉さんでしたね。
△クラスの先生は、みんなと楽しく遊べて嬉しかったです。ありがとう。
これから小学校に進んで、その優しい気持ちでたくさんの友達を作り、楽しい時間を過ごしてくださいね。
【失敗しない】卒園メッセージのNG例と避けるべきポイント
卒園メッセージを失敗しないためには、避けるべきNG例を知っておくことが非常に重要です。
以下に挙げる内容は、卒園メッセージにありがちなNG例ですので、注意深く確認しましょう。
- 一般的すぎる内容
- 子どもとの思い出があっても、保護者との共感が得られない
- 子どもや園の特徴が反映されていない
- お祝いのメッセージが抽象的すぎる
- 誰に向けて書いているのか不明確
卒園メッセージを書く際には、誰に向けて書いているのかをしっかりと意識し、ありきたりな内容にとどまらないようにしましょう。
具体的で、その子や園の特徴を盛り込むことが大切です。
例えば、「楽しかったね、たくさん遊んだね」といった内容だけでは、一般的すぎて心に響きません。
また、メッセージが全員に向けたものか、一人ひとりに向けたものかを意識して書くことが重要です。
具体的なメッセージの例
以下は、具体的で心に響くメッセージの一例です。
クラスで頑張った行事や出来事を取り入れることで、メッセージがより具体的になり、受け取る人の心に強く響きます。
メッセージを書く際は、子どもや保護者にとってわかりやすく、イメージが湧きやすい表現を使うことが大切です。
卒園メッセージを贈る方法【厳選4つ】
卒園メッセージを効果的に贈るための方法をいくつかご紹介します。
子どもたちへの思いを込めたメッセージを、特別な方法で伝えましょう。
子ども一人ひとりに渡すメッセージカードは手紙やはがき形式で
一人ひとりに向けたメッセージカードは、写真やイラストを加えた手紙やはがき形式が最適です。
この形式だと、子どもたちが家に持ち帰りやすく、保護者も見ることができて嬉しいですよね。
また、カードにカラフルなイラストやデコレーションを施すことで、より華やかで可愛らしく仕上がり、子どもたちにも喜ばれるでしょう。
卒園文集にはコメント枠を加えて華やかに!
保育士や幼稚園の先生がよく知っているように、「ピコロ・プリプリ」などの雑誌に掲載されているコメント枠のイラストを活用すると便利です。
卒園文集のコメント欄にこの枠を使うことで、祝福のメッセージを簡単に添えることができます。
また、園によっては、メッセージを書いた先生の写真を一緒に掲載し、その横にメッセージを記載することもあります。
形式に合わせて、心を込めて書くことを意識しましょう。
卒園式当日に黒板にメッセージを書いて雰囲気を作ろう
卒園式の日には、前日に黒板やホワイトボードにお祝いのメッセージを書いて、雰囲気を盛り上げることがよくあります。
担任の先生が得意なキャラクターや子どもたちの好きなイラストを黒板に描いてあげると、きっと喜んでもらえるはずです。
「おめでとう!」というメッセージを大きく書くことで、気持ちがしっかりと伝わり、式の雰囲気を一層素敵に演出できます。
色紙を使って寄せ書きを作ろう
色紙を華やかにデコレーションして、クラス担任や他の先生にも寄せ書きをしてもらうと、子どもたちにとって嬉しいサプライズになります。
色紙の中央に子どもの名前をフルネームで書き、その周りにお祝いメッセージを寄せ書きで追加します。
さらに、メッセージにはカラフルな色をつけたり、シールを貼ったりして、可愛く仕上げると、一層魅力的なものになります。
子どもたちが喜ぶ卒園メッセージカードの選び方【デザインと見た目】
卒園メッセージカードは、見た目が可愛く、色鮮やかなデザインが理想的です。
子どもたちが手にしたとき、嬉しくなるようなカードを選びましょう。
女の子に人気のデザインは?
女の子が喜びそうなデザインには、次のような要素があります:
- リボン
- ハート
- 可愛いお花
これらのイラストを描いたカードは、明るい色合いのペンで彩りを加えると、より華やかになり、女の子にぴったりです。
男の子に喜ばれるデザインは?
男の子に人気のデザインには、次のようなものがあります:
- 電車や乗り物など、子どもが好きなモチーフ
- 人気のキャラクター
- 動物のイラスト
年長組の子どもたちに合わせたデザインを心がけることで、より親しみやすく、喜ばれるメッセージカードになります。
可愛くて色鮮やかなデザインがオススメ
動物やお花などのモチーフが使われているメッセージカードは、見た目が可愛く、視覚的にも楽しめるのでおすすめです。
カラフルで楽しいデザインにすることで、男の子にも女の子にも喜ばれるカードを作ることができます。
まとめ
卒園メッセージカードは、作成する先生自身が楽しく、ワクワクしながらデザインできるものが一番です。
カードにメッセージを込める際、子どもたちへのお祝いの言葉に加え、保護者への感謝やお祝いの言葉も忘れずに入れることで、心に残る卒園メッセージが完成します。
卒園を控えている担任の先生や、クラス以外の先生方にも参考にしていただきたいポイントです。
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