春になると、新入社員や新入生がフレッシュなスーツや制服を着て街を歩く光景が見られます。
この季節の明るい雰囲気は私たちにも良い影響を与えてくれますよね。
しかし、毎日のワイシャツで第一ボタンがきつくて苦しいと感じることがあるかもしれません。
そこで、そんな悩みを解決するための方法をご紹介します。
ワイシャツの第一ボタンがきついと感じたら? 自分のサイズを正確に把握しましょう
ワイシャツ選びで最も大切なのは、自分のサイズを正しく知ることです。
適切なサイズを把握し、自分の体にフィットしつつも動きやすいワイシャツを選ぶことが快適さの鍵です。
首回りのサイズを測る
首の付け根より少し上、喉ぼとけの下あたりを測ります。
その際、指1～2本が入る程度の余裕を持たせることが重要です。
また、測定寸法に2～3㎝ほど加えた長さが理想です。
これにより、首元がきつくなく、快適に着用できるようになります。
袖丈を測る
腕を自然に下ろした状態で、首のつけ根の中心から手首のくるぶしまでを測ります。
袖丈は肘を曲げたときにきつくならないようにし、洗濯やクリーニングで縮む分も考慮して2㎝ほど長めに設定するのが良いでしょう。
ジャケットを着た際にワイシャツが少し覗く程度が理想です。
柔らかいメジャーを使い、少しずつ測定することで、より正確な長さを得ることができます。
採寸は非常に重要です。他にも必要な寸法があるかもしれませんが、これらのサイズが基本となります。
ワイシャツは細かくサイズ展開されているため、正確に採寸すれば自分にぴったりのサイズが見つかります。
また、紳士服売り場での採寸もおすすめです。
そこで正確なサイズが分かり、試着も可能です。
それでもワイシャツの第一ボタンがきつい! 襟のデザインを見直してみましょう
ワイシャツは、ネクタイを着用するかどうかに関わらず、第一ボタンまで留めることがマナーとされています。
特にフォーマルなシーンやビジネスの場では必須です。
しかし、ワイシャツの第一ボタンがきつく感じる場合、襟のデザインを変えることで快適さを改善できることがあります。
ここでは、代表的な襟のスタイルをご紹介します。
レギュラーカラー
襟羽の開きが約70度で、フォーマルやビジネスシーンでの着用に最適です。
冠婚葬祭や就職活動など、様々な場面で使用される基本的なデザインです。
ワイドカラー
襟羽の開きが約100～140度で、フォーマルやビジネスシーンに適しています。
襟の形が横に広がっているため、首回りにゆとりがあり、ネクタイの結び目が美しく見えるのが特徴です。
セミワイドカラー
襟羽の開きが約90度で、フォーマルやビジネスシーンで使われます。
レギュラーとワイドの中間に位置し、ビジネスシーンで最も人気のあるデザインです。
カッタウェイカラー（ホリゾンタルワイドカラー）
襟羽の開きが約180度で、ビジネスシーンやカジュアルな場面に適しています。
襟の開きが大きく、クールビズやノーネクタイのスタイルにもおすすめですが、クラシックな印象が少しカジュアルに見えるため、相手によっては不適切とされることもあります。
ボタンダウンカラー
襟先がボタンで留められているタイプで、ビジネスシーンやカジュアルシーンでの着用が可能です。
スーツスタイルの多様化により、ボタンダウンシャツにネクタイを合わせることも一般的になっています。
クールビズやノーネクタイでも襟がきれいに立ち上がる、スポーティーなデザインです。
ラウンドカラー
襟羽が丸く加工されたタイプで、カジュアルシーンに適しています。
襟の丸みが優しい印象を与え、ビジネスシーンにはやや不向きとされています。
基本のレギュラーカラーがきつく感じる場合は、首元に余裕のあるセミワイドカラーやワイドカラー、さらに開放感を求めるならカッタウェイカラーを検討するのも良いでしょう。
襟羽の開きが大きいほどカジュアルに見えるため、TPOに合わせて適切なワイシャツを選ぶことをおすすめします。
思い切ってオーダーやセミオーダーに挑戦してみましょう
「オーダーメイド」という言葉には、敷居が高い印象を持つ方も多いかもしれません。
私自身、オーダーメイドのワイシャツを作った経験はありませんが、より快適な着心地を求めるのであれば、オーダーメイドを試す価値は十分にあります。
ここでは、オーダーメイドでワイシャツを作る際のポイントをご紹介します。
オーダーメイドの種類を理解する
オーダーメイドのワイシャツにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
パターンオーダー
価格は5,000円からで、完成までに約2～3週間かかります。
店舗で用意された基準サイズをもとに、首回りやゆき丈などを自分のサイズに合わせて仕立てます。
イージーオーダー
価格は7,000円からで、仕上がりまでに約3～4週間かかります。
既存の型紙から選び、首回りやゆき丈、ウエスト、袖幅などを自分のサイズに調整してもらいます。
フルオーダー
価格は10,000円からで、完成には約4～5週間かかります。
採寸後、完全にオリジナルの型紙を作成し、襟や生地などすべての要素を自分の好みに合わせて仕立てます。
現在のワイシャツを持参する
普段使っているワイシャツを持参し、気になる部分を伝えることが重要です。
その上で、どのオーダー方法が適しているかを相談するのが良いでしょう。
使用シーンを伝える
ワイシャツをどのシーンで着用するかを伝えることも重要です。
定番デザインからトレンドデザインまで、使用シーンに応じた生地やデザインの選択が可能です。
具体的に相談することで、自分に合ったワイシャツが見つかります。
オーダーメイドは意外と難しくないかもしれません。
自分専用の唯一無二のワイシャツをぜひ作ってみてください。
ワイシャツの第一ボタンが苦しいと感じたら! 慣れも大切です
毎日着るワイシャツには、さまざまなデザインや種類があり、選び方には個人差があります。
紹介した方法でもまだ苦しさを感じる場合は、「慣れること」も大切です。
サイズがピッタリで、デザインも気に入ったワイシャツを手に入れたら、何度も着用して生地に馴染ませることが重要です。
まとめ
- 自分のサイズを把握しましょう
- 襟のスタイルを変えてみましょう
- オーダーやセミオーダーを試してみましょう
- 「慣れる」努力をしましょう
ワイシャツはスタイリッシュなシルエットが求められます。
サイズが大きすぎるとだらしなく見えることもあります。
身体にフィットしたワイシャツを見つけたら、リピートして購入するのも良いでしょう。
体のラインに沿った美しいスタイルは、周囲に好印象を与えます。
自分に合ったワイシャツを見つけ、快適に着用しましょう。
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